2023年12月号  あかしあの里Ⅲの鍋パーティー!

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あかしあの里Ⅲの鍋パーティー!

あかしあの里Ⅲの鍋パーティー!

 あかしあの里Ⅲでは十一月十日、鍋パーティーを行いました。
テーブルにカセットコンロを用意すると、いつもと違うお昼の様子に「わぁ、何なに?」と、皆さん興味深そうに見つめていました。
そして肉だんごやお豆腐、沢山の野菜が並べられた鍋をセットすると「今日はお鍋なの?」「いっぱいだね!」と、利用者さんも盛り上がります。
しかし、鍋が煮えるまでには時間がかかります。
ここからは少し我慢の時間です。
「まだかな?」「良い匂いがしてきたよ」「もう、良いんじゃない?」と待ちきれない様子がうかがえます。
そして、いよいよ鍋がいい具合に煮えて、ふたを開けると「わぁ!すごい!」「美味しそうだねぇ、早く食べたい」と言われ、それぞれ食べたい具材をご自分でよそっていきます。
出来立ての熱々をふーふーと息を吹きかけ召し上がると、「美味しい!」「身体が温まるねぇ」と、皆さん笑顔になって下さいました。
栄養のある野菜やお肉を楽しく、美味しく、沢山召し上がっていただき、皆さんに喜んでいただけました。
季節の変わり目で今年は例年以上に寒暖差が大きく、高齢の皆さんは特に体調を崩しやすいです。
コロナが落ち着いてきたと思えば、インフルエンザが猛威を振るっているなどのニュースも耳にします。
スタッフは感染症の対策などを徹底的に行い、温度管理など過ごしやすい環境を整え、皆さんには体操やリハビリなど毎日運動を行い、おいしい食事をしっかりと召し上がって頂いて元気よくお正月を迎えたいと思います。

 

今月の事業所便り

朱咲の家 十一月お誕生日会

 二十四日に誕生日会とレクリエーションを行いました。
十一月は三名の方が誕生日を迎えスタッフからプレゼントをお渡しし、皆でハッピーバースデーを歌いお祝いをしました。
レクリエーションは射的ゲームです。
座ったまま出来るので参加しやすく、皆様的を狙う時は真剣な表情となり、当たれば笑顔、外れればもう一回やってみました。
スタッフの顔写真を的にしておもしろおかしく射的ゲームを楽しまれました。
おやつはプリンを用意し、生クリームとブドウをトッピング。
皆様「美味しい」と召し上がり、温かい和やかな誕生日会となりました。

朱咲の家 十一月お誕生日会

朱咲の家 十一月お誕生日会

 

春らんらん 紅葉ドライブ

 秋も深まり、紅葉だよりが届き始めたので、十一月十三日から二十四日にかけて、子持ふれあい公園へ紅葉ドライブに出かけて来ました。車内から見える山々の紅葉に「こんなに色づき始めたんだね。」と夢中になっている間に到着です。公園内を散策しながら紅葉狩りを楽しみました。「綺麗な景色を見ながら外を歩くのは気持ちがいいね!」「この落ち葉綺麗だよ! 持って帰ろうかな。」等々、秋を満喫して頂きました。

春らんらん 紅葉ドライブ

春らんらん 紅葉ドライブ

 

菜摘荘 曜日対抗運動会

 菜摘荘では、十月十六日(月)から二十二日(日)までの一週間、曜日対抗で玉入れと職員によるバランス(体幹)で競いました。結果は、大逆転で日曜日チームの優勝で幕を締めました。各曜日勝利にむかって白熱した玉入れとなり、大変盛り上がりました。
翌日二十三日(月)にお疲れ様の気持ちを込めて、昼食に運動会で食べた懐かしのお弁当メニューを召し上がって頂きました。
おにぎり、唐揚げ玉子焼き、たこさんウインナーもあり、「おいしいね、よく作ったね」などと話をされていました。職員の腕を振るったけんちん汁もあり、皆さん完食され、大満足して頂きました。おやつに手作り冷凍みかんを食べて、曜日対抗大運動会を締め括りました。

菜摘荘 曜日対抗運動会

 

DSわきあいあい 手作りおやつ

 デイサービスわきあいあいでは、勤労感謝イベントとして、お汁粉を皆さんに提供しました。
簡単なおやつ作りでしたが、皆様「甘くて美味しい」「上手に出来たね」とお褒めの言葉を頂きました。
普通の日常、何気ない会話をこうしてご利用者様と楽しく過ごす事が出来て本当にありがたく思います。
これから寒い時期になりますが体調には十分気を付けて一日一日を元気に過ごして頂けますように心から願っております。
                

DSわきあいあい 手作りおやつ

 

快晴 手作りジェンガでドキドキ!

