平成15年11月号
11月号 もくじ
*********** 今月のトピックス ***********
楽しかった運動会~各部署の運動会から~
ノースウインドオーケストラ来る!
睦会による踊りの発表会
グループホーム・デイサービスだより
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
父親の病気
*********** 11月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
楽しかった運動会 ~各部署の運動会から~
十月はスポーツの秋ということで、各部署に於いて運動会が開催されましたので、
その模様をご紹介します。
参加された利用者の皆様、本当にお疲れ様でした。
療養棟2階
療養棟二階では、十月八日に運動会を行いました。
当日は、開会の挨拶、院長先生の挨拶、入所者代表の選手宣誓、ラジオ体操・・・と、ここまでは、いつも通りの運動会の流れで進みました。
その後は、入所されている方々のほとんどが車椅子を利用されているので、座った姿勢で楽しくできる競技を担当職員なりに考え、風船送り、
玉入れ、職員による車椅子リレーの三つの競技を行いました。
入居者対抗の風船送りと玉入れは、両種目とも三回戦づつ行い、全て引き分けという結果となりました。次の職員対抗による車椅子リレーでは、
普段、入所者の方々の車椅子を押している職員が車椅子に乗ることにより、車椅子の方の目線を再確認することができ、
入所者の方々の大きな声援を受けながら一生懸命に競いました。中には、数日後、筋肉痛になった職員もいたようです。
普段「体を動かす」といったら、リハビリと集団体操、居室から食堂までの車椅子の移動ぐらいですが、
今回の運動会では普段以上に体を動かしていただき、たくさんの方から「楽しかったよ」と素敵な笑顔を見せていただくことができました。当日、
大活躍して下さった利用者の皆様、本当にお疲れ様でした。
療養棟3階
療養棟三階では、十月十六日に秋の運動会を行いました。当日は、スプーンリレー・玉入れ・
職員によるあめ玉探し競争の三種目で熱戦を繰り広げ、大いに盛り上がりました。 前日、職員が万国旗の取付けを行っていると、
「明日は何かあるのかね」と質問をされる入居者の方々もおり、運動会があることを説明すると、「そうかい、楽しみだね」
と興味を持たれる方々もいらっしゃいました。中には「私、運動会はいいよ」と言われていた方が、いざ競技が始まると、
他の誰よりも一生懸命取り組んでいらっしゃったり、
あめ玉探し競争に入居者の方が飛び入り参加していただいたりと大いに盛り上がった運動会となりました。
参加された方々の終了後の笑顔とおやつをいつも以上に美味しそうに召し上がっている姿が印象的でした。
通所リハビリ
通所リハビリでは、十月九・十日の二日間、恒例の秋の大運動会を開催しました。
初めに利用者の方々による選手宣誓が行われた後、三チームに分かれ競技が行われました。初めは定番の玉入れです。
今回は少しルールを変更し、持ち球一人三球で一発勝負としました。そのためでしょうか、一人一人、一球一球、
真剣な眼差しでカゴをめがけて投げ入れておられました。次の競技は風船送り競争でした。この競技は、
利用者の方々と職員とのコンビネーションが勝負の分かれ目となりました。そして、大盛り上がりのうちに競技は終了し、迷?
リーダーと利用者の方々による応援合戦の得点を加えた結果、二日間とも黄色チームが優勝しました。
表彰式の後は、来年の健闘を誓い、大運動会は無事終了しました。ところで、
写真に写っている利用者の方々の輪の中にいるうしろ姿の人は誰でしょう?
ノースウインドオーケストラ来る!
去る十月十八日、デイルームにて「ノースウインドオーケストラ」による吹奏楽コンサートが開催されました。
昔から馴染みのある童謡や美空ひばりのヒットメドレー演奏では、参加された利用者の方全員が手拍子をしたり、
リズムに合わせて体を揺らしたりと大満足の様子でした。 普段、まわりに関心を示さない利用者の方も、
この日は楽団の方を見つめながら涙を流すなど、私たちスタッフも感動してしまいました。また、
アンコールでは利用者の方のリクエストに答えていただき、皆さん大喜びでした。 次回は、クリスマスコンサートを開催してくれるそうです。
利用者の方々も私たちスタッフも今から楽しみにしております。
睦会による踊りの発表会
十月十六日、デイルームにて睦会の方々による日舞や長唄などの発表会が行われました。
当日は、花笠音頭から始まり舞と歌を折り混ぜた内容で、楽しい歌と踊りの華麗さに見入る一時となりました。
睦会の発表は今回が初めてでしたが、
参加された利用者の方々は舞妓さんによる古典舞踊に体を動かしたり振りを真似てみたりと笑みを浮かべながらとても楽しまれていたようでした。
また、司会をしていただいた会長の高木萌様は、九十歳を過ぎてなお、お元気でいられ、その声量の凄さに一同驚きでした。
歌と古典舞踊、新舞踊の全八曲に加え、楽しいトークと最後には職員も参加しての花笠音頭と、大変盛り上がった発表会となりました。
グループホーム・デイサービスだより
GHII
グループホームIIでは、十月五日、
群馬町にある「埴輪の里」へコスモス見学に出掛けました。 当日のコスモスは三分咲きだったので、入居者の方々からは
「また行きたいね」との声があがり、二十三日に再度見学へと出掛けました。 秋の晴れた空に、辺り一面満開のコスモス畑。
その光景に目を輝かせ、皆様、感動されておりました。これからも自然との触れ合いを大切にして行きたいと思います。
GH I
グループホームIでは、
