2020年3月号 星辰の家
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ケアセンター星辰の家
白熱の節分ゲーム
星辰の家では二月五日に節分イベントを行ないました。
今年の節分イベントは豆まきではなく、鬼が背負っているカゴに玉入れの玉を豆として投げ入れるという玉入れゲームをしました。
鬼に変装したスタッフが現れると、笑っている利用者様や拍手をして下さる利用者様など普段とは少し違う表情を見せてくださいました。
玉入れゲームでは、二チームに別れて対戦形式で行いました。
いつもは置いてあるカゴに玉を入れるのに対して今回は動く鬼に向かって投げる少し変わった玉入れだったので、立ち上がって投げたり、「待って!動かないでー。」と叫ぶ姿が見られ、とても盛り上がりました。
三回戦行い、結果は三回とも白組の勝ち!一度も勝てなかった赤組も残念でしたが、楽しそうな様子が見られ良かったです。
その後は恵方巻に見立てた麩菓子を皆様で食べました。今年の方角を向き、話さずに!と言うのは難しかったですが、利用者様とスタッフ一緒に今年一年、健康に元気に過ごせますようにと願う事ができました。
やっぱり甘い物が好き☆
二十日におやつ作りとしてクレープを作りました。冬は甘い物が食べたい!ということでクレープ作りを行いました。
スタッフが焼いたクレープ生地にバナナ、生クリーム、チョコソースを自由に包んでいただきました。
この日にいらした利用者様は皆様甘い物がお好きなようで、たっぷりの生クリームをつけ、たっぷりのチョコソースを付けて召し上がる方もいらっしゃいました。
クレープはあまりなじみのある食べ物ではなかったので喜んで頂けるか少し不安でしたが、甘い物を食べる時は皆様自然と笑顔になるようで、「自分で作ると美味しいね。」「食べる事が楽しみだからね。」と、あっという間に召し上がっていました。
皆様に喜んでいただき、とても楽しいおやつ作りができました。
今月の事業所便り
介護老人保健施設 創春館 療養棟二階 わいわい豆まき
療養棟二階では二月三日(月)に節分のイベントを行いました。鬼に扮した職員が、皆様の天敵である「腰痛」「頻尿」「老化」の看板を背負い、その鬼に豆をまき悪鬼を払い健康を祈願しました。わいわいと豆をまき、にぎやかな節分が行なえたかと思います。
服茶を飲み季節を感じて話に花を咲かせました。これからも利用者の皆様に季節を感じるイベントを行っていきたいと思います。
富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション 可愛いおひな様作り
クリニック通所リハビリでは、二月の初め頃より、三月三日の桃の節句に向けた、おひな様飾り作りを行いました。
和紙で作る折紙のおひな様や、ちりめんのつまみ細工で、うさぎの女雛と男雛を作りました。つまみ細工では細かい作業が続き「無理だよ。難しいよ」との声も聞かれましたが、完成された作品を見ると「最後まで頑張って、持ち帰って家族や孫に見せるんだ」と意欲をにじませ取り組んで下さっていました。
真剣に作業をしているとあっという間に時間が過ぎ、細かな作業でも段々と苦にならず楽しみながら作ることが出来ていました。
また、春の飾りや・端午の節句の飾りに向けて少しずつ作品を作りクリニック通所リハビリのフロアーを賑やかに飾っていきたいと思います。
春らんらん 利用者様の願いを込めた節分行事
三日に節分行事を行いました。最初に恵方巻き作りです。職員手作りの味の染みたちくわとかんぴょう、桜でんぶ、玉子焼き、きゅうりを用意して、利用者様はそれぞれお好みの具を乗せて、ギュッ!ギュッ!と巻いていきます。
「昔はよく作ったわ。」と、さすが、手際良く素晴らしい出来栄えになりました。
食べやすくカットしている間、今年も鬼に扮した職員が利用者様の待つフロアへ向かうと、「来たぞ~!」「やっつけるぞ!」と大盛り上がり。
豆替わりのお手玉を投げ「鬼は外!」「福は内!」と元気な掛け声と共に楽しそうに鬼を退治しました。
最後に恵方巻きを食べて「自分で作ったのは美味しいわ!」など、喜びの声が聞かれました。今年一年の利用者様の健康に願いを込めた節分行事でした。
グループホームしらさぎ 節分
令和二年。新しい年と共にしらさぎでは、入所者様と職員とで賑やかに豆まきをしたり、恵方巻きを食べて悪鬼を払う行事を行いました。
豆まきは、職員が鬼のお面を付けて鬼になり、入居者様ひとりひとりが「鬼は外」と大きな声で、鬼に扮した職員に豆を投げつけて、悪鬼を払うと同時に日常のストレスを発散しているかのようでした。
その後、床に散乱している豆を夢中で拾って食べている入居者様も数名いたりと、とても賑やかで楽しい豆まきが出来ました。
