平成28年2月号
・今年もいいスタートを切りました
・今月の事業所便り
・今月の行事予定
・院長先生の健康豆知識
・リハビリコラム
・文芸作品
・お詫び
・編集後記
今年もいいスタートを切りました
あかしあの里三棟合同新年会
あかしあの里では、1月17日の日曜日にあかしあの里Ⅰにて、家族様参加のもと「平成28年 三棟合同新年会」を行いました。
開会にあたり、各棟のホーム長より挨拶がありスタートを切りました。次に、毎年恒例の餅つき大会にはいり、スタッフやご家族と一緒に、各棟代表して2~3名の入居者の方に餅つきをしていただきました。周りからの「よいしょー!よいしょー!」のかけ声と共に皆さん勢いよく、餅つきを楽しんでおられました。
今年参加されたご家族は、入居者様とひとときの時間を一緒に過ごされ、入居者様の元気な姿に安心されていたようでした。またある方は恥ずかしそうに「餅はついたことないよー」と言われていましたが、いざつき始めると楽しそうに何回もついていました。それを見ていて、昨年の新年会からもう一年たったのだなぁ~と昨年の様子を思い出し、今年も体調を崩している方もなく、新年会を迎えることができたことに感謝の気持ちが涌いてきました。
餅つきが終わると次はご家族にも参加していただいた、和歌を詠むコーナーです。今年のお題は「さる」。皆さんいろいろユニークな作品を作ってくれましたが、今回はご家族の作品を紹介させていただきます。
早く来い 人の心や 木の芽から
寒さとりさる あったかな春
見たくても また聞きたくも 話せない
そんな我慢を 猿にさせまじ
猿ヶ京{猿が今日} 温泉入って リフレッシュ
和歌を詠み終わった後には、ボランティアさんによる歌謡曲、舞踊の余興の披露です。
新年会らしく、きれいな和服を装いギターの弾き語りで歌謡曲を数曲、そして舞踊を披露してもらいました。皆さん楽しそうに見入っておられました。
その後お楽しみの昼食の時間になりお食事と共に、つきたてのお餅をきな粉、あんこ、辛み大根にからめて提供し、皆さん美味しそうに食べていらっしゃいました。その後、閉会になり、今年の新年会は終了しました。
今回、新年会を行うにあたり、小さなハプニングなどもありましたが、無事に終了することが出来ました。参加いただいたご家族につきましては、心から感謝いたします。来年も皆様に喜んでもらえる新年会を開けるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。
今月の事業所便り
わきあいあい
青空に映えるロウバイの花
デイサービスわきあいあいでは、1月上旬に子持村のロウバイの郷へ散策に出掛けました。今年は、暖冬という事もあり、例年よりも一ヶ月近く早い開花となっていました。訪れた日は、天気も良く穏やかな日で、青空に映えるロウバイの花を見て「今年も来られて良かった。」「1年1年、木が大きくなるのを見られるのは良いね!」と皆様、歓喜の声を上げていました。これからも皆様に喜んでいただけるようなイベントを企画していきたいと思います。
療養棟三階
笑いが絶えない新年会
療養棟三階では、7日に新年会を開催しました。皆様が絵馬にそれぞれのお願い事を書き、それを発表させていただき、職員たちで作った鳥居の前で、皆様とお参りをしました。利用者の方々は「元気に過ごしたい。」「リハビリを頑張りたい。」などの様々なお願いが聞かれました。お参りが終わると。書初めや申年に因んでサルの被り物をかぶったりし、笑いが絶えない新年会でした。今年も皆様が元気にお過ごしいただけますように。三階では今年も皆様に満足していただけるイベントを考えていきたいと思います。
春らんらん
幸先の良い初詣
春らんらんでは1月12~15日と25日に、上野総社神社へ初詣に行ってきました。お天気に恵まれ、新年初の外出行事はとても幸先の良いスタートを切りました。(18日からの降雪など誰も予想していない頃です。)神社へ向かう車中では外の景色を眺めたり、お願いすることを考えたり、歌を唄ったり、とても賑やかに過ごされ、到着するときれいに飾られた提灯に、皆の目は釘付けになりました。そして、本殿に向かう途中にある大きな猿の絵馬を見て。『びっくりポンやぁ、立派だねえ、こんなの見たことないよ。』と驚かれている方もいらっしゃいました。お賽銭を入れて、手を合わせてそれぞれにお祈りされました。
今年も皆様がお元気にお過ごしいただけますように。
