平成15年12月号
12月号 もくじ
*********** 今月のトピックス ***********
皆様に感謝!感謝です!!
~サンクスギビングデー(感謝祭)より~
楽しかった紅葉狩りと誕生日会
~通所リハビリの行事より~
おやつ作りと松村夫婦の結婚式
ジャンケン・ポイ! 結果は…?
グループホーム・デイサービスだより
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
クリスマスのロマン
*********** 12月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
皆様に感謝!感謝です!!~サンクスギビングデー(感謝祭)より~
11月9日、サンクスギビングデー(感謝祭)が行われましたので、ご報告します。
参加いただきました入所者様、利用者様、そしてご家族の皆様、本当にありがとうございました。
11月9日、創春館1階フロアおいて法人全体の催しとして、今回は『感謝』という言葉をキーワードに、人に・地域に・収穫に・生命に・
平和に・そして全てのことに対して感謝する意味をこめた「サンクスギビングデー(感謝祭)」を行いました。
当日は、あまり天候には恵まれませんでしたが、午前中は職員総出で大堰川や近隣周辺の清掃、
施設内外の清掃及び花壇の花植え等の環境美化活動を実施しました。
そして、午後より館内にて「サンクスギビングデー」を開催しました。玄関や廊下にはお花紙で作られた紅葉の赤城山や大鳥居の壁画、
ちぎり絵、水彩画、レース編み等入所者・利用者の方々が作られた作品が所狭しと飾られました。模擬店コーナーでは、
手作りこんにゃくによる味噌おでん、
グループホームの畑で収穫された里芋入りのけんちん汁やじゃがバターなど秋の味覚を楽しんでいただきました。また、
プリクラや体力測定のコーナーも好評でした。ステージ発表では、南橘フォークダンスクラブの皆様によるダンスや職員のど自慢、入所者・
職員合同の合唱、男性職員によるダンスや組体操等盛りだくさん内容でした。
最後に、参加者全員でスマップの「世界に一つだけの花」を大合唱し幕を閉じました。当日は、
皆様に楽しんでいただき事故もなく無事終えることができました。皆様、本当に感謝!感謝!感謝!です。
男性職員による組体操
療養棟入所者による合唱
楽しかった紅葉狩りと誕生日会 ~通所リハビリの行事より~
通所リハビリでは、11月3日~8日の一週間で紅葉狩り、11月26日~29日の四日間で11月の誕生日会を行いました。
紅葉狩りでは、昨年同様、赤城山に利用者様をお連れし、中腹の休憩施設でおやつや梅酒を楽しんでいただきました。幸い天候にも恵まれ、
山々の木々の織り成すハーモニーを存分に楽しんでいただけたようです。利用者様の声で一番印象に残ったことは
「紅葉なんて今年はまだ一度も見に行ってないのよ。見に来れて本当に良かったわ」でした。
普段なかなかお出かけする機会の少ない利用者様のためにも来年以降も続けていきたいと思います。
また、誕生日会では、職員より誕生日を迎える皆様へ色紙のプレゼント、誕生日者様からは歌や一芸等の披露をいただき、
参加者全員大変盛り上がりました。利用者様の思わぬ一面や生い立ちをお聞きし感動して涙を流される方もいらっしゃいました。また、
誕生日者様から職員へのお褒めのお言葉もありがたく頂戴しました。これからも日々努力していきたいと思っております。
追伸 通所リハビリ職員の瀧上奈美さんが、産休に入りました。丈夫な赤ちゃん(名前は与作?)を産んで、
また元気に創春館へ戻ってきてください。
おやつ作りと松村夫婦の結婚式
療養棟2階では、11月19日にケーキ作りと松村夫婦の手作り結婚式を行いました。美佳さんは白いドレスに身をまとい、
憲ニくんはスーツ姿で登場し、始めにキャンドルサービスを行いました。各テーブルにキャンドルを用意し、
二人で火を灯すと入所者の方々からお祝いの拍手とライスシャワーがかかり、二人はとても嬉しそうでした。
そして、おやつ作りの際、この式のためにと憲ニくんが自ら作ったケーキで、ケーキ入刀。出来栄えは・・・でしたが、
お味はとても美味しかったようです。
入所者の方々から沢山の祝辞をいただき、とても幸せそうな二人を見ていて自然と涙されている方々も多く見うけられました。
皆様からの祝福の言葉に、二人もとても気が引き締まったようです。利用者の皆様も二人が自分のお孫さんのように思えるようで、
とても嬉しそうでした。 憲ニくん、美佳さん、これからもお幸せに。
ジャンケン・ポイ! 結果は・・・?
