2022年9月号 通所リハビリ特集!
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通所リハビリ特集!
コロナ禍ポジティブに♪
マスク着用から約三年。利用者様も職員も表情が分かりづらく大変な日々を過ごしておられます。まだまだ続くこの状況をどうしたら良いものか…と考えを巡らせている中、第七波が身近に迫ってきました。八月中に予定していた納涼祭は延期となり、レクリエーションも縮小を余儀なくされました。職員は時にはフェイスシールド、時にはガウンや予防衣着用と今まで以上に重苦しい見た目に、きっと利用者様も「はぁ…」と疲れてしまうのではないか?と感じています。
そんな状況を打破すべく、私たちはこんな時だからこそ楽しくポジティブに取り組もうと考え、予防策はそのままにそれら装着品を装飾したりメッセージを書いたりして楽しもうと決めました!そうすることで、マスクで表情が読み取りにくい方も笑顔になってくれていると思うのです。どんなものかは写真をご覧ください♪かつてご利用なさっていた方の言葉『お笑いは健康の源』を思い出します。ポジティブに、ウィルスを寄せ付けない健康な体を一緒に維持していきましょう。
今月の事業所便り
春らんらん 夏祭り
厳しい夏を吹き飛ばそうと、今年も納涼祭を八月九日と十日に開催しました。夏祭りを楽しんで頂く為に、まずはテラスに用意した「ヨーヨー釣り」からスタートです。「ヨーヨーが逃げて行っちゃうよ!」と苦戦しながらも皆さん見事にヨーヨーを釣り上げていました。そして、夏と言えば「スイカ割り」です。「まっすぐ、まっすぐ!」と皆の声を頼りに「えいっ!」と床を叩いて大笑い。気を取り直してもう一度!見事に割れたスイカは、唐揚げ、たこやき、かき氷と一緒におやつでペロリと召し上がって頂き、お腹も心も大満足な夏祭りを過ごして頂きました。
ケアセンター星辰の家 夏祭り
八月十一日に納涼祭を行いました。コロナ禍の為、利用者様のみのお祭りです。夏らしくフロアーを飾り付け、昼食時に焼きまんじゅうを召し上がりながら、普段の様子を写真で撮ったものを映像として映しました。「うわー、久しぶりに食べたよ」「やっぱり美味しいね」などの声が聞こえました。写真も自分を見つけて恥ずかしがったり「いつ撮ったの?」など思い出話が出来た様子でした。午後は射的ゲームをして、当たるとお菓子が景品です。悔しがったり、大喜びしたりと賑やかでした。最後にすいか割りをしました。目隠しをして、「右」「左」いろんな声が飛び出す中、すいかに当たった時は大変な喜びようでした。「とても楽しかったよ」「またやってね」と声を掛けて頂き、思い出に残る一日を過ごしました。
朱咲の家 お誕生日会&ところてん作り
「暑い時はところてんがおいしいよねぇ。」「ゼリーとかをところてんみたいにするとどうかなぁ。」「おもしろそうだね。笑」そんな利用者様たちを交えた、他愛もない会話から八月二十五日のお誕生日会の内容が決まりました。みなさんに伺ってみると、意外にも何十年もところてんを突いていないという方が多く、たった数秒の「突く」という行為をワイワイガヤガヤ、懐かしみながらとても楽しまれました。「ミカンのゼリーもつるつるしておいしいよ。」「もう一つおくれ!」「やっぱり、寒天のところてんはさっぱりして美味しい!」と皆さん予想以上の食べっぷりで、美味しく召し上がって頂くことができました。
デイサービスわきあいあい コロナでも食欲はやっぱり♥
相変わらずのコロナ禍ということもあり、なかなか大々的にイベントは難しい今日この頃ではありますが、デイサービスわきあいあいでは、皆さまに美味しいもので、お腹を満たして頂こうと思い夏祭りで定番の焼きそばとお好み焼きを提供させて頂きました。利用者の方も、嬉しそうにほほ笑みしっかりと召し上がって頂けました。微々たる努力ではありますが、これからも小さな幸せを届けられたらと思います。
あかしあの里Ⅲ スイカ割り、力を会わせて割れるかな?