ケアセンター朱咲
朱咲の家 おもちつき会
1月はもちつき&おしるこ作りを行ないました。「海軍の腕を見せる!」と張り切ってお餅をついてくれる男性利用者様。「よいしょー」のかけ声に合わせて沢山のおもちを勢いよくついて下さいます。合いの手を入れる女性職員との息もぴったりです!新年の行事としても、餅つきは雰囲気も良く利用者様より沢山の笑顔をいただきました。できたてのおもちを、手作りのあんこで作ったおしるこにして、みんなで美味しくいただきました。「やっぱりつきたてはおいしいね。」「中々食べられないよ!」などと、大好評に終わったおもちつきになりました。
通所リハビリ
恒例の獅子舞で新年会
新しい年を迎え、通所リハビリでは1月4日に新年会を行いました。乾杯に始まり毎年恒例の「獅子舞」から元気にスタートです。手作りの獅子ですが、皆さんの健康を祈る元気な舞となりました。続いての出し物は、私も出演した「安来節」です。数年ぶり二回目のお披露目となり、あまり上手ではありませんでしたがアンコールをいただき、嬉しいやら・・恥ずかしいやら・・。その後「染之助・染太朗」「福笑いゲーム」「職員羽根つき大会」「おみくじ」が行われ盛りだくさんの一時間でした。これからも熱心にリハビリに励まれている皆さんに、笑いのひとときをお届けできるようイベントを企画して行けたらと思います。
あかしあの里Ⅲ
合同お誕生日会
あかしあの里Ⅲには1月生まれの入居者様が3人もいらっしゃいます!お誕生日が近いことをお伝えすると「それは奇遇ですね」と言って笑っていらっしゃいました。三人分のお祝いをして、ご家族様からいただいたケーキで記念撮影をした後、大胆にホールのままスプーンでクリームをすくってひと口召し上がっていただきました。味わうようにもぐもぐと口を動かし、食べ終えると笑顔でうんうんと、満足そうに頷いていらっしゃいました。合同の御誕生日会となってしまいましたが、いつもの御誕生日会の三倍盛り上げて、皆様にも楽しんでいただけたと思います。
GHゆめさき
新春紅白歌合戦!
1月10日に利用者・職員混合男女別歌合戦を行いました。好きな歌を選曲し、順番が来るまでは不安な表情で「声が出ないよ。」「手伝ってね。」と話されていましたが、いざ本番では機械に合わせてもらい、しっかり歌い上げ、審査員の出す称賛と得点ににっこり。全員が歌い、女性軍に軍配が上がり決着。昼食は食堂で焼肉パーティが用意され、ビールとジュースで乾杯し、肉、野菜、天婦羅、煮物等を「焼き立ては違うね。」「美味しいね。」とお隣同志、職員と飲んだり食べたり、「もう入らないよー」の声があっちこっちで聞こえるほど、心とお腹が満たされ笑の中で終える事が出来ました。今年も元気で笑顔が多く、わくわく出来る年になる様努めたいと思います。
涼風の家
今年も元気に頑張ります
グループホーム涼風の家では、新年を迎えて、入居者の皆さんと一緒に近所の古布神社に初詣に出かけてきました。外の空気は冷たかったですが、皆さん今年1年を元気に過ごせるように、熱心にお祈りされていました。また、帰ってからは皆で今年の1年の目標や抱負などを書初めにしました。皆さん筆を持って半紙に向かうと、真剣な面持ちで書を書いていらっしゃいました。皆さん今年も元気でお過ごしください。
しらさぎ
小坂子神社へ初詣へ
グループホームしらさぎでは1月1日の元日に入居者と新年を祝いしました。お屠蘇を配ると、入居者からは「明けましておめでとうございます。」「今年もよろしくお願いします。」と挨拶され、お屠蘇を味わうと笑顔になり「美味しい。」と言っていただけました。書き初めを行ない、皆さん思い思いの字を書いて、お正月を楽しみました。昼食ではお正月の料理『おせち料理』を提供すると、色鮮やかな料理を前に、利用者からは喜びの声が聞こえました。1月7日には近くにある『小坂子神社』で初詣を行ないました。五円玉を入れて、鈴を鳴らす。「今年も元気にすごすこと」が利用者の願いだそうです。職員もその願いに応えられるように努力して行きます。1月19日には利用者と『おやつ作り』で季節の苺を使って、『いちご大福』を作りました。おやつの時間にみんなで食べると、「美味しいね」と話しながら楽しくすごしました。1月はイベントが多く、楽しくすごせました。今後もいろいろと企画し、利用者と楽しい時間をすごして行きたいと思います。
クリニック通所リハビリ
皆様お元気です!