 ”シニアのトレーニングジム”、デイトレセンターKaiseiですが、ちょっとした空き時間に少人数でできるレクリエーションの用意もあります。
今回はレクリエーションの中から、手作りジェンガの紹介です。
通常、積み上がった木のブロックを崩さないように抜いていくゲームのジェンガですが、Kaiseiでは牛乳パックを塔のように積み上げた「牛乳パックジェンガ」を行っています。
腰ほどの高さまで積みあがった牛乳パックジェンガはなかなかの迫力で、塔を崩さないように、どの牛乳パックを抜いていくのかを計算するためには、場所を移動してバランスを見ていく必要があり、楽しみながら頭と体を使える、良いトレーニングにもなっており、参加する方から好評を頂く人気の種目となっています。

快晴
 手作りジェンガでドキドキ!

快晴 手作りジェンガでドキドキ!

 

院長先生の健康豆知識

「マスクの顔、人間の顔」

 
 今年もあとわずかとなりました。
コロナ騒動も落ち着きをみせたかと思っていたのですが、今度はインフルエンザのせいでしょうか。
スーパーなどに行くと圧倒的多数の人がマスクを着けています。
先日、東京での同窓会の集まりに参加しました。
それ程広くないビルの2階での立食パーティーだったのですが、300人以上の男が集まり、マスクを着けているのがたった一人という状況でした。
また東京の雑踏を歩いていても、マスクは少数派という感じでした。
マスク着用については地域差があるのですね。
何気なく国会中継を見ていましたら、「コロナ感染症分類2類~5類に移行し、見ても分かるように私達国会ではほとんどの人がマスクをしていません。
しかし病院や老人施設を見て見ると、ほとんどの人が未だにマスクをしており、病院や施設はコロナ対策から取り残されているように感じるのですが大臣いかがですか?」という自民党議員の質問に、厚生労働大臣、「マスク着用については、施設や個人の判断に委ねるとしていますが、会話する時などはマスク着用を推奨するとなっています。」推奨に従うかどうかもご自由に、ということですが。
いい加減な言葉ですね。
今迄散々マスクと言ってきた手前、完全にトーンダウンすると国民の信用を失うからとの言葉だと思いますが、それにしてもアベノミクスから始まったマスクの宣伝はすさまじいものでしたね。
私共の施設では、マスクの着用は全く個人的な判断に委ねています。
以前のようにマスクを着けない人に対し、冷たい目で見ないで下さいね。
コロナ騒動以前の状態に戻せばいいだけの事で、マスク着用の是非に関する話は不毛です。
私は愛情のこもった笑顔に接すると幸せな気分になります。
そんな笑顔を見る為に人生を歩んできたのかも知れないと思っています。
父親四十一才、母親三十一才の時、姉二人、唯一の男の子として生まれた私には、両親の笑顔がふんだんに注がれました。
その笑顔は私の人生を支えてきたコンコンと湧き上がる幸せの源泉でした。
小学校五年生の時、藤本洋子さんという、少しうれいが感じられるボーイッシュな女の子を好きになりました。
彼女はその時、竹内正義君という私よりずっと端正な顔立ちの男の子に行為を抱いているのが分かりました。
彼女に好きになって貰いたくて、当番でもないのに、彼女の掃除当番や給食当番を手伝いました。
そんな努力の甲斐あって、遂に彼女の好意の笑顔を獲得したのですが、幼い頃の宝物の思い出です。
今の小学生が女の子の目しか見る事ができず、そんな思い出が作れなかったら可哀想だと思っています。
人生の記憶というのは、沢山の人々の邂逅と表情に彩られているのではないでしょうか。
最近ではマスクしている人を見ると、よけいにマスクを外した顔を見たくなっています。
この世とおさらばするのが近くなってきたからでしょうか。
「人恋しい」という感情のようでもあります。
内科医は目だけでなく顔全体を眺め、むくんでいるか、体調はどうかなど観察するのが仕事です。
診察時一時的にせよマスクを外して貰いますが、そんな時無意識のうちに、この方の表情は忘れまいぞと思っています。
患者さんとの思い出を作っているのです。
マスクを外すと、「これぞ人間の顔だ」と懐かしい感じがし、どの人の顔も目だけよりいいのです。
高齢の女性で、口元のシワを見られるのが嫌だという方がいますが、シワの隠れた誰か分からない顔よりも、人間の顔のほうがずっといいと思っているのです。
現在政府としてはコロナ騒動前の状態に戻そうと言っていますが、前の状態に戻ると都合が悪い事があるのか、今一つ明確なメッセージとしては伝わってはきません。
そんな事はさておき、現在は「病は気から」という言葉には、免疫学的根拠があると言われています。
感染を恐れる人よりも、感染何するものぞという人の方が感染しにくいのです。
来年は感染を恐れない人が増える事を願っています。
皆様どうぞ良いお年を!

