2023年4月号 創春館療養棟2階特集!
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創春館療養棟2階特集!
3月22日(水)に療養棟2階では遅ればせながらひな祭りのイベントを開催しました。「3月3日を過ぎてもお雛様を出しておくとお嫁に行き遅れる」なんてことを言いますが利用者様には関係ないようで?とても楽しんでイベントに参加して頂きました。まずはひな祭りの歴史(雛祭りって何?)を説明しました。利用者様の中には「そんな古くからある祭なんだね」「本当のひな祭りの意味ってこうなんだ」といった声が聞かれました。次にゲストの方を呼んで雛祭り演奏会を開催しました。太鼓、ハンドベル、キーボードの3楽器による演奏で「春の小川」など3曲を利用者様と一緒に歌って頂きました。皆さん馴染みのある童謡ばかりだったので
歌詞を見ないでも大きな声で楽しそうに歌っていらっしゃいました。 演奏後「懐かしい歌だね」「久しぶりに歌なんか歌ったよ」「昔娘に雛祭りしたのを思い出したよ」といった声が聞かれていました。また次のイベントでも利用者様に楽しんで頂けるよう頑張ります!
今月の事業所便り
涼風の家 美味しいひな祭り
涼風の家では三月三日に雛祭りイベントをを行いました。当日は昼食に手作り海鮮いなりを用意して、準備にはインドネシアの二人にも手伝ってもらい、皆さんに召し上がっていただきました。午後になりイベントでは、入居者の皆さんに顔はめパネルでお内裏様とお雛様に扮していただき記念撮影。皆さん笑顔でとてもいい写真が撮れました。そしておやつには、ひなあられと手作りの桜餅を用意して召し上がっていただきました。こちらもインドネシアの二人が生地を焼いて、餡子をくるんでと大活躍です。美味しい桜餅ができ、楽しく、美味しい雛祭りとなり、皆さん大満足の様子でした。
DSゆめさき 祝百一歳‼
DSゆめさきでは、「百一歳」を迎えられた御利用者様がいらっしゃいます。そこで、3月18日に百一歳のお祝いを行いました。桃色の祝着に身を包まれ緊張気味でしたが、とても喜んで下さいました。会の終盤には紙に貼られた白ダルマが登場!白ダルマには「健康」「長寿」の意味があり、「来年もゆめさきで百二歳のお誕生日会が行なえますように」と願いを込めて片目に目入れをして頂きました。一番の長寿で笑顔が素敵でゆめさきの人気者です。これからの健康と幸せを願い、百二歳のお祝いもゆめさきで行えると信じています。
しらさぎ お内裏様とお雛様
GHしらさぎでは、3月の行事として『春のひな祭り』と題し、全員でお祝いしました。
午前中は、ひな祭り用の衣装を皆さんに着て頂き、写真撮影を行いました。
とても良い表情をされ記念の一枚になりました。
午後は、スィーツ作りを行ないました。透明のカップにピンク、緑、白の果物を入れ、生クリームを乗せ、いちご、バナナをトッピングさせ完成です。見た目も綺麗、味も最高で、美味しく頂くことができました。最後の締めに『ひな祭りの歌』を合唱し楽しい時間を過ごす事が出来ました。
あかしあの里Ⅰ お花見ドライブ
あかしあの里Ⅰでは、三月二十一日(火)の春分の日に、前橋市内にある敷島公園までお花見ドライブに行ってきました。久しぶりの外出行事でしたが、天候にも恵まれて絶好のお花見日和となりました。公園の桜はまだ満開とはいかなかったものの、沢山の桜の木を車内から眺めながら、「キレイだね」と皆さんとても感激しておられました。帰りはマクドナルドに立ち寄り、ハンバーガーセットを買ってお昼に皆さんで食べました。心も胃袋も満たされた一日となりました。
創春館通所リハビリ 創春館3月のお誕生会!