お昼には、沢山の海鮮や具材が入った恵方巻きとけんちん汁をあっという間にペロリと完食され、笑顔で「うまかったよー」と満腹感に満ち溢れた表情で話されておりました。
今年もきっとしらさぎの入居者様全員に福が来ることでしょう。
朱咲(六供) 節分とお誕生日会
二月四日に節分の豆まきとお誕生日会を行いました。今年の節分では利用者様に鬼の角を付けて、鬼のお面が付いている箱を目掛けて一人一人「鬼は外」「福は内」と大きい声で豆をまいて邪気を払って頂きました。
お誕生日会では今年で朱咲に来てから三回目のお誕生日を迎えた利用者様でした。職員からのメッセージ色紙も三枚目になり、とても喜んで頂きました。これからもお元気で過ごしてもらい、またお誕生日をお祝いしていきたいと思います。
介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 一番人気の慰問は?
令和最初のお正月。創春館通所リハビリのご利用者の皆様の人気一、二を争う慰問が二月十三日に開かれました。さて、どんな慰問だと思われますか?
それは「ポラリスこども園」の年長組の園児の皆さんが来て下さる慰問です。
今回も三月に卒園を控えた園児さんが大勢来てくださいました。「笠地蔵」の劇にダンスや合唱と、元気いっぱいの園児さんの姿に、目を細めて微笑む方、一緒に大きな声援を送る方、なかには涙ぐまれながらご覧になるご利用者様もいらっしゃいました。
毎年お忙しい中、慰問を企画して下さるポラリスこども園の園長先生をはじめ、諸先生方にはいつも感謝しています。そして、たくさんの元気をくださった園児の皆様の未来が希望で満ち溢れますように。
グループホームあかしあの里Ⅲ 鬼(ウイルス)は外!福は内!
あかしあの里Ⅲでは二月三日節分の豆まきを行いました。
今年の鬼は『腰痛』や『老眼』に加え、『インフルエンザ』や『コロナウイルス』です。豆の代わりのチョコレートを鬼に向かって投げ退治して頂きました。
「鬼はー外!福はー内!」と力強い掛け声とともにチョコレートを投げると、勢い余ってスタッフに当たってしまうハプニングもありました。
お昼には鬼を象った節分の特別メニューを召し上がって頂きました。
今年は鬼(ウイルス)が猛威を振るっているのでしっかりと対策をしていきたいです。
グループホームゆめさき 新年会!
二〇二〇年の新年会を行いました。節分の前日だったため豆まきをご家族参加形で行い、職員による獅子舞の披露を行いました。鬼の絵を新聞紙に描いて、「鬼は~外 福は~内」と豆をまき無事に退治することに成功!利用者様、ご家族の皆さん、職員一同厄払いが出来たと思います。
昼食には、恵方巻を持ち今年の恵方の西南西を向き、皆でパクリ!!そのほか、おでんも用意され、大好評であっという間に完売しました。美味しくいただきました。
今年一年、皆さんが健康で笑顔いっぱいで過ごして行けるよう、ゆめさきらしく頑張って行きたいと思います。
デイサービスわきあいあい 節分「豆まき」
デイサービスわきあいあいでは、二月三日に節分の日で「豆まき」を行ないました。
鬼のお面を作り、スタッフが青鬼や赤鬼に扮し、ご利用者様には「豆」ではなく個包装の甘納豆を手に持っていただき「鬼は外」「福は内」と大きな声で甘納豆を投げてもらいました。
鬼が逃げ回る姿に笑いがおきたり、鬼同士で甘納豆を投げ合ったりと途中、めちゃくちゃとなりましたが、楽しい会になりました。
最後にその投げた甘納豆を一緒に食べて悪鬼を払い、今年も無病息災を願いながら、お開きになりました。
今年もご利用者様の笑顔が見られる企画を考えていきたいと思います。
グループホームあかしあの里Ⅱ 楽しみの手作りおやつ
あかしあの里Ⅱでは、二月二十日に、手作りおやつを行い、さつまいもの茶巾を作りました。
入居者様には、材料を混ぜてもらった後、ラップに包んで頂き茶巾にしました。
「さつまいも大好き!」「これは美味しいね!」「鳴門金時は最高に甘いね!」など、沢山の声を頂き、皆さんがさつまいも好きな事を実感しました。
来月も手作りおやつが何になるのか楽しみに待っていてくださいね。
デイサービスセンターゆめさき 鬼退治!ゆめさき節分会
三日に節分会を行いました。当日利用者様の中に四名年女の方がおり裃を着て頂き紹介、「鬼は外!」「福は内!」の掛け声とともに邪気を払い、福を呼び込めるように願い豆まきをして頂きました。
続いて鬼の登場です。「高血圧」「便秘」「腰痛」の札を首にかけているそれぞれの鬼に、利用者様が思い思いにカラーボールを投げました。
鬼が弱ってきたところに、今度は福の神が登場!福の神が呪文を唱えると鬼たちは瞬く間に降参してしまいました。利用者様全員の勝利です。
