2024年7月号  楽しく美味しい餃子パーティー【涼風の家】

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楽しく美味しい餃子パーティー【涼風の家】

 楽しく美味しい餃子パーティー【涼風の家】

 六月五日、涼風の家では、昼食に手作り餃子パーティーを行いました。
職員が餡を作って、入居者の皆さんに皮に包んでもらいました。
勿論男性入居者の方にもお願いしました。
慣れた手つきで丸める方、そうでない方と色々でしたが、皆さんとても楽しそうです。
キレイに上手に丸まったものもありましたが、中にはヒダのないものや、少し餡のはみ出たもの等もありました。
そこは職員も手伝いながら、あっという間にたくさんの餃子が出来ました。
それをホットプレートで皆さんの目の前で焼くと、フロア中に美味しそうな匂いが漂います。
この日のメインは焼きそばで、中華尽くしのメニューです。
予めキッチンで作っておいた焼きそばと付け合わせをプレートに盛り付けて、焼きあがった餃子を皆さんに配ると、皆さん待ちきれなさそうでした。
「いただきます」の発声と同時に食べ始めると、皆さんいい笑顔でおいしそうに召し上がっています。
いつもと違い、皆さんの手作りで準備をすると、食欲も進むのか?、あっという間に皆さん完食されました。
たまにはこんな食事会も良いですね。
皆さんまたやりましょうね。

 

今月の事業所便り

デイサービスセンターゆめさき  父の日イベント

 昭和のお父さん像と言えば、地震・雷・火事・おやじと言う言葉があるように怖い存在でした。
昭和の父親代表、巨人の星の「星一徹」。
また、ドラマ寺内貫太郎一家の主人公、小林亜星演じる「寺内貫太郎」。
その二人に共通するものと言えば…そう「ちゃぶ台返し!!」です。
今回、デイサービスセンターゆめさきでは、父の日のイベントとして”ちゃぶ台返しゲーム!!“を行いました。
ゲーム内容は、挑戦者の日頃の思いを大きな声でぶちまけてもらいながら、ちゃぶ台をひっくり返すだけです。
そして、その時のちゃぶ台の飛距離、ちゃぶ台の返し技や宙に舞った時の美しさ、さらに挑戦者の思いや表情など…を審査員が審査し競い合います。
挑戦者の日頃の思いや、審査員の真剣な表情にフロア内は笑いの渦でした。
利用者の皆さんにも日頃のストレスを発散してもらう事ができ、とても楽しい時間となりました。

デイサービスセンターゆめさき 父の日イベント

 

あかしあの里Ⅰ  卒寿・百寿のお祝い‼

 健康長寿おめでとうございます。
六月四日に『卒寿』を迎えた入居者様には、職員が作った誕生日ケーキ&プレゼントと色紙をお渡し、ハッキリとした口調で「ありがとう。」と言って下さいました。
 六月七日に『百寿』を迎えられた入居者様には、桃色の帽子とちゃんちゃんこを着てもらいました。
今年の初めには、体調を崩されていたので、ご家族も心配されていましたが、元気に回復されて当日はご家族も揃い、記念すべき百年目の誕生日をお祝い出来ました。
これからも変わりなく健康でお過ごし下さい。

あかしあの里Ⅰ 卒寿・百寿のお祝い‼

あかしあの里Ⅰ 卒寿・百寿のお祝い‼

 

創春館通所リハビリ  『書道展』入賞‼

 年に二回の書道展への応募を今年も六月に行いました。
午後のレクリエーションの時間を使って利用者様に書いていただいた習字の作品から、これぞと思う一枚をご本人に選んでいただくのですが、なかなか納得のいく作品が書けず、次回のレクリエーションの時間にまた書くから待ってねと、多くの方が締め切りギリギリまでより良い作品を書こうとがんばっていらっしゃいました。
審査結果は約1か月後にわかります。
毎回多くの作品が入賞されています。習字の道具はデイケアにありますので、皆さんぜひ参加してくださいね。
(写真は前回応募された方の表彰の際の写真です)

創春館通所リハビリ『書道展』入賞‼

創春館通所リハビリ『書道展』入賞‼

創春館通所リハビリ『書道展』入賞‼

 