今年はとても暖かい始まりでした。このまま暖冬が続くのかと思いましたが、1月中旬からの雪でいっぺんに雪国に大変身しました。このようにめまぐるしく気候の変化する中、体調を崩される利用者様が続出するのではと心配していました。しかし、クリニック通リハでは、体調不良でお休みされる方はほとんどいませんでした。皆様元気に通われて、リハビリや体操、そして時にはおしゃべりに花を咲かせて過ごされています。これからも、スタッフ一同、利用者様に気持ちよく過ごしていただけるようお手伝いしてゆきたいと思います。
DSゆめさき
おやつ作りでチャンチャン焼き
DSゆめさきでは1月15、16日におやつ作りで、鮭のチャンチャン焼きを作りました。北海道の郷土料理で、野菜の中に鮭をのせ、焼いていくというものです。どういう食べ物なのかを説明し、白菜・もやし・玉ねぎ・しめじを、皆様に、2センチ位の大きさに切っていただきました。その野菜をホットプレートの上で10分位焼き、野菜がしんなりしてきたら、鮭を乗せ蒸し焼きにし、味噌・しょうが・ごま油・塩・こしょうで味付けをし、出来上がりました。皆様の目の前に配られると、「いただきます」をする間もなく、すぐに箸をつけ、召し上がられてしまいました。皆さまから、「おいしくできて良かったよ」と2日間、お褒めの御言葉をいただきました。次回も美味しいものを作ることができ、皆さまに満足していただけるものを提供していきたいと思います。
明月
☆雪景色を見ながらの鍋パ~テイ☆
年が明けて、伊香保はますます寒さが厳しくなってきました。寒い冬と言えば、やっぱり鍋ですよね。利用者様から食べたいと声が上がり一月十九日外では雪の降る中、暖かいフロアーで美味しいお鍋を召し上がっていただくイベントを行いました。寄せ鍋の材料を利用者様に切っていただき、昔から行っていた得意の包丁さばきが素晴らしかったです。職員も利用者様から教えていただく事が多く、勉強になり、また味付けには、こうにやらないとダメだよと活気ある言葉がきかれていました。これからも季節にあった調理レクなど、利用者様に喜んでいただけるイベントを行って行きたいと思います。
星辰の家
餅つき新年会と誕生日会
星辰の家では、1月18日に新年会を兼ねた餅つきをしました。当日は大雪に見舞われて心配もしましたが予定通り新年会を行いました。外は雪が降り大変寒かったですが、星辰の家では「よいしょ」との掛け声が響き楽しく餅つきが出来ました。つきあがった餅を見て利用者様からは、「美味しそうだね」等の声も聞かれていました。早速、準備していたお汁粉の中に餅を入れて利用者様にふるまうと「美味しいよ」「もっと食べたいね」と皆様笑顔になりました。 そして、28日は1月の誕生日の利用者様と一緒に外食ツアーに行って来ました。普段、外で食べる機会がないので利用者様も大変喜ばれていました。うな重を食べた利用者様は「やわらかくて美味しいよ」と嬉しい声も聞かれました。
今年一年は利用者様の笑顔が絶えない施設にしていきたいと思いました。
療養棟二階
新春すごろく大会
二階療養棟では、1月27日に1月生まれの方のお誕生日会を行いました。職員からの出し物として、すごろくゲームを行いました。サイコロを振っていただき、出た目の数字ごとにお題を設定し、利用者様に答えてもらうというものでしたが、「初恋の人の名前を叫ぶ!」「生まれ変わるなら何になりたい?」等、普段聞く機会のないお題にも答えていただき盛り上がりました。利用者様からも「面白かったよ。」とお声をいたあだきました。これからも皆様に楽しんでいただけるようなイベントをしていきたいと思います。
今月の行事予定
☆あかしあの里Ⅱ☆
3日 節分
7、24日 お誕生日会
☆GHしらさぎ☆
3日 節分
23日 お誕生日会
下旬 おやつ作り
☆朱咲の家☆
3日 豆まき
14日 バレンタインデー
24日 外食レク
☆療養棟二階☆
3日 節分
17日 おやつ作り
24日 お誕生日会
☆わきあいあい☆
2、3日 豆まき行事
5、17日 お誕生日会
☆療養棟三階☆
4日 節分
18日 おやつ作り
25日 お誕生日会
☆春らんらん☆
3日 節分<
18日 荒牧町ともしびコーラス慰問
26日 かっぽれ慰問&お誕生日会
☆あかしあの里Ⅰ☆
