平成15年8月号
8月号 もくじ
*********** 今月のトピックス ***********
短冊に願いを込めて!~七夕のイベントより~
フォークダンスで楽しい一時~南橘フォークダンスクラブ~
白熱した部署対抗ソフトバレーボール大会!
グループホーム・デイサービスだより
療養棟笑顔グランプリ!
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
老いの夢
*********** 8月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
短冊に願いを込めて!~七夕のイベントより~
各部署にて様々な七夕のイベントが行なわれましたので、ご紹介します。
療養棟3階
療養棟3階では、7月10日に七夕の会を行いました。
当日は、大きなスクリーンを設置し「日本昔ばなし」のビデオを鑑賞しました。当初は「七夕さま」のビデオを鑑賞する予定も、
なんと貸し出し中というアクシデントにより他のビデオになってしまいましたが、とても集中して画面に釘づき状態でした。
その後、レクリエーションの時間を利用して作った七夕飾りの下で写真撮影をしたり、
願いを込めて書いた短冊を読み上げたりと楽しんでいただきました。七夕飾りには「早く歩けるようになりたい」
「美味しいものがたくさん食べたい」などそれぞれ個性的なお願い事が書かれておりました。皆様は何をお願いしましたか?
療養棟2階
療養棟2階では、7月6日に七夕祭りのイベントを行いました。
初めに、入居者の方々に短冊をお配りし、願いごとを書いていただきました。「早くお家に帰りたい」「病気が治りますように」
など思い思いに願いごとを書いていただきましたが、中には「宝くじが当たりますように」などユニークな願いごとを書かれた方もいました。
普段あまり字を書く機会が少ないので、自分で考えて字を書くということは、とても良いリハビリになったようです。
その後、アルコールやジュースを飲みながら楽しんでいただきました。 皆様の願いごとが少しでも叶いますように、
これからもリハビリを頑張りましょう。
通所リハ
通所リハビリでは、
7月9日に二日遅れの七夕イベントを行いました。
今回は二部構成で、まず前半は、昨年に引き続き織姫・彦星変装ゲームを行いました。昨年は利用者の方々に変装していただきましたが、
今回は利用者の方々の手によって職員を変装してもらいました。初めは皆さん遠慮がちにしていましたが、
徐々に大胆なメークや変装をするようになり、最後にはロマンチックとはほど遠い織姫と彦星になってしまい、一同大爆笑となりました。
後半は、職員による歌とポエムのワンマンショーということで、利用者の方々も真剣に見入っておりました。
こうして、静と動の二部構成による七夕のイベントは、盛会のうちにお開きとなりました。さて、
来年の七夕のイベントはどうなるのでしょうか?
フォークダンスで楽しい一時 ~南橘フォークダンスクラブ~
8月19日、デイルームにて南橘フォークダンスクラブの皆様による発表会が行われました。
当日は、色鮮やかな衣装に軽やかなステップを披露していただき、
利用者の方々もリズムをとったりと会場にはたくさんの笑顔が満ち溢れておりました。また、
誰にでもできる音楽に合わせた体操を指導していただきました。懐かしい曲でもあったので、皆さん唄いながら身体を動かしたりと、
楽しみながらリハビリ効果が得られたようです。
うっとうしい梅雨の時期、利用者の方一人一人の心が癒されたような一時でした。
白熱した部署対 ソフトバレーボール大会!