GHしらさぎ 祝九〇歳‼お誕生会

 グループホームしらさぎでは、6月のイベントとして九十歳を迎えられた利用者様の誕生日会を皆さんでお祝いさせて頂きました。
誕生日会の前に手作りケーキを作りました。
大きな四角いケーキにトッピング、生クリームも沢山付けて土台のスポンジより、大きく仕上がりました。
誕生日会開始に合図でスタート。
プレゼントの添え書きを持って記念撮影「撮りますよ、ハイ・チーズ」ああ駄目だ。向う向いちゃった・・・撮り直し~ 
こんな会話が楽しくてね。
さあ、頂きましょう。
嬉しそうにスプーンを口に入れ、「美味しいネ~」
これからもお元気で笑顔を見せて下さいね。

                

GHしらさぎ 祝九〇歳‼お誕生会

GHしらさぎ 祝九〇歳‼お誕生会

 

創春館療養棟2階 祝‼百寿のお誕生会

 療養棟階2階では、6月13日(木)に百歳を迎える御利用者様がいらっしゃいました。
その尊い記念日に、百寿のお祝いを皆で盛大に行う事が出来ました。
お昼前の十一時三十分に、他利用者様と職員が皆集合し、ご本人様は用意したちゃんちゃんこを身にまとい、皆さんの前へ登場‼。
当日は名倉理事長にも参加頂け、温かいお話と表彰状の授与をして頂きました。
またバースデイソングに合わせ、パンケーキの上のロウソクの火を、力一杯息を吹きかけ消して頂き、その後クラッカーを打ち上げ、皆で万歳三唱して喜びを共有し、百寿のお祝いを盛大に行うことが出来ました。
ご本人も大変喜ばれ、感謝の言葉も頂けました。おやつの時間には皆でケーキを食べ、良いお誕生会を終えることが出来ました。

創春館療養棟2階 祝‼百寿のお誕生会

創春館療養棟2階 祝‼百寿のお誕生会

創春館療養棟2階 祝‼百寿のお誕生会

 

名倉理事長の健康豆知識

「力道山 未亡人」と戦後の歴史

 
暇な時間があると、本屋さんへ行き色々な本を物色するのが趣味の一つです。
まずはタイトルに魅きつけられるのですね。

先日は、「力道山 未亡人」というタイトルが目に飛び込んできました。
表紙をよく見ると、そこには新婚旅行に出かける飛行機をバックに、弾けるような笑顔の力道山とその妻の姿がありました。

テレビが普及しはじめた頃、力道山は日本で一番のヒーローでした。
当時、大した娯楽もなかった時代では、テレビは最大の娯楽で、街頭のテレビでは、プロレスファンが黒山の人だかりでテレビを見ていました。
小学生も低学年であった私も、金曜日の夜のプロレス放映の時を狙って床屋さんへ行き、喰い入るようにテレビを見ていました。
プロレスが終って十一時頃になろうというのにテレビを見ていたら、「坊や、そろそろ終りだから」と、店の主人がやさしく促がしてくれました。
そのやさしい言い方と、少し気恥しかった思いをよく憶えています。

それにしても、小学生二、三年生であった唯一の男の子が、夜十一時頃まで自宅から何百メートルも離れた床屋にいるのに、迎えにも来なかった私の両親というのは、楽観的といっても度が過ぎるのではないか、と、今になって思っています。
力道山は一九六三年六月に結婚し、同年一二月にヤクザに腹を刺され亡くなられました。
力道山三十九才、妻敬子二二才の時でした。
たった六ヶ月の新婚生活でした。

その時私は十三才だったのですが、あの無敵な力道山があっけなく死ぬなんて信じられませんでした。

ニューラテンクォーターというナイトクラブで刺された為、ヤクザの抗争に巻き込まれたとも推測されたのですが、実際は、単なる力道山とヤクザとの諍いが原因であったようです。
当時は、ヤクザが短刀を持っているというのは日常茶飯事で、私が住んでいた当時の姫路では、あちこちにヤクザがいて、中学生ですら、ベルトにはさんだナイフですごんでくるような状況でした。