 

頑張り屋職員紹介

青木桜子(アオキ サクラコ・介護職員)

所属 創春館 療養棟3階
エピソード 時間が経つのは、あっという間で創春館で働き始めて4年目となりました。
7月療養棟の親睦会としてボーリング大会を開催し、初めて幹事を務めました。
その中で、スムーズに準備が進まない事があり「ホウレンソウ」の大切さを身にしみて感じました。
当日は院長先生にも参加して頂け、とても楽しい時間となりました。
これからも定期的に親睦会を行い、普段の仕事の中で誰にでも「ホウレンソウ」の伝えやすい、更に団結力のある現場にしていきたいです。
現在は副主任のお役も頂き、日々頑張らせて頂いております。

 

リハビリコラム

続・お正月、お餅の窒息に注意

 前回、お餅の窒息予防として「小さく切って噛んで食べる」等を紹介しました。
食べ方を工夫するだけでも、お餅による窒息の危険を減らす事ができます。しかしどんなに注意をしていても、その日の調子や急な出来事等でお餅が喉につまってしまう事があります。

今回はお餅で窒息してしまった時の対応を紹介したいと思います。
まず、咳こんで苦しそうにしている・声を出せず喉をつかむ動作をしている(チョークサイン)・顔色が悪い、このような様子が見られる時は喉に食べ物が詰まっているかもしれません。
咳が出来ない様子であればすぐに【119番通報】をしてください。
その際に救急隊員が対処方法を指示してくれるため従いましょう。
対処法として背部叩打法や腹部突き上げ法等を行うことがあるため方法を確認しておくと安心です。

・背部叩打法 背中を強く叩く
・腹部突き上げ法
 窒息した人の背中側に回り、体を密着さ せ両腕を脇から回し込む片手をグーにして、もう片方の手で包み込み、みぞおちから臍の上あたりを斜めに向け瞬時に引き上げる
※この方法は妊婦・乳児には禁止です※

先月号に続きお餅の窒息について紹介させてもらいました。
お餅の窒息は誰にでも起こりうるものです。
さんぽみちの記事も参考にして楽しいお正月を過ごしましょう!

①チョークサイン
②背部叩打法
③腹部突き上げ法

 

言語聴覚士 牛房 柚花

 

文芸作品


涼風の家 デイ利用者 阿久津昌子様作品

涼風の家デイサービス利用者 阿久津昌子様作品

 

編集後記

今月もさんぽみちを読んで頂きありがとうございます。
十一月までは秋とは思えない暑い日があったり、冬のように寒くなったりと、寒暖差の激しい月でした。
寒いのはあまり好きではありませんが、秋は秋らしく、冬は冬らしく四季がはっきりしている方が過ごしやすい気がします。
お風呂で温まったり、ストレッチをして体調を整えていきましょう。

あかしあの里Ⅲ 萩原