2020年7月号 創春館 療養棟特集!

もくじ

トップ記事

創春館 療養棟特集!

第五六七回(コロナ)のど自慢大会

療養棟二階では二十四日にのど自慢大会を開催しました。通常の歌唱やカラオケは日々皆様と楽しんで行っていますが、今回は化粧を施し衣装をまとい歌手の気分になっていただきました。選ばれた八名の方々は緊張することなく普段の会話とはうって変わり声を張り上げて歌声を披露して下さいました。機械の点数で上位三名には粗品?と賞状を送呈し参加頂いた皆様にもお気持ち程度の品を送呈をさせていただきました。優勝は同点にて二名優勝となりました。準優勝の方とは二点の差にて高レベルの歌唱力に全員聞き入ってしまいました。皆様が元気でいてくれることでこういった楽しい催しが出来る事に感謝いたします。これからもコロナもそうですが風邪や怪我なくお過ごし頂きたいです。

介護老人保健施設 創春館 療養棟二階 第五六七回(コロナ)のど自慢大会1

介護老人保健施設 創春館 療養棟二階 第五六七回(コロナ)のど自慢大会2

 

朝の習慣

療養棟では朝食後に二階、三階でラジオ体操を行っています。いつの間にか習慣になりましたが、小さな努力の積み重ねが健康につながっているのかもしれません。昔を思い出してもらうことと、より参加意欲を高めたいので参加カードを作成いたしました。

参加するたびにシール等を付けてもらい、参加率の高い方にはお気持ちの粗品をお送りしようと思っています。皆様がより元気で健康でいられますように。

 

七夕に向けて

療養棟三階では来月の七夕に向けて、七夕飾りやちぎり絵を利用者様と一緒にレクリエーションの時間を使って作成しています。
七夕飾りでは、折り紙で星や鶴を作り、一緒に作ってくださった利用者様は慣れた手つきで「懐かしいね」「昔はよく作ったよ」と何個も作ってくださいました。
もうひとつ、天の川をテーマにちぎり絵を作成するため、青い絵の具を使って真っ白い大きな模造紙を青く塗っていきます。初めてだったのか、真剣な表情で取り組む様子が見られていました。塗り終わった頃には、手が真っ青になっていました。次は夜空の様に一面が青く塗られた模造紙に星を貼りつけ、スタッフが作った織姫と彦星を貼って完成です。
いままでにはない新しい試みでしたが、完成すると達成感もあり、簡単にできる折り紙やちぎり絵は、指先や頭の運動にもなるので、今後も季節のイベントに合わせて利用者様と一緒に作品を作っていけたらいいなと思いました。

介護老人保健施設 創春館 療養棟三階 七夕に向けて1

介護老人保健施設 創春館 療養棟三階 七夕に向けて2

 

今月の事業所便り

春らんらん 父の日

春らんらんでは毎年恒例の『父の日餃子パーティー』を十八日に行いました。
お昼休みに職員が作っておいた、ひき肉とニラとキャベツたっぷりでスタミナ満点の餡を餃子の皮に包みながら「いっぱい具を入れちゃおう。」と会話も弾み、皆様作業が進んでいます。
ホットプレートで蒸し焼きにすると、白い蒸気が立ちのぼり、食欲のそそるいい匂いが漂います。ノンアルコールビール、ソフトドリンクをお好みで選んで頂き、乾杯しました。
「焼きたては美味しいね!」とおかわりする方が何人もいらっしゃいました。
最後に男性利用者様に日頃の感謝を込めて、職員が心を込めた手作りのメッセージカードに記念写真を添えてプレゼントさせて頂きました。利用者様には「ありがとう」「嬉しいよ。」と喜んで頂き素敵な父の日のイベントになりました。

春らんらん 父の日1

春らんらん 父の日2

 

ケアセンター星辰の家 短冊に願いを込めて

不要不急の外出が自粛される中、星辰の家ではお部屋の模様替えをしました。利用者様みんな富士山が好きという事でホールの壁に富士山の貼り絵を飾ろうと製作に取りかかりました。
「こんな感じでいい?」と言いながら楽しく会話し、立体感のある富士山が出来上がりました。皆さん上手に出来たねと満足そうにいつも眺めています。
また、七夕がもうすぐなので笹の葉に飾りをしました。みんな手先が器用で真剣になって沢山飾りを作りました。願い事の短冊も作り、皆さん「何がいいかな」「本当に願いが叶うといいね。」とどんな願いがいいか悩んで書いていました。笹に飾りや短冊を付け、きれいだねと眺めています。皆さんの願いが叶いますように…