最後に全員で作った恵方巻を美味しく食べました。鬼を追い払いゆめさき利用者様皆様が福を呼び込み、良い一年となることを心から願っています。
伊香保ケアセンター明月 節分・誕生会
二月三日 明月では節分イベントを行いました。鬼の登場に驚きと笑いで、ホール内はいつも以上に明るくなりました。鬼の体には、色々な部位が書いてある貼り紙があり、利用者様はそれぞれ御自身の体の悪い所に豆をぶつけ一年の厄払いをしていただいたり、鬼の貼り絵を楽しんでいただきました。
グループホーム明月では今月誕生日の利用者様がおり、昼食にサーモンをバラの花束に見立てたちらし寿司を召し上がっていただきました。「うわぁ~食べるのが勿体ない。嬉しい~。」とパッと笑顔の花が咲きました。来月のイベントも楽しみにしていて下さい。
涼風の家 今年は趣向を変えました
二月三日、涼風の家では節分のイベントを行いました。
例年職員が鬼に扮して鬼退治を行うのですが、今年はちょっと趣向を変えて、大きな鬼の面を作って、豆をぶつけて鬼退治をしていただきました。
初めに鬼の面を、外に置いて皆さんに豆を投げていただき鬼を祓いました。その後、部屋に戻って、一人一人鬼の口に豆を投げ入れる、豆投げゲームとなりました。皆さんちょっと変わった豆まきを楽しまれました。
そして、豆まきのあとは、もはや節分の定番となっている、恵方巻作りを皆さんにしていただきました。皆さん各自自分の分を作っていただくということで作る目つきは真剣(?)です。でもそこは元ベテラン主婦の皆さん慣れた手つきで上手に海苔巻きを作っていらっしゃいました。
出来た海苔巻きを召し上がっていただき、楽しい節分となりました。
グループホームあかしあの里Ⅰ いっぱい、いっぱい福が来ます様に
あかしあの里Ⅰでは、二月三日(月)に節分会を行いました。職員が鬼に変装して、大きい声で「鬼は外・福は内」と豆を投げて貰いました。真剣な表情と笑いに溢れる雰囲気で会場は盛り上がりました。
昼食は、恵方巻き・けんちん汁・里いもの煮物・ガリで節分を楽しみました。
おやつは、甘納豆と、豆茶を食べて頂きました。
悪い物は外に・・・良い事は内に・・・来ます様に。
菜摘荘 菜摘荘初めてのバンド慰問
菜摘荘では二十九日(土)に職員の知り合いの方によるサーパス・トニーバンド様の慰問が行われました。始めてのバンド慰問なので利用者様もとても楽しみにされている様子でした。利用者様皆様が知っている曲を披露してくださりました。
職員も飛び入りで参加されとても盛り上がりました。利用者様方々も口ずさんで一緒に歌っていてとても楽しまれていました。
これからも慰問や季節に合ったイベントを考えて利用者様に楽しんで頂きたいと思います。
療養棟三階では、二月五日水曜日に節分イベントとして、豆まきを行いました。
まずは節分や豆まきの由来や説明を行い、赤鬼・青鬼が登場、豆とカラーボールを渡すとすぐに投げられる利用者様もいました。開始の合図で福は内、鬼は外といつもより大きな声で元気よく投げられる様子がみられていました。
終わった後、利用者様からは「これで1年元気に過ごせるよ」「楽しかった!」と利用者皆様の楽しまれた声をたくさん聞くことが出来ました。
これからも楽しく、思い出に残せるような企画を行っていきたいと思います。
今月の行事予定
4日 | ひな祭りイベント |
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25日 | おやつ作り(お好み焼き) |
21・24・25日 | お誕生日会 |
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28日 | プメハナメケアロハ |
3日 | ひな祭り |
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14日 | ホワイトデー おやつ作り |
3日 | ひな祭り |
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14日 | ホワイトデー |
29日 | お誕生日会 |
下旬 | おやつ作り |
3日 | ひな祭り |
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17日 | 手作りおやつ |
26日 | 寿司バイキング |
未定 | お花見ドライブ |
3日 | ひな祭り |
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24・27日 | パンバイキング |
3日 | ひな祭り 誕生日会 |
