2025年3月号 グループホーム明月 盛大にお誕生日!!
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【グループホーム明月】盛大にお誕生日会!!
グループホーム明月では、二月十六日に二名の方がお誕生日でした。
九十九歳の白寿、もう一方は九十八歳と、誕生日が一日違いだったため白寿の方に合わせ、盛大にお祝いを行いました。
お昼ご飯は、誕生者の大好きなちらし寿司をお腹いっぱい食べて頂きました!!
利用者様から「誕生会を二回にすれば、お寿司が二日食べられたのに」と冗談を話される方や、「誕生日はいなり寿司が食べたい」と自分の時には、みんなでお祝いして欲しいという話をされる利用者様もいらっしゃいました。
おやつには誕生ケーキで誕生会を行い、誕生者の方から、「こんなに祝って頂けるなんて思ってもみなかった。随分長生きした」と話され、素敵な笑顔を皆さんと共有できるひと時を過ごせました。
今後もお一人おひとりが主役になり、活躍できるイベントを計画していきたいと思います。
今月の事業所便り
朱咲の家 ひと足早い豆まき
朱咲の家では、一足早く二月一日に豆まきを行いました。
皆さん鬼を退治しようと気合い十分。豆の代わりに手には運動会で使う玉入れの玉を持っていました。
すると奥から鬼の登場です。
職員のお子さん扮する子鬼、続いて若い青鬼、妖怪みたいな赤鬼登場です。
皆さん良くご存じで、一番怪しげな赤鬼めがけて玉が集中的に飛んできます。
玉を次々と赤鬼めがけて投げられたら、たまったものではありません。
「痛い!顔はだめです!」赤鬼は持っていた金棒代わりの棒で途中から玉を打とうと反撃しましたが無理でした。
若い青鬼は日本へ来て初めての「豆まき」という行事が何なのか身をもって体験後、鬼の面を取って正体を明かした後は皆さんと記念撮影で大忙しでした。
鬼退治の後は身体を温める「甘酒」と「甘納豆」を子鬼さんが配膳してくれたので、皆さんに平和なひと時が訪れました。
今年も朱咲は一年無病息災間違いなしです。
春らんらん 誕生会&百寿のお祝い
二月一日で百歳を迎えられた利用者様の百寿のお祝いを、小規模多機能ホームで行いました。
職員手作りの誕生日の色紙、七福神の記念品、花束をプレゼントし、ご家族からたくさんのお花や、お孫さんが作った大きくておいしそうな誕生日ケーキで、息子様ご夫婦をお呼びして盛大に行いました。
「おめでとう!私も百歳まで頑張るね。」「こんなに大事にされてうらやましいよ。」など、たくさんのお祝いの言葉をいただきました。
二月二十一日には、二月生まれの方のお誕生日会を行い、職員手作りの誕生日カードをプレゼントし、おやつには、それぞれ思い思いにトッピングしたチョコレートパフェを召し上がっていただきました。
「お祝いしてくれてありがとう!」「パフェもおいしいね。」と笑顔あふれるお誕生日会を過ごすことができました。
あかしあの里Ⅲ 「節分」鬼退治!
あかしあの里Ⅲでは二月三日、節分の豆まきを行いました。
豆の代わりにカラーボールで鬼退治をしていただこうとしましたが、小さい鬼(紙コップ)には当たらず、大きい鬼(水入りペットボトル)には当たっても倒れず、なかなか苦戦します。
ここで作戦変更。
数打てば当たるでどんどん投げていただき、小さい鬼は全て倒すことが出来ました。
しかし、大きい鬼はどうしても倒せません。
そこで再び作戦変更。
豆をお手玉に変えます。
先程とは手ごたえが違いますが、それでも倒れません。
スタッフが「思い切り投げて良いんですよ」と声を掛けると、「良いの?」と言われ、力強くお手玉を投げます。
明らかに投球フォームが違います。
それまでびくともしなかった大きい鬼がぐらっと揺れるのを見ると、追い打ちをかけるように更に力強くお手玉を投げつけ、見事鬼を倒すことが出来ました。
ストレス解消にもなったようで「もう一回する!」と何度も挑戦していました。
快晴 プロテインで強い身体に
デイトレセンターkaiseiでは、2月4日からプロテインサーバーを設置し、皆さんに飲んで頂いています。
プロテイン、つまりはタンパク質のことですが、これが足りないと運動をしてもなかなか筋肉を作ることができません。
また、人の身体は細胞によってできています。
人の身体を構成する細胞は、5~7年ですべて入れ替わると言われ、そのために体は日々細胞を作り続けています。
そのためタンパク質が足りないと大変なことになってしまいます。
筋肉を作るためには、筋トレ後や運動直後から約四十五分以内にプロテインを摂取するのが効果的と言われています。
そのためデイトレセンターkaiseiでは、皆様に実施していただいているレッドコード運動の後に、ご希望がある方に有料で提供させていただいています。
キャラメル味、コーヒー味、抹茶味、ココア味の4種類があり、おいしく飲みやすいプロテインです。
美味しくて健康にもなれるドリンク、最高ですね。
菜摘荘の節分 寿司職人登場!?