3月のお誕生会は、ちょうど桜の開花の時期に当たり、利用者様が持って来て下さった桜を飾ることが出来ました。今回初めてお誕生席に座られた利用者様が、自作の俳句を織り込んだ曲をアカペラで披露下さいました。次のアンコールには、旅の夜風を披露!大変盛り上がりました。後半には、感極まり嬉し涙で声を詰まらせてのご挨拶、皆の心に残るシーンとなりました。また、今年101歳を迎えられた利用者様がいらっしゃいまして、ご本人からのお礼の言葉に、全会場中が感動致しました。長寿の春、桜の季節、何より特別と感じています。
頑張り屋職員紹介
アデス ティラ ラハユ(介護士)
所属 | 創春館療養棟2階 |
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エピソード | いつも笑顔が素敵で輝いております。利用者様にも職員にも挨拶は欠かしません。アデスさんのニコニコ笑顔の挨拶で利用者様も職員も毎日パワーを頂いております。皆の元気の源アデスさん。これからもニコニコ笑顔の挨拶宜しくお願いします。 |
院長先生の健康豆知識
「病気を選ぶ自由」と民主主義
自分自身、歳をとっても病気のない身体でいたいと願い、講演などでも機会ある毎に、健康である為の方法について訴えてきました。私の父親は、私が大学を卒業する迄、あと七年は生きたいと願いつつ、私が十七歳の時、五十八歳で亡くなりました。胃癌でした。
今から考えてみると、胃癌の原因は、退職後の大変な苦労など様々あったでしょうが、主たるものは、大量の日本酒とタバコであったと思います(ピロリ菌もあったかもしれません)。当時は酒やタバコが胃癌につながるなどは想像すらされていませんでした。聡明な父でしたから、それらのものが癌の原因になると分かっていたら、四十一歳の時に生まれた、待ちに待った、目に入れても痛くない程の愛する息子の為であれば、酒は断てなかったにしても量を減らし(大体飲むときはコップ酒で五合くらいでした)、禁煙(ピースのタバコ缶が印象的でした)はしていたに違いありません。開腹はしたが既に手の施しようがなく、高さ二m以上ある大きな仏壇のある十畳程の部屋で布団を敷いて寝ていました。麻薬のなかった当時では、癌による疼痛でうめく日々が続きました。
そんな日々の数ケ月後の朝、大量の黒色便を見つけた母が、「お父さんがおかしい」と大きな声で叫びながら、私を呼びました。枕元に駆けつけると既に意識はもうろうとしており、医者から死ぬ時が来るのを知らされていた母は、その時が来たと察知したのか、「お父さん、たかおよ」と耳元で大きな声で呼びかけたのです。父の手を握ると、最後の力をふり絞るかのように力強く握り返してきました。
そして呼吸が止まったのです。苦しい闘病生活がやっと終わったという安堵の気持ちが悲しみの中にあり、複雑な心地でした。そんな風にして父の死はあっけないものでしたが、50年以上前の当時には、そんな風な死は日常的にあったように思います。
大黒柱を失った一家は、それから様々な苦労を味わう訳ですが、父の死以来、病気をしたり、羽目をはずして怪我を負ったり、ましてや死を選ぶ自由はなくなりました。
現在様々な生活習慣病で苦しまれている方がいますが、病気の原因がはっきりしている現在では、できれば病気になる前に予防して欲しかったという思いで一杯です。
先日、久しぶりに競技ゴルフに参加しました。後の三人は七十二歳、七十六歳、八十歳という構成でした。七十二歳の方が脊柱管狭窄症による手のしびれを訴えられ、七十六歳、八十歳の方はいずれも心房細動で治療中との事でした。
いずれの病気も年をとると出てくる病気ですが、ひょっとして防ぐ事もできたのでは、と、思ってしまいました。健康寿命を長くするというのであれば、防げる病気は防ぐというのが医療で、心房細動に対するアブレーション治療を謳歌するのは、大切な技術とはいえ、病気になる人を待ちかまえている感じがして、何か腑に落ちないのです。
生活習慣病は「病気になる自由」がある人が、その自由を存分に働かせかかる病です。その自由を制限できないのが民主主義というものですが、自ら制限をかける自由こそ望ましいのではないでしょうか。
文芸作品
涼風の家 デイ利用者 阿久津昌子様作品
リハビリコラム
【脳トレを始めてみましょう!】
春になり暖かい日が増えてきました。
何かをはじめるにぴったりのこの季節に脳トレをはじめてみるのはいかかでしょうか?
今回は今すぐ始める事のできる脳トレとして音読を紹介してみたいと思います。さっそくここから先の記事を声に出して読んでみましょう!
脳トレでは「前頭前(ぜんとうぜん)野(や)」を活発に動かすとよいとされています。
「前頭前(ぜんとうぜん)野(や)」は脳の前の方、つまりおでこのあたりをさします。
創造力、記憶力、コミュニケーション力、自制力(じせいりょく)など日常生活をおくるうえで大切な力が沢山つまっているところです。
ここを活発に動かすには、音読・書字・計算、人と会って話す、工作や料理をする、旅行・遊びに行くなどのいくつかの方法があります。
その中でも音読は一人でもすぐに始める事ができるためおススメです。
音読するものは何でもオーケーです。新聞、ちょっと長めのチラシ、好きな本とかも良いですね。
読むときのポイントは
①できるだけ早く読む
②毎日読む
③読み間違えても気にしない
この三つです。
これで今日の分の音読は終わりです。明日も音読をやってみましょう!
言語聴覚士 牛房柚花
ご案内
平素より格別のご愛読を賜り誠にありがとうございます。今月号からの記事のリニューアルに伴い、各部署の記事の掲載を3カ月に一度の掲載とさせて頂きました。今月号未掲載施設様につきましては来月以降順次掲載させて頂きますので、ご理解賜りますよう、今後とも末永くご愛読下さいますよう心よりお願い申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧宜しくお願い申し上げます。
広報委員会
編集後記
リニューアル版さんぽみち如何でしたでしょうか?今後新たに【頑張り屋さんの職員】を紹介させて頂きます。今後共ご愛読の程、宜しくお願い致します。皆さん花粉症は大丈夫でしょうか?辛い時期のピークは過ぎたのではないかと思いますが、この時期は多くの方の悩みの種ですね。