8月8日、県総合スポーツセンターサブアリーナにて、職員の親睦を兼ねた第一回名倉杯争奪ソフトバレーボール大会が開催されました。
当日は、総勢80名の職員が参加し、6部署に分かれたチームが、蒸し風呂状態の体育館の中、暑さにも負けず、日頃の運動不足も省みず、
普段のチームワークの良さを遺憾なく発揮し、各試合とも白熱したゲームを繰り広げました。 結果は、
通所リハビリチームが圧倒的な強さで優勝。2位は惜しくも療養棟2階チーム、3位はクリニックチームでした(以下療養棟3階チーム、
事務所チーム、グループホームチーム)。
試合後行なわれた表彰式では、優勝した通所リハビリチームに名倉院長より焼肉食べ放題の権利が授与されました。その後、
各チームに賞品が手渡され、順位予想を行ったトトカルチョ賞の発表など、多くの職員に豪華景品が渡りました。
今回のソフトバレーボール大会では、大きな怪我もなく、また賞品がかかると職員の目の色も変わるなど、
初めての試みながら大成功のうちに終了することが出来ました。好評につき、次回大会を検討しております。職員の皆さん、お疲れ様でした。
グループホーム・デイサービスだより
GHIII
グループホームIIIでは、7月24日にカラオケボックスに行って来ました。皆さん、懐かしい歌や思い出の曲など熱唱され、
とても満足している様子でした。また、昼食として美味しいピザとポテトフライをいただきました。食べたり歌を唄ったりととても盛り上がり、
最後はスタッフがピンクレディーの歌を振り付きで披露しました。皆さん、とても喜んでいただき、「とても楽しかったよ」「また行きたいね」
などの声が聞かれました。また皆でカラオケに出かけたいと思います。
GH I
7月15日、グループホーム・デイサービス合同で榛名養護学校の生徒さんとの交流会を開きました。ほんの一時でしたが、
とても素晴らしい思い出となりました。入居者の方々は、自分のお孫さんを見守るような優しい目で、
生徒さん達の歌やゲームをする姿を見守っておりました。また養護学校の生徒さん達は、
お年寄りの皆様に暖かい手をそっと差しのべてくれました。インディアンゲームでは、私たちも童心に戻って楽しく参加させてもらいました。
このような交流会がこれからも続けられることを楽しみにしております。榛名養護学校の皆様、本当にありがとうございました。
GH II
グループホームⅡでは、7月10日にスタッフの鵜飼さんによる「ふるさと話」として、鵜飼さんのふるさと・岩手県のお話を皆で聞きました。
昼食後のとても眠い時間でしたが、眠そうな目を擦りながら集まってきた入居者の皆さんは、話が始まると興味深そうに聞き入っておりました。
岩手県の地図を張り、鵜飼さんの質問に対し大きな声で答える姿は、さながら小学校の授業をしているようでした。
DS
デイサービス 7月4日、昼食に「とんでん」へお寿司を食べに出かけました。皆でランチを注文したのですが、
運ばれてきた料理の品々がとても多く、どこから手をつけようかと迷いながら美味しくいただきました。
7日の七夕の日には、皆で「わらびもち作り」をしました。わらび粉の量を多く入れ過ぎたせいか、
わらび粉が固まるにつれ混ぜているしゃくしが重くなりとても苦労しましたが、冷たくひやして美味しく頂くことができました。
21日には、中里美枝様の誕生日会を行いました。利用者の中山エイ様より「おばあちゃん、おめでとう」とお祝いの言葉をいただき、
とても和やか雰囲気でした。
療養棟笑顔グランプリ
笑顔グランプリに選んでいただきありがとうございます。これからも、皆様と楽しく元気に過ごせますよう頑張りますので、宜しくお願いします。
船津 美佳
投稿作品
老いの夢 橋本 利三
2003年5月22日の朗報「三浦雄一郎さんが地球のてっぺんのエベレストの山頂に立った」というニュースは、果てしもない経済低迷とか、
SARSや地震だとか暗い話ばかりの中で久々に明るいニュースであった。
雄一郎さんは今年70歳で、世界最高齢登頂記録と親子同時登頂という快挙を成し遂げたのである。テレビで聞くところによれば、
雄一郎さんは、父親の敬三(93歳)さんと一緒に住もうと誘ったが、敬三さんは「一人暮らしが良い」と自分で何もかもして暮らし、
百歳になったらモンブランの氷河を滑走したいと夢見ているそうで、この凄い父親の生活姿勢に驚いて、
自分も五年前にエベレスト登頂の夢を抱き、七十歳になったら登ろうと心に決め、