ケアセンター星辰の家 短冊に願いを込めて1

ケアセンター星辰の家 短冊に願いを込めて2

 

朱咲(六供) 父の日おやつ作り

六月二十日は「父の日」、今年は六月十四日の「お菓子の日」にちなんで、手作りお菓子をプレゼントとしました。
作ったお菓子は「ういろう」。名古屋名産のお菓子でお土産の定番メニューなのですが、どうやらこの辺りでは知名度が低いらしく「ういろう??」と、どういうお菓子なのか解らない方が多かったです(汗)。
今回は「抹茶色・チョコ色・白色」の三色を作り、おやつに召しあがって頂きましたところ「美味しい!」「食べやすい!」。ういろうを知っている利用者様からは「久しぶりに食べた。懐かしい!」という嬉しいお言葉も頂きました。
たまにはこのようなご当地お菓子もいいですね。今後も珍しいお菓子作りに挑戦して、利用者様に喜んで頂きたいと考えています。

朱咲(六供) 父の日おやつ作り1

朱咲(六供) 父の日おやつ作り2

 

デイサービスわきあいあい お誕生日会

デイサービスわきあいあいでは、六月十三日にお誕生日会を行ないました。
毎年この月は萩窪のあいのやまへ紫陽花を見に出掛けるのですが、今年はスタッフ、ご利用者様と一緒に折り紙であじさいを折り、飾り付けをして、六月の雰囲気を出しました。その紫陽花の前でお誕生日の方にスタッフから色紙のプレゼントをして、記念写真を撮りました。
そして、皆様と一緒にハッピーバースディを唄いお祝いをしました。お誕生日の方もとても喜んでいただき良かったと思います。うどんが好きとの話を聞いたのでお昼にうどんを提供し皆さまと召し上がり「ありがとう」と、とても嬉しそうでした。

デイサービスわきあいあい お誕生日会

 

あかしあの里Ⅲ 日頃の感謝を込めて

あかしあの里Ⅲでは六月二十八日、新規入居者様の歓迎会を行いました。
他の利用者様と顔を合わせ「よろしくね」とあいさつをすると「こちらこそ」と笑顔で返して下さいました。入所されたばかりの利用者様は、今までの環境と違うことにまだ戸惑いが見られますが、「みんな優しい、ここは良いところ」と言ってくださいました。
入所から一か月経過した利用者様は、あかしあでの生活にも慣れた様で気ままに過ごされています。これから色々な季節のイベントを一緒に行い、楽しんで頂きたいです。

あかしあの里Ⅲ 日頃の感謝を込めて

 

あかしあの里Ⅱ 恒例のパンバイキング

あかしあの里Ⅱでは、六月十九日にパンバイキングを行いました。最近はパンバイキングが毎月の恒例行事になっており、入居者様も楽しみのひとつになっています。
あんパン、メロンパン、サンドイッチ、クリームパンなどなど、パンをお出しすると、皆さん一様に笑顔になって、それぞれが好きなものを取って、美味しそうに食べる姿がいつも印象的です。
感想を尋ねると、「もっとおくれ。」「美味しいねー。」など、嬉しい声が聞こえてきます。次回も皆さんの笑顔が見られるように企画したいです。

あかしあの里Ⅱ 恒例のパンバイキング1

あかしあの里Ⅱ 恒例のパンバイキング2

 

グループホームゆめさき 華麗にキャッチ!

六月十六日にグループホームゆめさきでは流しそうめんを行いました。間もなく昼食の時間になろうかという頃、職員がフロア全体を使い流しそうめんの装置を組み上げてゆきます。
「いったい何が始まるんだい?」と今まで流しそうめんをしたことない方も興味津々です。
昼食の時間になり、いざ流しそうめんが始まると「難しいねえ」とそうめんを捕まえるのに始めは悪戦苦闘。しかし次第にコツを掴まれどんどん上達されて、楽しい雰囲気の中で食も進みました。
ジメジメとした季節を涼やかに乗り切れるような催し物を今後もやっていきたいです。

グループホームゆめさき 華麗にキャッチ!1

グループホームゆめさき 華麗にキャッチ!2

 

デイサービスセンターゆめさき 熱唱!歌うま選手権!!