あかしあの里Ⅲでは八月三日にスイカ割りを行いました。準備のため丸く並んでいただくと「何が始まるの?」とソワソワしていましたが、大きなスイカを目の前にすると「わぁすごい!」「大きいスイカだねぇ」と、驚かれていました。スイカ割りの棒を持って順番に叩いていただきましたが、なかなか割れません。何度も叩いて挑戦する利用者様もいらっしゃいましたが「難しいね」と笑っていらっしゃいました。割ることはできませんでしたが、その後スタッフが切って提供すると「甘くて美味しい」と、喜んで召し上がってくださいました。夏の楽しい思い出ができたのではないかと思います。
あかしあの里Ⅱ 笑顔で納涼祭
あかしあの里Ⅱでは、八月二十五日に毎年恒例のあかしあの里Ⅱ納涼祭を開催しました。今回はヨーヨーすくいとスイカ割りを行いました。ヨーヨーすくいでは入居者様それぞれが好きな色のヨーヨーをすくい、中には昔を懐かしむようにヨーヨーで遊び楽しまれる方もおられました。スイカ割りでは皆様に参加して頂き、割る事はできませんでしたがおやつの時間にお出しすると、美味しそうに召し上がる姿がありました。次回も皆様に喜んで頂けるようスタッフ一同頑張りたいと思いました。
グループホームゆめさき 納涼祭
八月二十日グループホームゆめさきでは納涼祭を行いました。朝から職員が準備をしていると何が始まるのかと皆様興味津々です。フロアに用意したお菓子釣り等思い思いに始められ自然とお祭りが始まりました。様々な余興を行いましたが中でもチャンバラ劇は特に盛り上がりを見せ、利用者様も刀を持ち敵役に切りかかるなどされていました。その後のお楽しみの昼食は流しそうめんを行いました。立ち上がりながらそうめんを食べる方もおられました。コロナ禍で思う様にイベントを行う事が難しいですが利用者、職員がそれぞれ協力し合って楽しみを持ちながら生活していきたいと思います。
デイサービスセンターゆめさき 夏だ!冷や汁だ‼お楽しみおやつ
デイサービスセンターゆめさきでは毎月、三日間、季節に合わせた手作りおやつを提供する「お楽しみおやつ」を実施しています。八月は毎年恒例となっている「冷や汁」です。「冷や汁」とは出汁と味噌で味を付けた冷たい宮崎県の郷土料理です。本来の「冷や汁」はご飯を汁の中に入れるのですが、ゆめさきではそうめんを入れています。材料は鯖缶、キュウリ、ナス、オクラ、モロヘイヤ、豆腐です。味付けは味噌、だしの素、生姜チューブです。連日猛暑が続いた今年の夏。夏野菜がたっぷり入った冷たい「冷や汁」に利用者様の皆様にとても喜んで頂けました。食欲の無い方も見事に完食!味付けも大好評でした‼まだまだ続く暑い夏に負けないように「冷や汁」で身体の芯から「涼」を感じられた三日間でした。
しらさぎ やっぱり流しそうめん&お誕生日会
グループホームしらさぎでは、久しぶりに流しそうめんと8月誕生月の2名様の誕生日会を行いました。しらさぎの暖簾を出し、赤、青のはっぴにハチマキで身を包み祭り全開で行いました。流しそうめん(うどん、果物)も流れて我先にと箸を伸ばす姿が見られました。「楽しいネ」、「おいしいね」の声がいつになく弾みとても活気に満ちていた時間を過ごす事が出来ました。午後には、誕生日会を行いギター伴奏で「上を向いて歩こう」を皆さんで合唱しました。手作りのプリンアラモードを美味しく頂き、夏の雰囲気を少しでも味わって頂けたのではないでしょうか。
菜摘荘 スイカ割り作り
菜摘荘では、八月十四日スイカ割りを行いました。今年のスイカは、動くスイカ。職員に引っ張られて利用者様の前を通り過ぎるスイカを二人一組で割る人、合図を送る人で気持ちを一つにして、スイカに一刀両断!とおもいきや割れたのはスイカの上に乗った紙風船だったのです。動くスイカに緊張感はマックス、一刀では収まらず、エイ、エイ、と声をあげ棒を何度も振り下ろしスイカ割りを楽しんでいました。お楽しみのイベント食は、焼きそば、焼き鳥、たこ焼き、たいやきと屋台の味を堪能し、おやつは、スイカをいただきました。冷たくて美味しいね、甘いスイカだね、などお話されていました。無事にスイカも食べられて、夏を楽しむ一日となりました。
涼風の家 お誕生日で御馳走三昧?