十月二十七日にリンゴ狩りに行ってまいりました。 当日は天候にも恵まれ、とても暖かく穏やかな中、リンゴ狩りを楽しむことが出来ました。
なかには、家族におみやげを買われている入居者やスタッフもいたようです。 その後、フラワー牧場にてお弁当を食べ、
お腹も大満足のなか笑顔で無事帰ってくることができました。「いい天候に恵まれて良かったね」と、戻ってきた後も話が弾んでおりました。
GH III
グループホームIIIでは、
十月二十九日、赤城山へドライブに出掛けました。 真っ赤に色づいた紅葉を見て感動のあまり声を上げる方や、
紅葉の美しさに見惚れしまう方など各々満喫しているようでした。 「こんな綺麗な風景を見せてもらって、本当ありがたい・・・」
と大変喜んで下さいました。その後、木の家に立ち寄り、手作りのお弁当を皆で頂きました。食後は、
どんぐりや栗拾いをして楽しい一時を過ごすことが出来ました。
DS
デイサービスでは、十月二十二日、
テラスにていも煮会を行いました。 当日はあいにくの天候となってしまいましたが、利用者の方々に野菜を切って頂き、
楽しく料理することができました。自分たちで作ったいも煮の味は、とても美味しかったです。 デイサービスでは、十月二十二日、
テラスにていも煮会を行いました。 当日はあいにくの天候となってしまいましたが、利用者の方々に野菜を切って頂き、
楽しく料理することができました。自分たちで作ったいも煮の味は、とても美味しかったです。
投稿作品
我々は幸せだ 橋本 利三
「私は、俺は、目が、耳が不自由で困る」
「私は、俺は、足が、手が不自由で困る」
不自由なことばかり見ていては気持ちが暗くなる。反対側から見てみよう。
「私は目が見えないが、耳が聞こえる」
「俺は耳が聞こえないが、目が見える」
「私は手が使えないが、足はしっかりしている」
「俺は足が利かないが、手は使える」
ほーら、目の前が明るくなるだろう。ほら、口が訊けるだろう。足の運びが良くなっただろう。
創春館に通っていられることは幸せだ、つくづく幸せだと思う。ここに通いたく思っても、このような施設(創春館)を知らなければ通えない。
知っていても、家の人が承知してくれなければ、通えない。承知しても、体が動かなくては通えない。体が動いても、
創春館が認めてくれなくては通えない。認められても、運転手さんが来てくれなければ通えない。
こんなに沢山の条件を乗り越えて私どもは、通えるのだ。家の人に承知してもらったことに感謝することだ。自分の体にも感謝だ。
良い体をもらった親にも感謝だ。創春館にも感謝だ。運転手さんにも厚くお礼を言わなければならない。なかでも、
良い仲間がいることは有り難い。創春館の仲間達よ!「楽しく、明るい創春館」になるよう心掛けましょう。
名倉院長の健康豆知識
父親の病気
赤城山は私の庭のようなものです。時々、別に紅葉を愛でるという訳でもなく、赤城山中を彷徨します。誰もいない山中深く、
さ迷い歩きながら、遠くでこだまする鹿の声や、近くで突然バタバタと飛び上がる雉の尾の美しさに感動する自分を省みて、
ふと鉄砲を担いで山中を犬と獲物を追いかける父の姿がオーバーラップすることがあります。通所リハビリの北澤さんや難波さんは父と同世代で、
父の懐かしい匂いがするようで、元気なお姿に何とも嬉しい気持ちが満ちてきます。
私は父が四十一歳の時に生まれた訳ですから、半分おじいさんのような存在でもありました。同志社大学では柔道部のキャプテンで、
戦争では南支からシンガポールまで従軍経験を有する父は、私なんか足元にも及ばないほど精神性が高く、
かっこよく言えば孤高の人であったような気がします。友達付き合いも少なく、狩猟が唯一の趣味で、山鳥・鴨・雉・鹿・
猪などの肉を食べさせられました。雉と鴨のすき焼きは秋・冬の定番で、嫌々ながら肉をつっついた記憶があります。そのせいか、
今でも鳥肉はあまり好きではありません。家族以上(?)に犬を愛し、コップ酒とタバコに明け暮れる豪快な父親でした。
俺は医者にかかったことがないと豪語する父親に身体の変調が訪れたのは、父が五十六歳(私が十五歳)の頃でした。
知人の紹介で大阪大学医学部で診ていただいたところ、胃癌の末期ということでした。約一年の闘病生活で亡くなった訳ですけれども、
突然の父親(大黒柱)の喪失は、当然のことですが、その後の家族に様々な災忌をもたらしました。父親の病因は特定することはできませんが、
酒・タバコ・ストレス・食生活など生活習慣に起因するところが大きいと考えています。しかし、
当時はそうした生活習慣が発癌に関係するなど考えられない時代でした。現在では、間違った生活習慣が死に直結することは明白です。
現在、肥満・高血圧・糖尿病・過度の飲酒・タバコなどの危険因子を抱えている人は、家族や周囲の人々を悲しみに陥れないためにも、
自分の与えられた責任をまっとうするためにも、医者の話を真摯に受け止めていただきたいと心から願っています。命の問題は、
とり返しがつかないのですから。
11月の行事予定
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編集後記
朝晩めっきり冷え込むようになってまいりましたが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
スポーツの秋、芸術の秋といわれますが、私はやっぱり食欲の秋です。冬ごもりをする動物達と同じで、
人間も冬に向けて蓄えるために秋には食欲が増すと聞いたことがありますが・・・。私も熊と一緒なのでしょうか? 皆様も十分な栄養を摂って、
これから来る冬に向って頑張りましょう!
広報委員 石倉