すっかり衰えた身体を鍛え直そうと涙ぐましい日々の訓練を自己に課し、この間の苦労が報われて今度の壮挙が行われたというのである。
老いることは難しいことである。私などは、ただ老いるだけでも立派なことだと思っている。しかし、
ただ老いるだけではいくら長命しても寝たきり老人や痴呆になっては家庭の人達に迷惑をかけるだけだ。
死ぬまで自分の身の回りのことは自分で賄えるように、日頃から訓練を自分に課するようにしたいものだと思う。
今回の三浦さんの偉業をみて、日頃、院長先生が言われている「夢を持て」という意味がよく分かったように思います。
どんなに小さなことでも良い、お互いに夢を持ち、これからの人生を明るく、楽しく送りましょう。私は今、「いつまでも一人でお風呂に入ろう」
という夢を持って頑張っております。
名倉院長の健康豆知識
牛乳神話について
今年も我が創春館には沢山のツバメが飛来し、各所に巣作りを行い、今年は最高の合計4、50羽近くのツバメが南へ帰って行きました。
ツバメの巣の始末で職員は大変な思いをしたのでしょうが、お蔭様で沢山の可愛いヒナ鳥の姿を見ることができました。
親鳥が運んでくる餌を奪い合うヒナ鳥を見て、必死に食べ物の事ばかり考えた時代があったなと感傷に浸るのも、
私なんかの年代が最後かも知れません。
高齢者の方々にとって、そうした食べ物にまつわるノスタルジックな感傷を最も刺激する食べ物の一つが牛乳のようです。
第二次大戦前から戦後にかけて食料事情の乏しい環境の中で、牛乳は憧れの的となる食品の一つでした。そして、若い頃、
憧れの牛乳を飲用出来なかった現代の高齢者の方々は、今の時代、牛乳を勧められると牛乳を飲める境遇を喜び、
牛乳が百薬の長であるかの様に飲用し始めています。曰く「牛乳を飲んで充分な栄養を」、曰く「骨粗鬆症予防には牛乳を」、曰く
「便秘には牛乳を」、牛乳を飲むことが健康で豊かな老後を保証するようなムードに包まれています。しかし、実際のところ、
基礎代謝の低下した脂肪たっぷりの高齢者の方には、牛乳はそれ程必要な飲み物ではありません。
「牛乳を飲んでカルシウムを」と言いますが、では、そのカルシウムはどこから来たのかと言えば、牛の食べる草からということを考える時、
強いて牛乳を飲まなくとも野菜から充分なカルシウムが摂られると考えられます。
そしてカルシウム吸収の問題はカルシウム摂取量の多寡によって決まるほど単純なものではありあません。高齢者の方が美食に溺れ、
脂肪たっぷりで膝や腰が痛い、血糖やコレステロールが高いと騒ぐのは、あまり美しい姿ではありません。
いたずらに商業ベースの健康宣伝に踊らされず、長い間の人生経験の叡智から自分の頭で自分の健康について考える、
そうした人生の先輩としての立派な姿勢が高齢者の方々には求められています。
小泉先生の紹介
今年の六月より入職されました小泉先生を紹介します。皆様、宜しくお願いします。
小泉先生への質問コーナー
専門分野は?
内科(腎臓、膠原病学が専門です)
簡単な職歴を教えてください。
群馬大学第三科、東邦病院、島田記念病院、
松井田病院、国立療養所楽泉園、国立高崎病院です。
創春館の感想は?
とても明るく、過ごし易いと思います。
利用者の皆様へ、この夏を乗り切るためのアドバイスをお願いします。
どうも初めまして。小泉隆一と申します。先程の質問の病院を回り、当院で本年六月よりお世話になっております。 長い梅雨も終わり、
急に夏という感じになり、皆様もかなり疲れていらっしゃるのではないかと思われます。やはり夏というと、
暑さのため脱水になる方が多く見受けられます。この脱水を起こすと、重度の場合、脳梗塞や熱中症といった病気になる恐れがあります。
これを予防するには、普段より少し多めに水分を取ったほうが良いと思われます。この脱水になると、まず症状として、ふらつき、
めまいなどを起こします。こうした症状がある場合は、無理せず早めにご相談ください。皆様、今後とも何卒宜しくお願いします。
8月の行事予定
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編集後記
夏本番!と思いきや?すでに秋の香りがする今日この頃・・・。なんだか今年の夏は思いっきり肩透かしされたような気分ですね。猛暑、
猛暑の真夏日が続くよりは良かったでしょうかね。
早いものでアッという間に秋から冬へ・・・。今年も半分過ぎてしまったのかと思うと、まだまだやらなくてはならないことだらけで・・・。
焦らず、ゆっくりとやっていきたいと思います。
広報委員 山川