菜摘荘では、二月一日に節分イベントを開催しました。
利用者様には恵方巻きゲームに挑戦して頂きました。
三種の具を入れて海苔を巻き、三本出来た方の勝利です。
寿司職人さながらの手つきで上手に巻けた方、少し巻き方が甘い方、どれをとっても個性がでる恵方巻きの完成です。
最後にカメラに向かってハイポーズ。
今年は西南西に向かって皆さんいい笑顔でした。
恐ろしい赤鬼、青鬼が菜摘荘に現れ、利用者様の力の入った豆まきをして、邪気を払い無病息災をお祈りしつつ、鬼は外、福は内と大声で鬼退治をしました。
今年一年良い年になりますように。
名倉理事長の健康豆知識
「風邪」の診断
今年二月に久しぶりに、休日当番医の仕事を前橋医療センターでやりました。
二月も末頃なので、コロナやインフルエンザなどももう収まっているだろうと、暇つぶしの本などを持参しながらの出勤でした。
ところが豈はからんや、多数の発熱や嘔吐下痢の患者さんが押し寄せ、午前、午後併せて五時間位の間に五〇~六〇人の患者さん達を診る事になりました。
勿論一休みするなどの時間はありません。
聞くところによると、昨年末の休日当番医では、四〇〇人位の患者さんが来て、応援医師を頼み、それでもさばききれず、遂には受付ストップという事態になったそうです。
ノルウェーに住んでいた中年の日本人女性が、急に熱があがり、体の節々が痛くなり、インフルエンザの可能性もあるのではと、病院に電話をしたところ、こんな返事が返ってきたそうです。
「まずはよく寝てください。様子をみましょう。それでも治らなかったら、また連絡ください。」
風邪の患者さんを見れば見る程、風邪(ウィルスが原因)に抗生剤は無効である事は勿論、のめばすっきりと風邪症状が治るなどという薬はない事に気付く事になります。
結局のところ、ノルウェーの病院の回当は正論で、よく寝るのが一番の治療となります。
実際のところ、件のノルウェーの女性も仕方がないので二日間寝ていたら何とかおさまったそうです。
彼女が後に聞いてみたところ、ノルウェーでは風を引いても受診する習慣はあまりないようです。
それにノルウェーの人々は薬はできるだけ避けたいという人が多く、「自然と風邪が治るのをゆっくり気長に待とう」というスタイルが主流のようです。
散々コロナの恐怖を植えつけられてきた現在の日本では、そんな風のスタイルは許されるものではないようですね。
医療者側も内心では「こんなに長い時間寒い中で待つんだったら、家で暖かくして寝ていた方がよっぽど治療になるのに」と思っていても、口に出す事はありません。
風邪の教科書を見ていて、そんな医療者の内心の声を抱えつつ、良好な医師、患者関係が築ける説明というのを見つけました。
1.咳、鼻、喉と複数の風邪症状がありますね。ウィルスの感染の特徴です。
2.心配なのは肺炎とか喉のばい菌の感染ですが、診察したところ、そのような所見はなく、ウィルス感染でよさそうです。
3.で、お薬なんですが…。実は…風邪に効く薬ってないんです…。
4.ウィルスには抗生物質は効かないんです。
5.風邪の薬は症状をちょっと和らげる“かも”くらいで、それを飲んだから「早くよくなる」とか「こじらせない」とかではないんです。薬は少しでいいと思いますよ。
6.現時点ではウィルスによる風邪ということで良さそうですが、今後高い熱が続くとかがあればまた受診してくださいね。
私の診察を終えて出ていく患者さんの表情を見て、私も何とか教科書的な説明ができるような医師になったのかも知れません。
そんな風に感じながら、最後となる医療センターの仕事を了えたのでした。
頑張り屋職員紹介
和田 幸祐
所属 | デイサービス明月 |
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エピソード | 明月入職から約三年、DS明月に移ってから一年半経ちました。 この三年の間で仕事にも慣れ、利用者様にも親切で丁寧な介護が行えるようになったと思います。 これから先も介護について更に研鑽し、一日一日を大事に頑張っていきたいです。 |
リハビリコラム
「筋力トレーニング」について
筋力トレーニングをリハビリで行っている方は多いと思います。筋力が増えると良いことがたくさんあります。
・骨密度を高め、関節の安定性を向上させます。
・代謝が高くなり健康維持につながります。
・日常生活の動作が楽になりケガ予防になります。
・柔軟性やバランス感覚を向上させることができ、転倒や再発のリスクを減らす効果があります。
筋肉量は加齢に伴って減少しますので、トレーニングをすることは転倒や骨折のリスクを減らし、自立した生活を送るために必要です。
筋力トレーニングの実施方法は週2~3回程度。最大発揮できる筋力の60%程度の力で8~10回、2~3セットが適正といわれています。過度な運動は筋肉疲労の回復を遅くしますので逆効果となります
実施する際の注意点としては息を止めないことです。息を止めると血圧が上がり、めまいや気を失うリスクがあります
力を発揮する際は息を吐き、力を抜く際は息を吸うリズムが良いとされています。
またトレーニング中に痛みや疲労を感じたときは運動量や負荷が強すぎる可能性があります。痛みを我慢してしまうと筋肉や関節にダメージを与えますので注意しましょう。
理学療法士 齋藤 輝美
文芸作品
涼風の家 樋口京子様
涼風の家 追川 清乃様
編集後記
暑さ寒さも彼岸まで、草木が芽吹く今日この頃、今年も熱い夏がやってくると思うと、美味しいものを食べて体調を整えたいと思います。
さて、お彼岸の楽しみはと伺うと、ぼた餅と話される利用者様が多いですが、ぼた餅の呼び名に四季が有るのをご存じでしょうか?
夏は「夜船」冬は「北窓」と日本の四季で楽しめるのはうれしい限りです。
次回のさんぽみちは、花見の時期を迎え素敵な笑顔をお楽しみ下さい。
グループホーム明月 霜田 芳之