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未定 | 梅見ドライブ 外出 |
3日 | ひなまつり |
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5・19・27日 | お誕生日会 |
12日 | 久保さんカラオケショー |
13・14日 | 上映会 |
18日 | フラダンス |
23・24・25日 | おやつ作り |
3日 | ひな祭りイベント |
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11・18日 | お誕生日会 |
未定 | おやつ作り |
3日 | ひな祭り |
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中旬 | おやつ作り |
4日 | お雛様イベント |
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中旬 | お誕生日会 |
下旬 | おやつ作り |
3日 | ひな祭り |
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14日 | ホワイトデー |
3日 | ひな祭りイベント |
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20日 | おやつ作り |
22日 | お誕生日会 |
下旬 | 桜の花見ドライブ |
☆朱咲の家☆
ケアセンター朱咲 | |
7日 | ひな祭り&桜餅作り |
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27日 | お誕生日会 |
朱咲(六供) | |
2・3日 | デイサービス ひな祭りイベント |
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16・17日 | デイサービス ホワイトデイイベント |
下旬 | 有料手作り食事会 |
新入職員紹介
笛木 望海
住所 | 高崎市 |
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所属 | ケアセンター朱咲 |
趣味 | 息子達との戦いごっこ(週に7回くらい戦死) |
施設について感じた事 | 高いポテンシャルのある施設だと感じました。 |
利用者の皆さんに一言 | 小規模多機能の力を活かしてそれぞれの方に合った違った介護を提供できれば思っています。 |
中沢 祐美
住所 | 吉岡町 |
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所属 | 創春館 療養棟 |
趣味 | ライブ参戦 |
施設について感じた事 | とてもしっかりした介護を行っている施設だと感じました。職員の皆さんも細かいところまで教えてくださり、とてもありがたく思っています。 |
利用者の皆さんに一言 | まだまだ未熟な点が多いので、日々利用者様の温かい言葉に助けられています。これからもよろしくお願いします。 |
院長先生の健康豆知識
新型コロナ感染症について―ウイルスと相同
二月のこの欄で「新型コロナウイルス」について述べました。今も説明が必要な情況です。今回更に補足してみます。
今回のウイルスは以下の三つの項目が特徴です。
一・感染者と身近に接触すると極めて感染しやすいウイルスである事
二・不特定多数の人に一気に感染するウイルスではない事
三・重症化もしくは死に至る人は高齢者や基礎疾患をもつ人が多い事
以上の三つの項目について考えてみます。
一について、感染を考える時、ウイルスの構造についての知識が必要です。ウイルスは生存の基となる遺伝子とそれを覆いつくす蛋白質からなっています(精子のように)。
感染の為には、ウイルスの蛋白質(感染対象の)と細胞表面の蛋白質がくっつき、合体する事が必要です(精子と卵子の受精のように)。その事によって、ウイルスが細胞に侵入することが出来、感染が成立するのです。
従って「今回のウイルスは感染力が高い」というのは、ひとつには、ウイルス蛋白が人間の気道の細胞表面の蛋白と親和性が高いという事を言っているのです。
しかし、そうした親和性があったとしても、その親和性を生かす為には、細胞から放り出されたウイルスが長く、生命力を保つ必要があります。その生命力の鍵となるのがウイルスの蛋白質です。時間が経つと肉や魚が腐るように、ウイルス蛋白も腐ります。そうすると細胞蛋白と合体できません。したがって、ウイルスの感染力を考える時、「細胞から放り出されたウイルスが、どれだけの時間、蛋白の変性なしでいられるのか」というのが二番目の鍵となります。