デイサービスセンターゆめさきでは六月十七日(水)、十八(木)の二日間に渡り歌唱力を競う「歌うま選手権」を開催しました。
御利用者代表五名で競う「御利用者選手権」と職員がペアを組み三ペア対抗で競う「職員選手権」に分かれて行い、最初に行った「御利用者選手権」ではどの出場者も歌唱力自慢ばかりでとてもハイレベルな争いとなり高得点連発!沢山の歓声が沸き起こりました。
興奮冷めやらぬ中「職員選手権」ではモノマネと様々なパフォーマンスを職員が披露、沢山の笑いと拍手、会場一体で楽しめました。
表彰式では御利用者と職員の優勝者に金メダル授与、さらに御利用者の優勝者には優勝カップも贈呈され、うれしさのあまり感極まる方もいらっしゃいました。
皆が一つになれる歌の素晴らしさ改めて感じる事のできた二日間でした。

デイサービスセンターゆめさき 熱唱!歌うま選手権!!1

デイサービスセンターゆめさき 熱唱!歌うま選手権!!2

 

涼風の家 ゼリーとそうめん

先月号でも書きましたが、コロナ禍のなか、外出できない入居者様の楽しみという事で、美味しい物を食べていただこう(いつも美味しいもの召し上がっていただいていますが…)と、父の日に涼風恒例のおっ〇いゼリーを今年も作りました。
今年のおっぱ〇ゼリーも職員が気合を入れて作ったので、色も形も、もちろん味もいいものが出来ました。父の日なので男性利用者様には二つ盛り付けて召しあがっていただきました。皆さんニコニコしながら楽しんでいただけました。
また、二十三日には梅雨時の蒸し暑いなか、一時の涼を感じてもらおうと流しそうめんを行いました。竹を割って作った流し台を組んでいると、皆さん「何が出来るんだい?」と興味津々です。出来上がった台を見て、皆さん納得の表情でした。
実際に流し始めると意外にも(?)皆さん上手にそうめんをすくって召し上がっていました。なかなか流しそうめんをする機会もないので、皆さん大変喜ばれていつもより召し上がる量が多かったように感じました。次はなにしましょうか?

涼風の家 ゼリーとそうめん1

涼風の家 ゼリーとそうめん2

 

あかしあの里Ⅰ おとうさん、いつもありがとう!!

あかしあの里Ⅰでは、六月二十一日(日)に、父の日のお祝いをさせて頂きました。
午前中のうちからおやつで食べるどら焼きを、女性利用者様と一緒に仕込みを行いました。ホットプレートにおたまで生地をまーるく流してたくさん焼きました。
午後の十五時頃フロアーに全員集まり、手作りのどら焼きを皆様で一緒に食べました。一緒に作ったどら焼きのお味は、『おいしい』と言って下さいました。記念写真でハイポーズ!
あかしあの里Ⅰのお父さん、いつもありがとうございます。

あかしあの里Ⅰ おとうさん、いつもありがとう!!

 

菜摘荘(六月) 母の日イベント

菜摘荘では五月十日(日)に母の日イベントを行いました。始めにビンゴゲームを行いました。女性が主役の日なので女性の利用者様中心にとても盛り上がりました。
ゲームが終了した後は職員が心を込めて作った手作りのカーネーションをプレゼントさせて頂きました。女性の利用者様方々「とても綺麗だね。ありがとう。」と笑顔で喜ばれていました。おやつに桃のデザートを召し上がって頂きました。
これからも利用者様に喜んで頂けるような季節に合ったイベントを考えていきたいと思います。

菜摘荘 母の日イベント

 

菜摘荘(七月) 父の日兼誕生日会

菜摘荘では六月二十一日(日)に父の日兼誕生日会を行いました。
六月生まれの利用者様が1人だけなので父の日イベントと一緒に行わせて頂きました。最初に利用者様や職員からお祝いのお言葉を頂いた後に職員がマジックショーを披露して下さりました。
五個のマジックを披露しましたが成功したり失敗したりととても盛り上がりました。おやつにはケーキを召し上がって頂きました。
これからも利用者様に笑顔で楽しんで頂けるようなイベントを考えて行きたいと思います。

菜摘荘 父の日兼誕生日会

 

グループホームしらさぎ お誕生日おめでとう!