3日 節分
5日 お誕生日会
11日 バレンタイン おやつ作り
14日 バレンタイン プレゼント
☆明月☆
3日 節分イベント
14日 バレンタインデイイベント
☆DSゆめさき☆
3日 節分会
10日 お誕生日会
15日 久保様カラオケショー
16日、17日、18日 映画上映会
19日、20日 おやつ作り
24日 さつき会様慰問
☆涼風の家☆
3日 節分
15日 お誕生日会
未定 おやつ作り
☆通所リハビリ☆
2日 節分会
4日 水野先生のハーモニカ教室
13,17日 お誕生日会
15日 バレンタインデーイベント
18日 ぽらりす保育園おゆうぎ会
20日 スマイルキャッツ
22日 晃峰会
☆あかしあの里Ⅲ☆
3日 節分
15日 手作りおやつ
22日 パンバイキング
☆星辰の家☆
3日 誕生日外食ツアー
4日 節分
未定 おやつ作り
☆GHゆめさき☆
3日 節分
7日 家族会・新年会
14日 バレンタイン
院長先生の健康豆知識
「年寄りの冷や水」
若い頃は、冬の寒さはそれ程身にはこたえませんでした。むしろ寒くなるにしたがって体調は良くなり、受験にはうってつけの身体でした。ところが昨今では、冬の寒さが身にしみてつらく感じるようになりました。女性の冷え性なんてのは想像できない出来事だったのですが、最近は痛切にわかるようになりました。多分「年寄り」になったのでしょうね。同年代の人を見ると、「年をとったなあ」と感じることが多くなったのですが、自分だって同じようなものなのでしょうね。鏡に写る顔のしわを見て、人前に出すにはファウンデーションの一つでもしたほうがいいのでは、と、思うこともあります。オカマの心境と似ているのでしょうか?
「年寄りの冷や水」ということわざがありますね。「江戸いろはかるた」の一つだそうですが、満足な暖房もない当時にあっては、強がって冷たい水を浴びたり、飲んだりした老人が、突然体調を崩したり、倒れたりしたしたことが多かったんでしょうね。そんな老人たちを間近で沢山見てきたものだから生まれたことわざなんでしょう。幼い頃、火鉢で暖をとったり、湯たんぽで足を暖めたりの世界は、暖房が行き渡った現在の若い人には、はるか彼方の世界ですね。本当に冬は寒かったものです。今の「年寄り」は「年寄り」と呼ばれるのを嫌っているそうです。いつまでも若いと言われたいんだそうです。気持ちは若くても、身体は確実に老化している訳で、徐々に身体の機能が低下していく運命であることを自覚しなければいけません。昔であれば五十過ぎれば十分「年寄り」なのですから、「年寄り」の自覚が必要です。そう「年寄りの冷や水」なんです。「年寄り」は身体を冷やしてはいけないとの注意なんです。何故に注意が必要かというと、「年寄り」になると若い人と違って、身体の熱ができにくいのです。孫を抱っこするとその暖かさにびっくりしますね。身体の熱は主に肝臓と筋肉から生まれます。年をとると、肝臓の代謝機能が落ち、筋肉も少なくなりますから、熱の産生が少くなるのです。生きていく為には一定の体温の維持が必要なのに、体温維持の為のエネルギーが低下してくるのです。熊の冬眠は少ないエネルギーで体温を保つ為の一つの方法です。身体は体温(血液温度)を維持する為に、必死になって頑張っているんです(特に冬場は)。そんなところに冷や水を飲むというのは、身体に対する背信行為というべきものです。当たり前のことですが、体温は外の空気にさらされる事によって失われていきます。手袋、首巻き等で外に出ている部分をできるだけ少なくする事は、年寄りには必須事項です。身体が空気に当たるとどういう事が起きるか説明しましょう。身体は熱が出ていかないよう身体表面の動脈を収縮させ、血液を流れにくくします。特殊な人は、冷水にちょっと手をつけただけで真っ白な手になります。もう少し冷たい時間を長くすると、今度は手足の細胞(血液の行きにくくなった部分)が、「俺たちを殺す気か、もっと酸素を血液を」と、悲鳴を上げ始めます。その悲鳴に気付き、身体をこすったり、筋肉を動かしたり、暖をとるという行為が続くのです。凍傷はそうした悲鳴に対応できなかった末の細胞の死です。ひどい場合は腐ってしまい、切断しなければなりません。寒い所から暖かい所へ入った時、顔がポーッと赤くなりますね。