八月は涼風の家入居者様のお誕生日ラッシュの月です。入居者二名とデイ利用者一名の計三名いらっしゃいます、せっかくのお誕生日なので、それぞれ当日(デイの方は近い利用日)にお誕生日会を行い、皆さんでお誕生日をお祝いしました。昼食もイベント食にして、それぞれお好み焼き、ハンバーガー、ちらし寿司とにぎやかに召し上がっていただきました。もちろんケーキも、毎回趣向を凝らして違う種類のケーキを用意して、皆さんには目でも楽しんでいただきました。それぞれ皆さんにはお誕生日のプレゼントとして色紙を差し上げると、大変喜ばれ笑顔も見られました。今年一年元気にお過ごしください。
あかしあの里Ⅰ お盆と言えば…
八月はお盆の季節。お盆と言ったら…『おはぎ』でしょ⁉と、いうことであかしあの里Ⅰでは手作りおはぎを行いました。本来おはぎはもち米を使って作るのですが、お年寄りでも食べやすいように、今回はお米ともち米を半々にして作ることにしました。おはぎ作りで大変なのは蒸かしたお米を潰す作業です。利用者全員で回しながらお米を突いてようやく手作りおはぎが完成しました。それにしても見事な出来。皆で協力して作ったおはぎは格別だったようで、皆さん喜んで召し上がっておられました。
快晴 「コグニバイク」の紹介
初秋の季節とはいえまだまだ暑い日が続きますがお元気でお過ごしでしょうか。デイトレセンターKaisei(かいせい)では利用者様の身体機能回復の為いろいろな運動器具を取り揃えております。今回ご紹介させて頂く運動器具は「コグニバイク」です。
コグニバイクはペダルをこいで回転させることで身体を動かし画面に映る記憶、計算などの課題をクリアしていくことで頭も同時に使うという認知症の予防を目的としている運動器具です。体力の弱い人でも楽しく効果的な運動ができ転倒リスクもほとんどありません。皆様も当施設で頭を使いながら楽しく運動をして認知症予防に取り組みませんか。ご来所お待ちしております。
富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション 和紙の松本城
今回は、手芸の作品を紹介します。
和紙をたくさん切って張り付けてできた、松本城です。新聞では伝わりにくいですが、実物はカラーで実際の風景を再現しているため見ごたえがあります。この作品は、クッション性のある一センチにも満たない細かいパーツを一つ一つ切り出して張り付けていき、三ヶ月かけて完成させました。ご本人も大作に大変満足しています。感染症の流行で観光にも行きにくいですが、作品を通して旅行気分になれますね。
明月 みんなで元気にスイカ割り
八月も終わりに近くなってきた頃、明月では夏の風物詩であるスイカ割りをしました。利用者様も乗り気で、目隠しをしてその場で二~三回廻ってもらって、皆様でスイカの位置を教えてあげてました。「前々、右」などの声が聞こえて、楽しそうにスイカ割りをやられていました。すごく大きなスイカだったので、割れることはありませんでしたが、雰囲気はすごく良く楽しかったです。おやつにスイカを提供して「美味しい」「甘い」などの声がきこえました。
療養棟二階では八月十日に季節行事として夏祭りを行いました。スイカ割りに始まり、釣りゲームや風船落としゲームに意欲的に体を動かし、表情よく大きな声も聞かれ、そうめんやスイカ、チョコバナナやジュース等美味しく召し上がれていた様子も見られていました。
最後には手作りのお神輿を担いで「楽しかった、美味しく食べた、夏らしい」との発言も多く聞かれ、夏らしいひと時を楽しまれたのではないでしょうか。
今月の行事予定
14日 | おやつ作り |
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19・21・23日 | お誕生日会 |
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上旬 | 夏祭り |
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中旬 | 敬老会 |
上旬 | 手作りおやつ |
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中旬 | 敬老会 |
16日 | お誕生日会 |
10日 | お月見 |
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16日 | 手作りおやつ |
27日 | 合同お誕生日会 |
19日 | 敬老会 |
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23日 | おはぎ作り |
28日 | お誕生日会 |
5・6・7日 | 上映会 |
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8・9・10日 | お楽しみおやつ |
12・13・21・22日 | お誕生日会 |
6日 | お誕生日会 |
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19日 | 敬老の日 |
未定 | おやつ作り |
中旬 | 敬老会 誕生日会 |
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下旬 | おやつ作り |
18日 | 敬老会 |
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23日 | お誕生日会 |
9日 | お誕生日会 |
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22日 | 敬老会 |