グループホームしらさぎでは、六月二十三日に誕生日会を行いました。
「八十六歳おめでとうございます。末永くお元気でお過ごし下さい」職員の紹介から始まりました。
フロアの照明が暗くなりローソクの灯りがとてもきれいに浮かび上がります。そっと息を吹きかけ消えるはずの火が消えません。両手であおぎ消火(笑)そんなささやかな出来事がきっと幸せと言うのでしょう。微笑ましいシーンです。色紙をプレゼント、こっち向いて写真撮りますよ~。
笑顔で撮れました。華やかな演出は出来ませんが、一年に一度必ず訪れるイベント、大事にして行こうと心から思いました。

『お誕生日おめでとう!』

グループホームしらさぎ お誕生日おめでとう!1

グループホームしらさぎ お誕生日おめでとう!2

 

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション アジサイの切り絵

クリニック通所リハビリでは、季節感を皆さんに味わっていただくために今年の一月より数名の利用者様にお願いし、切り絵を制作していただいています。できた切り絵はラミネートをして、一か月間ホワイトボードに掲示します。
今月は、紫陽花の切り絵を制作しました。黒い枠をカッターで細かく切り取り、後ろには紫陽花の葉っぱや花の色を試行錯誤しながら絵具で塗った厚紙を貼り、額紫陽花を仕上げました。鮮やかな紫陽花となっています。
これからも、毎月違う切り絵制作し、飾っていきますのでぜひ一度見に来て下さいませ。

富士たちばなクリニック 通所リハビリテーション アジサイの切り絵

 

伊香保ケアセンター明月 伊香保ならではのリハビリ

伊香保温泉と言えば…やはり石段です。六月四日(木)穏やかな天気に恵まれたこの日、デイサービス明月では石段リハビリを行わせていただきました。
利用者様一人一人のペースで、石段を昇り遠くの山々の景色を眺めました。また、石段には思い出のある利用者様も多く、石段を見上げながらのティータイムには、おしゃべりの花が咲き大変盛り上がっておりました。

「石段に昇ったのは、何年振りだろう。昇れないと思ったけど○○段昇れたよ。」
「昔から見るとキレイに整備されているねぇ。昔はさぁ~。」

と思い出が走馬灯のように蘇り、楽しい時間もあっと言う間に過ぎました。

今回、地域の方に見守られながら石段リハビリを行わせていただいたことに感謝し、これからも利用者様が楽しく明月をご利用いただけるよう、いろいろと企画して行きたいと思っております。

伊香保ケアセンター明月 伊香保ならではのリハビリ

 

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 五月六月は「両親の日」

創春館通所リハビリでは、父の日・母の日を合わせて「両親の日」としています。利用者様の荷物につける手作りの名札をプレゼントさせていただきました。
名札のモチーフは「鶴は千年、亀は万年」という“ことわざ”にちなんで、元気に長生きしていただきたいという願いを込めて、亀のイラストを描きました。
コロナに負けず、私達も引き続き皆様のリハビリをサポートさせていただきますので、元気に創春館へお越しください。

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 五月六月は「両親の日」1

介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション 五月六月は「両親の日」2

 

今月の行事予定

 

☆介護老人保健施設創春館通所リハビリテーション☆

10日 のっぽさんコンサート
20・23日 お誕生日会

 

☆グループホームあかしあの里Ⅰ☆

7日 七夕会
未定 おやつ作り

 

☆グループホームあかしあの里Ⅱ☆

7日 七夕
10日 手作りおやつ
18日 小林様誕生日会

 

☆グループホームあかしあの里Ⅲ☆

7日 七夕
12日 お誕生日会
21日 手作りおやつ
未定 流しそうめん

 

☆デイサービスわきあいあい☆

7・8日 七夕イベント
21日 パンバイキング
未定 おやつ作り

 

☆グループホームゆめさき☆

6日 七夕会
26日 お誕生日会
未定 バーベキュー

 

☆デイサービスセンターゆめさき☆

2・9・29日 お誕生日会
7日 七夕会
16・17・18日 上映会
20・21日 おやつ作り

 