ウイルスだって冷蔵庫に保存されるのと常温に置かれるのとでは、寿命が違うのです。
(もっとも、ウイルスの種類によっては温かくても変性しにくい蛋白をもつのもあります)。
前回私がこのウイルスも暖かくなれば感染がおさまるだろうと示唆したのも、元のコロナウイルスそのものが冬に流行するウイルスだからでした。
この原稿を書いている現在(二〇二〇年三月十一日)、世界でこのウイルスが猛威をふるっている地域を眺めて下さい。患者が発生した地域を色ぬりすれば世界拡大と捉えられますが、ある限られた緯度の範囲に患者が集中している事が分かるでしょう。マレーシア、インドネシア、インド、それらの地域だって沢山の感染した中国人が行っている筈です。もしこのウイルスが暑さに強いのなら、最も患者が多く発生しておかしくない環境の国々です。感染者から出たウイルスが長くは生きられない環境が想定されます。したがってたとえ感染があっても広がらないのです。
反面、このウイルスは至適な環境にあれば、長く蛋白が変性しないウイルスと想定されます。したがって、ディスコなどで、ウイルスを貰った場合、手洗いや洗面のみで、入浴しなかった場合、どこかにくっついていたウイルスが長時間侵入の機会をうかがうという状況も想定されます。日本人のお風呂習慣が感染拡大に役立っているかも知れません。
二について、このウイルスは感染した人の身近にいなければ感染しないウイルスです。今となってはどの人が感染しているか分からないじゃないか、という意見がありますが、先ほど述べたように、このウイルスは感染力の高いウイルスです。したがって、感染者が発生すれば、必ずこの周囲に感染者が出現する事になります。クラスター感染とはこのこ事を言っているのです。現在の日本の状況では、そうした集団が身近にいなければまず安心していいのです。感染者が出たら、その周囲を徹底的に管理する、そうした方策で抑え込めるウイルスです。
三について、世界的にみてどんな人が重症化するというデータは現在のところありませんが、日本では重症化する人は高齢者や免疫力の低下した人という話です。ウイルス感染症では極めて当たり前の事で、このウイルスの病原性が低いという事の評価の一つになっていると思います。
以上ざっと、今回のウイルスの特徴について述べてきました。
先程は、唐突にウイルスを人間の精子との相同について触れました。精子は動きまわっていて、ウイルスは物質の様でいて、両者は全く別物というイメージですが、今不妊症で問題となっているのは運動性の低下した精子という事です。そんな精子や一旦凍結した精子でも人工授精が有能ですから、ウイルスだって動いている可能性があります。
ウイルスを埃(ほこり)のようにくっつくだけの存在と考えるのは間違っているかも知れません。マスクのすき間からウイルスがゾロゾロ鼻や口の中へ侵入していく図は、精子の運動などを考えると、あながち空想の世界だけのものじゃないかも知れません。
今回の私の話がウイルス騒動の理解の助けとなり、適切な自主的な行動に継げれば幸いです
文芸作品
介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション利用 廣田様の作品
リハビリコラム
あまり知られていないリハビリテーション専門職のお仕事
今回は創春館以外での、リハビリ職のちょっとした活動をご紹介します。
現在『地域ケア会議』という会議が定期的に各地区で開催されており、そこには多くの専門職の方(医師・歯科医師・看護師・薬剤師…その他大勢)が出席されています。
リハビリ職は、介護や支援の必要な方がご自宅で生活をしていくにあたっての助言を行う立場として声がかかり、出席をしています。
私も何度か参加していますが、他の専門職の方の意見はいくつもの違った視点、切り口なのでとても勉強になっています。同時に、私の発言が他の方の参考になるよう「もっと経験を積まなければいけないなぁ」と、出席の度に感じます。
リハビリ職は動作練習や身体機能訓練をする業種だと思われている方が多いと思いますが、その知識や経験は病院や施設の外でも役立てられています
作業療法士 橋爪
編集後記
今月号のさんぽみちはいかがだったでしょうか?最後まで読んで頂きありがとうございます。
気候もだんだん暖かくなって春を感じる時期になりました。春は年度で言いますと、年度末であり年度始めでもあります。色々と環境が変わる季節でもあり、何かと忙しいことも多いですがその反面楽しさも沢山ある季節として好まれる方も多いのではないでしょうか。
そんな気持で春の陽気を楽しみたいですね。来月号のさんぽみちも、楽しみにしていてください。
春らんらん 山田かおり