療養棟3階では、11月27日に「ジャンケン大会」を行いました。はじめに4つのグループに分け、
その中で勝ち抜いた方一名を代表者とし決勝戦を行いました。
「ジャンケンは昔からダメ・・・」という方も、いざ、かけ声がかかると真剣な表情で相手の手を見つめていました。
ジャンケンは三のうちから一つを出して勝負するという簡単なものでありながら、何度も続けて勝つということはとても難しいことです。
上位に入賞された方は、「偶然です」「何も考えずにやりました」と言っておりましたが、勝負事というのは欲を出し過ぎず、
無心で望むのが勝つ秘訣かな?と考えさせられました。 どうせやるなら、勝ちたいジャンケン!しばらくの間は欲を出してしまいそうです。
グループホーム・デイサービスだより
DS
デイサービスでは、11月3日と6日に「たこ焼きパーティー」を行いました。
3日は室内で行い、6日は天気も良かったのでテラスへ出て行いました。
当日は、利用者の方々にネギ、ゆで玉子、紅生姜などの材料を細かく切ってもらい、溶いた小麦粉と混ぜ合わせ型に流し込みました。
少し固まったところで、くしで返しコロコロ転がすように焼いていただきました。返すのにとても苦労しましたが、たこ焼きがクルクル回ると
「面白いね~」と言って楽しみながら焼いておられ、自分の作ったたこ焼きを満足そうに食べておられました。
GH I
グループホーム Iでは、
11月2日、水沢方面へ紅葉狩りに行ってきました。 当日は、天候にも恵まれ、車中より素晴らしい秋桜畑を眺めながら「水沢観音」
に到着しました。山々は見事なまでに錦に輝き、たくさんの観光客、普段見慣れぬ光景に一同喜びと戸惑いで浮き足立った感じでした。
帰り道、「かび屋」に寄り里芋の焼き串を買い、水沢の紅葉を思い出しながら三時のおやつに頂きました。
GHII
グループホーム IIでは、玄関前に掃いても掃いてもたまる落ち葉にため息の出る毎日ですが、
よく晴れた12月2日の日に落ち葉を利用して焼き芋を作りました。
入所者の方々に集めていただいた落ち葉にスタッフが火を点け、1時間後には美味しい焼き芋が出来上がり、3時のおやつに全員で頂きました。
ホクホクの甘いさつま芋に皆さんの顔もほころび、初冬を感じさせる一時でした。
これからも季節感を味わえるようなおやつ作りを考えていきたいと思います。
GH III
グループホーム IIIでは、
11月7日の習字教室の時間に感謝祭に向けて作品作りを行いました。
いつも習字を教えてくださる京子先生の手本に、いつも以上に緊張しているようでした。
俳句を趣味とするMさんの句もHさんの毛筆により一層引き立ち、初めは恥ずかしがっていたMさんも嬉しそうに微笑まれていました。
もくもくと書かれる入所者の方や「肩が痛い」と休みながら書かれる入居者の方など様々でしたが、出来上がった作品を前に
「上手く書けましたね」と皆さん喜ばれていました。
投稿作品
教員冥利につきる話 橋本 利三
昨夕、夕飯を食べていると、電話がかかって来た。本田君である。
「先生、しばらくでした」「やぁ、しばらく」「今夜は嬉しくてねぇ~、先生のところへ電話をしちまったんだよ。私の娘が昨日、
数学の博士号を取ったんでねぇ~、嬉しくってねぇ~」「ふーん、偉いことやったなぁ~。本田も数学が良く出来たもんなぁ~。
お前の才能が娘に現れたんだょ、とにかくおめでとう。よく知らせてくれたなぁ~、僕も嬉しいよ」「名前はなんて言うの?」「恭子です」
「じゃ、恭子さんにも『おめでとう』って言っておいてくれ」「どうもありがとうございます。今、酒を飲んでいるんで、
いろいろ先生に話したくなっちゃったんでねぇ・・・」
いろいろ話をしたが、この本田君は私が桃川小で初めて受け持ちをした児童(尋常2年・3年・6年)である。彼は、青柳出身
(龍蔵寺の北西の十字路の北東に家があった)で、6年生のころ、中学講義録を読んだのを偶然に見つけ、
将来見込みのある子供と楽しみにしていた子供であるが、高等科を出てから前工に進んだ後、東京へ出て出版所で働いていました。
私が教員を辞めた時(25年前)、暫くぶりに見えた本田君は、「先生、自伝を書きませんか?」と勧めてくれ「我が子らに」を出版したり、