☆伊香保ケアセンター明月☆

グループホーム明月
7日 七夕イベント
デイサービス明月
7日 七夕イベント
未定 流しそうめん
デイサービスグループホーム<合同>
8日 介護予防体操
未定 読み聞かせ・音楽療法

 

☆涼風の家☆

7日 七夕イベント
未定 縁日イベント
未定 おやつ作り

 

☆グループホームしらさぎ☆

7日 七夕
17日 お誕生日会
20日 おやつ作り

 

☆ケアセンター星辰の家☆

7日 七夕会
17日 お誕生日会

 

☆春らんらん☆

7日 七夕行事☆イベント食
14日 お誕生日会
24日 ミニスポーツ大会

 

☆菜摘荘☆

7日 七夕イベント
13日 お誕生日会
23日 イベント食の日

 

☆朱咲の家☆

ケアセンター朱咲
28日 お誕生日会
朱咲(六供)
6・7日 デイサービス 七夕イベント
19日 有料手作り食事会
30・31日 デイサービス そうめん会

 

新入職員紹介

萩原 君枝

住所 前橋市
所属 菜摘荘
趣味 料理、手芸
施設について感じた事 有料は初めてなので戸惑う事が多いです。住宅なので居室に個性が表れていて面白いです。
利用者の皆さんに一言 「ありがとう」の一言がいつも励みになっています。毎日、楽しく過ごしましょう。

 

吉成 和子

住所 吉岡町
所属 介護支援センター創春館
趣味 お酒・カラオケ・音楽、DVD鑑賞
施設について感じた事 皆さんが優しく挨拶してくれて素晴らしいと思いました。
利用者の皆さんに一言 これからも笑顔で思いやりを持って接していきたいと思います。いつでもご相談下さい。

 

院長先生の健康豆知識

感染予防としての手洗いの徹底

 
久しぶりにたこ焼きが食べたくなり近くの清水スーパーに行った所、マスクを忘れた事に気付きました。こんな時期だからマスクなしでは入れてもらえないかも、と思いつつ恐る恐る入りました。
特に問題なく入れたのですが、見渡す限りマスク姿の中で平然を装いながらたこ焼きに向かいました。神経は張りつめていました。そんな私の視界に五十代位の一人の女性が写りました。私の方を見て、はっとしたように一瞬立ち止まり、軽蔑するような一瞥を私に投げかけました。あれは喧嘩を売るような眼でしたね。
「そんな目で見る必要があるの?」と思うと共に、人に差別されるってこんな気持ちなんだなあと改めて冷たい目で見られる人の気持ちがわかったような気がしました。三密でなければ感染が拡大していない地域ではマスクはエチケット的な意味しかないんじゃないかと考えている私にとって、あの女性の視線は異常でした。過度な不安が蔓延している現状では仕方ないのかも知れませんが。

アメリカのトランプ大統領はマスク嫌いで有名ですが、そんな彼は実は昔から潔癖症でも有名で、十年前彼は「人々はいつでも私と握手しようと押し寄せてくるが、その手が握手する前に何をしたか分からないんだからね」と言い、「私は日本のお辞儀という素晴らしい習慣を取り入れるのがいいと思う。それは相手に敬意を払うことになるし、清潔だからね」と言っていたのです。更に十年前の選挙では支持者に十五ミリリットルの手指消毒液を配ったと言われています。もともと感染予防にはマスクよりも手の清潔が大切だと考えていた節がありますね。
また、私の友人の奥さんはどこへ行くにも千円以上はする次亜塩素酸水ウェットティッシュをいつもハンドバックに忍ばせ、家でもあちこちに同じティッシュを置いているようです。外に出かけ何かに素手で触った時は必ずティッシュを使い、エレベーターの行き先階ボタンは肘で押し、トイレの水を流す時はティッシュを使うか足を使うそうです。
「俺なんかいつも不潔な目で見られているよ」と友人が嘆いていましたが、そんな人がごく普通にいてもおかしくない現状ですね。極端ではありますが実は二人の行動は感染予防の見地からは有効な行動のようです。十年以上も前から風邪の感染予防に最も大切なのは「手を洗い、顔を触らないこと」と言われてきました。トランプ大統領もそんな事を根拠に実践しているのかも知れません。マスク着用はあくまで選挙対策のようです。
今回のコロナウイルスについてはそんなアメリカで感染が拡大し、日本ではそれ程感染が拡がらないのはマスク着用の差だという意見がありますが、たぶんどう考えても日本人程手を洗う民族はいないのではないでしょうか。