あれは止っていた血流が再開し、全開でバルブがひらかれ、血液がどうーっと流れ込んだ為の現象です。そのように身体は体温維持の為、血流の分布を変えているのです。お風呂使用時に血圧が変動するのは外から身体を暖めると何とか熱を逃がそうと、血液は身体の表面に来ます。その時、心臓や脳に行っている身体の芯の血液の量は減少し、血圧は下がります。それが今度は冷たい空気にさらされると、逆にどうっと心臓や脳に帰ってくるので、一気に血圧が上がるのです。そうした血流の変動幅の大きい人(筋肉量の少ない人)が、お風呂、トイレ使用時などにトラブルを起こしやすいのです。「年寄りの冷や水」にならないコツは簡単な事です。一つは肝臓の機能を十分に働かせることです。その為に、食事内容、特に肉等の蛋白質をしっかりとる事。しっかりとる(吸収する)為には、よくかむ事が大切です。ぐじゅぐじゅになるまでかむのです。二つ目は、よく身体を動かして筋力を維持することです。とても簡単な事です。このとても簡単な事が「年寄り」には何よりも大切な事なんです。この事は若い時には放っておいてもできていた事ですが、「年寄り」は努力しないとできない事なんです。あとは冷水を飲んだり、吹きすさぶ寒風に身をさらすなどしない事です。熱を失わないように注意するんです。高齢者で便秘でないような人は珍しい存在です。私は高齢者が便秘なのは、熱を保持する為の身体の本能的な防御であるかも知れないと考えています。そのように考えて、少々の便秘は有難い事だと思うのも、年寄りの知恵の一つかなと思っています。
リハビリコラム
リハビリテーションって何?
今月から始まりましたリハビリコラム。第一回はご覧のタイトルです。
世間では多くの人が『リハビリ=運動』という認識を抱いているようですが、これは間違い…とまではいいませんが、当たらずといえども遠からず、といったところでしょうか。
リハビリテーション(Rehabilitation)は、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)を合わせた言葉で、「自分らしい生活の再獲得」や「権利の回復」といった意味合いを持ちます。これらの事を目指す為の手段の一つが運動です。自宅環境の調整や杖・車椅子の使い方の学習、外出や買い物、家事の練習等々、目指す生活の形に向けた働きかけ全てがリハビリテーションなのです。
作業療法士 橋爪(国)
文芸作品
生き死にの 絆は重し 賀状くる
春炬燵 やがて一人と なるふたり
早咲きの 梅一輪や 細雪
冬椿 一輪活けて 妻看とる
七草の 名も忘れてか 粥三はい
影山 えいじ様
クリニック 窓辺にうつる 雪をかぶった
フーセンカヅラの 二つ三つ
宝石のように キラリ、キラリと 光ってる
ペンネーム トーリン様
凧上げや いい風待って 上げて見る
霜柱 ザクザク踏んで 冬感じ
冬枯れの 桜の枝に 白い雪
菅野 邦夫様
塩原 光枝様
関口 いち様
お詫び
先月号の各部署管理者の新年挨拶で、朱咲の家分が抜けていました。関係者各位にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。お詫び申し上げるとともに、掲載いたします。
新年明けましておめでとうございます。
朱咲の家では今年で七回目のお正月を迎えることができました。これもひとえに利用者様、ご家族様、地域の皆様のご理解、ご協力の賜物と思います。“朱咲の家があるから大丈夫!”と言っていただけるように「安心」と「信頼」、そして「愛」のある事業所を目指し、今年も一年職員一同頑張ってまいります! 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
朱咲の家 管理者 鎌塚賢二
編集後記
今年は暖冬と言われてましたが、昨月には二度の降雪がありました。前回の大雪の時は交通渋滞や事故も多く見られましたが、今回は降雪量もさることながら、経験や備えのせいか被害が少なかったとの事です。これからはインフルエンザや花粉の飛散も予想されます。こまめなうがい・丁寧な手洗い・バランスの良い食事・十分な栄養を摂るように努めていきましょう。それでは来月号もよろしくお願い致します。
創春館 一般棟 三輪仁志