腹を刺された力道山の手術は、事件があって数時間後行なわれ、術後は順調であったようです。
しかし、それから五日後、腸閉塞を合併し、翌日にはショック状態となり亡くなられました。
医療関係者であれば、誰しもその死の展開には不審を抱かざるをえないような急速な経過です。
実際のところ、事件から三十年経った頃、手術に立ち合った当時研修医であったという男性から、あれは医療ミスでしたとの電話が未亡人のもとへあったそうです。
当時の私達は医療ミスを詮索する知識もなく、只々一人の英雄の早すぎる死を悼み、少年でありながら、若くして未亡人になった女性に同情の気持ちを抱いたのでした。

そんな力道山の死から六十年以上経つ現在に、その後の未亡人の人生を語る本があらわれたのです。

あの当時、力道山の死に衝撃を受けた人であれば、あの未亡人がその後どんな人生を歩んできたのか興味が湧かない筈がありません。
早速購入し、興味深い話の展開に、一気に読んでしまいました。
そこには、二十二才の若さで未亡人となり、夫の作った莫大な負債を抱えつつ、母親として、実業家として生き抜いてきた女性の人生がありました。
そして読後、未亡人の人生に重なるように生きてきた自分の人生を振り返ることになりました。
幼い頃、母に連れられた神戸で米軍の兵士からチョコレートを貰い、味わった事のない美味しさに、感激した事があります。
米軍兵士達を天使のようにも感じていました。
そんな感情を敵国であった少年に抱かせるとは、見事なまでのアメリカの占領政策だったのですね。
ルーテーズやキングコングなどのアメリカレスラーを空手チョップで打ち負かす力道山への熱狂は、敗戦国民のうっ屈した感情の発露であったかも知れません。
そんな過去を振り返りながら、その後もずっと今に至るまで、アメリカの占領政策は効力を持っているという事がより鮮明になってきました。

力道山未亡人 田中敬子さんは現在83才になり、時々はプロレスショップで働いているそうです。
敬子さんの人生に拍手を送らずにはいられません。

 

頑張り屋職員紹介

シェルリアナ・プトリ

所属 創春館療養棟二階
エピソード 何と‼初めてのお仕事が日本での介護職。
仕事とは?社会人としてのあり方は?そして日本での言葉の壁・・・。
大変な現実の中での船出となり、創春館療養棟で介護の仕事を始めて早二年。
最初は言葉の理解・介護という仕事の取り組み方法の理解が出来ず、右往左往してしまっていましたが、今や安心して介護の仕事をお任せ出来るシェルリアナさんへと大躍進されました。
仕事も早くしっかり行え、何よりも利用者様と接している時の笑顔は最高です‼
とても頼もしく、信頼できる、ここに無くてはならないとても大事な存在です。

 

リハビリコラム

【熱中症】について

梅雨も過ぎ、本格的な暑さが始まろうとしていますが、この時期に特に気を付けなければならないのが熱中症です。

私達人間の体内にある筋肉には8割ほどの水分が貯留されていますが、成人から年齢を重ねるにつれ、筋肉量と共に水分量も低下していく傾向があります。
汗をかいて血管内の水分が減った時に補える水分が少ない事でより高齢者の方は脱水・熱中症にかかりやすくなってしまいます。
熱中症は季節関係なく起こりますが7月~8月が多いとされているため、運動や入浴の前後など、意識して水分補給を心がけてください。
また、熱中症を予防するためには、日々のリハビリやご自宅で行える運動が大事になります。
ラジオ体操や椅子に座って行える足踏み・膝伸ばしなど、自分で取り組みやすい方法を通して、筋肉量の維持を目指しましょう。
           
 

理学療法士 小山温美

 

文芸作品


 
 

涼風の家 追川清乃様作品

涼風の家 追川清乃様作品

 

編集後記

今月号のさんぽみちはいかがでしたでしょうか?
7月に入ってまだ梅雨も明けていませんが、夏本番を待たずに連日真夏日が続いて、体調管理にも一苦労しているのではないでしょうか。
熱中症に気を付けて、水分をしっかりと取りながら、元気にお過ごしください。
次号も宜しくお願いします 。                 

涼風の家 板垣 剛