10年前には囲碁を打ったりと昔の思い出深い教え子である。娘さんのことまで報告してくれるなんて教師冥利に尽きるものだなぁと、
つくづく思ったものである。ちなみに、私も数学専攻なので、自分の孫弟子が博士号を取ったような気分で心から喜んでいる次第である。
喜びは更に続く。家の孫娘が8月に結婚したのに続き、東京の孫娘も10月11日に東京の東郷会館で式を挙げることとなり、
東京まで参列して来た。往復10時間も車に乗っていたのだから本当に疲れた。が、とても嬉しかった。 創春館に通っているお陰で、
長生きしてよかったなぁとつくづく感じ、院長さん始めスタッフの皆さんに深くお礼を申し上げる次第である。
名倉院長の健康豆知識
クリスマスのロマン
今年もクリスマスを迎える季節となりましたね。クリスマスが近づくと人々はとてもロマンチックな気分になり、
ロマンチックな出来事を演出するようです。
例えば、当クリニック総務部の木暮君の場合、プロポーズはクリスマスイブの夜でした。場所はよく知りませんが、
とにかくベンチに彼女と腰掛ながらプロポーズを切り出すタイミングを図っていたそうな・・・。
木暮君、「今年のサンタさんは何を持って来てくれるのかな?」
きょとんとする彼女。
木暮君、ここぞとばかり、やおら胸元からエンゲージリングを取り出し、「これだよ」と言って自慢げに彼女の前に輝くリングを差し出す。
「・・・・・」長い間待っていた言葉を聞いて感動し涙ぐむ彼女。
二人ひしと抱き合い、熱い抱擁を交わし・・・たかどうかは聞き逃しましたが、私なんかこのロマンチックな演出を何度聞かされたことか!でも、
何度聞かされても良い話です。木暮君から直接詳しく聞くと、もっと素敵な話で感動します。是非、一度聞いてみてください。
何度でも話してくれます。
私の場合?私のクリスマスのロマンは甘く切ないものです。高校2年の時、
クリスマス活動というので知り合った女子高の女の子に一目惚れしてしまったのです。彼女を見た途端、世界が変わりました。
ただ眺めていただけの女の子でした。クリスマスイブの夜のこと、サッカー部の友人の家へ十数人が集合し騒いでいました。その時、突然、
根木昭という卓越した秀才(現在、神戸大学眼科学教授)が私の元に近寄り、こうつぶやいたのです。「名倉なぁ、俺、K・
Mさんのことが好きなんだ!今夜なんとかお近づきになるために彼女の家へ一緒に行ってくれないか?」
日頃の秀才の思いもよらない情熱的な申し出に圧倒されましたが、もうお察しのようにK・Mさんは私が一目惚れしたその人でした。
私と根本と彼女は一緒にクリスマス活動をやった仲でした。自分も彼女のことが好きだと打ち明けられないまま、
私達は勇を鼓して彼女の家の戸を叩きました。夜間、突然、若い男性2人に押しかけられた彼女のお母さんは驚いた様子でしたが、
快く彼女を出してくれました。ただ眺めていただけの彼女との時間は夢中でよく覚えていませんが、多分、他愛もない話をして帰ったと思います。
帰り路、私に感謝しながら嬉しそうに彼女のことを話す根木の顔を見ながら、もう私は彼女のことを諦めていました。後年、
2人は結婚したと風の便りに聞きました。
ジングルベルが鳴り出すと、いつも未完成に終わった恋心が憶い出されます。「老いるということの味わいの一つに追憶があります」
と石原慎太郎氏は語っています。私もそんな年になってきたようですが、同時に「今年のサンタさんは何を持ってきてくれるかな?」
と問いかける愛情に満ち溢れた積極的な愛情表現をしていくことも忘れないでいたいと思います。 皆様方、どうぞ良い年をお迎えください。
12月の行事予定
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編集後記
今年も残すところ、あと1ヶ月。クリスマス、忘年会と何となく慌しいこの時期、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私は寒い夜に一斉に輝くクリスマスイルミネーションを見ながら家に帰り、熱~いお風呂にゆっくりつかって癒される、そんな今日この頃です。
さて、さんぽみち12月号、お楽しみいただけたでしょうか?来月は年明けの新春号、ますます盛り上げていきますのでご期待ください。
広報委員 富岡