「鼻が風邪をうつす主犯格なら、手(ウイルスがついた指先)は共犯者だ」というデータに基づいた意見があります。ウイルスが身体の中へ入るのは、ウイルスの手から鼻への移動のせいだと言うのです。
しかし、手を洗うのはともかく顔を触らないというのは中々出来ない事です。あるアメリカの大学の実験では学生は一時間に十六回顔を触り、そのうち五回を鼻の穴に指を入れたというのです。そんなに鼻の穴をほじくっている憶えはありませんが、無意識に顔を触り鼻を触っているに違いありません。そこで意識的に感染予防をする為には徹底的に手を洗うという事になります。
友人の奥さんの行動は感染予防には極めて有効という事です。しかし、危険なウイルスが身近に居ればの話で、感染リスクの少ない状況ではマメな手洗いで十分でしょう。特に同居家族がいる場合、感染を拡げない為には家族全員の手洗いが大切です。
インフルエンザの時でもマスクを忘れる私が、風邪ひとつひかないのが不思議だとスタッフに言われた事があります。何度も軽く感染して抗体が出来ている可能性もありますが、日頃実践しているマメな手洗いが感染予防に役立っているとも考えています。
科学的な裏付けによるとマスクに気を遣う余り、手洗いの励行を忘れたのでは本末転倒だと思います。感染予防には手洗いの徹底により、清潔な手で顔を触る事が何より大切な事なのです。

 

文芸作品

デイサービス明月利用者 中澤あさ子様作品

住みなれた この伊香保町
 友人らと写真に一枚 思ひは深む

明月に 今日のよき日を思ひ出に
 心にひめて 元気を持たう

 

介護老人保健施設 創春館入居者 庭屋政子様作品

カラオケ大会 競う美声の 梅雨晴間

星祭 二星(ふたぼし)の風 恋の風
 濃紫陽花 空の青さを 吸込みて

 

涼風の家デイサービス利用者 阿久津昌子様作品

梅雨の雨 緑増したる 田に降りて
 榛名は遠く 霧に霞めり

雨降りて 誰も居ない 公園に
 剪定通りの さつき花咲く

 

リハビリコラム

自助具(ソックスエイド)のご紹介♪

身体の不自由な人が日常の生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された道具のことを自助具といいます。
股関節や腰・膝の痛みのある方の中には、思うように脚を曲げられず、「自分で靴下を履くことができない」と悩まれている方は少なくないと思います。

そこで今回は、体をかがめずに簡単に靴下を履くことができる『ソックスエイド』という自助具をご紹介します。
使用方法は写真をご覧ください。少しコツが要りますが慣れれば比較的簡単に使うことができます。

自助具(ソックスエイド)自助具(ソックスエイド)の使い方1自助具(ソックスエイド)の使い方2自助具(ソックスエイド)の使い方3

 
二千円前後で市販されていますが、私は断然手作りをおすすめします。
なぜなら百円均一で手に入る材料で二百円程度で簡単に作ることができるからです。
また、ソックスエイドの本体の大きさ・材質・形、持ち手の長さ・素材など、使いやすさは人それぞれです。手作りであれば、いくらでも試作が可能です。

「一人ではできない」と諦めてしまっていることでも、少しの工夫や適切な道具を使うことで、出来るようになることはたくさんあります。
ソックスエイドがどんなものか少しでも気になった方はいつでも療法士にご相談ください。

作業療法士 西須 輝子

 

お詫びと訂正

五月十五日発行 5月号さんぽみちに掲載した文芸作品提供者「通所リハビリテーション山田忠男様」の名前に誤りがありました。正しくは「山口忠男様」となります。(*本サイト掲載分は修正させていただきました)
また、六月十五日発行 さんぽみち6月号で菜摘荘の記事が抜けていました。

ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係者様各位には深くお詫び申し上げます。
 

編集後記

コロナ騒動がなかなか収束しないなか、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ステイホームが続く中、せっかくだから何か新しいことでも始めようかと思いつつ何もできていません(笑)。
一日も早く元の日常が帰ってくることを祈っています。皆さんもお体お大事に頑張ってください。  

涼風の家 板垣 剛