8日 | 納涼祭(予定) |
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下旬 | お誕生日会 |
☆朱咲の家☆
22日 | 第十三回朱咲祭 |
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新入職員紹介
松村勇大
所属 | 介護老人保健施設 創春館 通所リハビリテーション |
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趣味 | ゲーム |
施設について感じた事 | 利用者様と職員一人ひとりが明るく優しくて、個性豊かと感じました。 |
利用者の皆さんに一言 | まだまだ足らない事が多いですが、皆さんの力になれますよう精一杯頑張ります。 |
院長先生の健康豆知識
美智子上皇后様とエリザベス女王
イギリスのエリザベス女王が九十六歳で亡くなられました。亡くなる数日前迄公務をこなされていたのですから、その死は突然のものでした。しかしイギリスではその突然の死を悲しむ事はあっても、何故亡くなったのかと詮索する事もなく、さっぱりと、ごく自然に受けとめられていたのが印象的でした。日本では九十六歳であっても、「何故急に?」と話題になるでしょうね。事実として、昭和天皇は八十八歳で亡くなられましたが、回復の望みがない中で、大量の輸血が行われました。日本では本人の気持ちがどうであれ、少しでも長く生きて欲しいという、周囲の圧力に同調せざるを得ないのが医療の現状です。
イギリスと日本のこの死の受けとめ方の違いはどこからくるのかと考えてみますと、イギリスと日本の保険医療体制の違いからくるのではないか、と、思い至りました。イギリスの公的医療保険では、医療費は無料です。しかし、イギリスでは地域毎に医療機関の数が決められており、地域の医療費も予算として決められています。予算をオーバーすればどうなるかよく分かりませんが、予算を節約すれば、その分は医療機関に分配されるというのは読んだ覚えがあります。日本では医療行為をやればやる程収入が増える、という仕組みと全く違いますね。イギリスでは医療機関はなるべく医療費がかさまないよう努力するでしょうし、住民達はタダの医療費を感謝しつつ、限られた医療資源を理解し、なるべくなら本当に困っている人に十分な医療をと願い、協力するでしょう。ムダな医療行為というのも厳重にチェックされるでしょうね。イギリス国民の国民的合意として、なるべくなら医療行為を受けない元気な身体でいよう。医療が必要な人にはタダで手厚い医療を、というものがあるような気がしています。エリザベス女王は亡くなる三か月前に医師の忠告を無視し、九十六歳で乗馬をしたといいます。女王はそんな生き様をイギリス国民に示したかったのかも知れません。
一方日本の皇室はどうかというと、上皇上皇后陛下共八十歳位迄はテニスができていました。しかし、最近、八十七歳になられる美智子上皇后様が深部静脈血栓症を発症されたとのニュースが流れました。何か私達には知らされていない病気があっての発症かも知れませんが、深部静脈血栓症は飛行機でのエコノミー症候群と同等のもので、足の筋肉が使われない事で発症する病気です。若かりし頃の美智子様のテニス姿を考えると、同じテニス愛好者として、老いたるご様子に悲しくなります。皇室に生まれ育ったエリザベス女王と違って、民間出身の立場から、様々な心労が重なっての身体の不調でしょうから、その心労もうらめしく感じられます。上皇陛下のバイパス術をはじめ、両陛下のご病気の数々と、イギリス王室の健康を比較してみますと、とにかく医療はお金をかければいいのだという、日本の医療制度の後進性も感じられます。
それにしても若かりし頃の美智子様のテニス姿は輝いていましたね。白いテニスウェアーから大腿部まであらわになったスラリとした足が、目に焼き付いています。少なくとも五十歳位迄はその美しさ、気品・知性そして活動的なご様子は、エリザベス女王を完全に凌駕していました。そんな美智子様が八十歳を過ぎてからは、美しさ、気品では負けていないものの、エネルギッシュな活動性という点では女王に負けているのか、何とも歯がゆく悔しいのです。
文芸作品
デイサービス涼風の家利用者 阿久津昌子様作品
五時過ぎて 新しき朝 迎えたり
生け花材料 百日紅折る
生け花に 花壇のお花 戴いて
ススキあしらい 窓辺に飾る
リハビリコラム
ラジオ体操で健康な身体を保ちましょう
皆さん、ラジオ体操をご存知ですか?たぶん、ラジオ体操の音楽が流れると自然に身体が動き出す方が多いのではないかと思います。
そもそもラジオ体操は、昭和三年に「国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操」として開始されました。第一・第二とも十三種類の運動があります。ともに三分で終わりますが、きちんとやると全身の六五〇前後の筋肉のうち四〇〇ほどが刺激できるといわれています。
運動による全身への刺激は、体の機能を高め体力を増進させる効果が期待できます。起床後のストレッチや、スポーツ前のウォーミングアップにも有効です。何事も『継続は力なり』です。ほんの三分程度でできますので「運動不足を解消したい。」「健康のために運動習慣をつけたい。」と考えている方は、生活習慣にプラスしてはいかがでしょうか。
理学療法士 神山幸恵
編集後記
今年度より副委員長になりました和田と申します。今月号より新聞作りに参加しましたが悪戦苦闘で大変でした。新聞作りに慣れ皆様により良く愛される新聞を作れるように精進していきたいと思います。
星辰の家 和田昌美