2025年4月号 「あかしあの里Ⅰ」特集!
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「あかしあの里Ⅰ」特集!
GHあかしあの里Ⅰの三月イベントは、三月三日の「ひな祭り」。
今年は昨年まで使用していた顔はめパネルを利用者様が自分で持ち、顔をはめられるサイズのパネルへと新しく作成してみました。
出来上がった顔はめパネルを見て、「かわいいねえ。持ちやすいよ」と一人ひとりがお内裏様とお雛様を顔にはめ、試して楽しんでいました。
昼食に用意した職員による手作りのひな祭り御膳を見て「かわいくて美味しそう、食べきれるかな~」と皆さん目で楽しみ、一皿も残さず召し上がっていました。
おやつには、花ひなあられと甘酒を提供させて頂きました。
「甘酒好きなのよねえ~。」とテーブルを囲んで雑談されていました。
三月十四日のホワイトデーでは、手作りおやつとして、皆さんと一緒にチョコチップスコーンを生地から混ぜて作り上げてみました。
おやつの時間に、紅茶と一緒にお出しして召し上がっていただきました。
また、三月に入ってから暖かい陽気が続き桜の開花予想も出ていたので、『三月二十九日お花見ドライブへGO!!』と予定を立てていました。
しかし、三月後半から寒暖差が激しくなり開花予想も遅れ気味になったり、当日の天気も気温が低く、みぞれになっていました。
そのため「お花見ドライブ」は四月に延期となり、さんぽみちの記事が掲載される頃には、お花見を満喫し散策した後だと思われます。
今年も色々と入居者様と一緒に楽しめるイベントを計画していけるよう努めていきたいと思います。
今月の事業所便り
DSゆめさき 楽しいひな祭り♫
「今日は楽しいひなまつり~♪」デイサービスセンターゆめさきでは、三月三日に「ひな祭り」のイベントを行いました。
由来の説明から始め、ひな祭りにまつわる食べ物や「三人官女」「五人囃子」の役割などクイズを出題。
「これは知ってるよ」「○〇が答え」とはっきり答えられるクイズ、「なんで?」「へぇ~」と悩むクイズもあり楽しまれました。
ゲームでは職員のお子さんが作ったかわいらしいひな人形を使い、巻き巻きゲームを行いました。
ゲームが始まると真剣勝負。
負けられない勝負が始まりました。
お内裏様チームとお雛様チームに分けての対戦で七対六の僅差でお内裏様チームが勝利!そして、飾られているひな人形と写真を撮り閉会です。
男性は笑顔ながらもりりしく、女性はおすましするようにかわいい写真に。
桜餅を食べ「?今日は楽しいひなまつり~?」になりました。
創春館通所リハビリ 大盛況だった国際文化交流会!
ミャンマーから来て約一年間介護補助としてお手伝いしてくれた二人の女性が、四月に移動する前にミャンマーの踊りを利用者様に披露したいとのことで、「国際文化交流会」と題して、三月十九日の午後のレクリエーション時間に企画させて頂きました。
お国特有の可愛らしいお化粧をして、お洒落なロングスカートの民族衣装をまとい、ミャンマーのお正月に流れる賑やかな音楽に合わせながら滑らかに踊る姿に魅了され、利用者様方から歓声が上がりました。
また、日本人職員による「だんべい踊り」やインドネシア職員によるカラオケで、より一層雰囲気が盛り上がりました。
「朝方に雪がチラついて休もうかと思ったけれど、今日は来て良かった」と満面の笑みで語って下さった方もいらっしゃいました。
涼風の家 箕郷梅見ドライブ
涼風の家では三月十日に、箕郷梅林まで花見ドライブに出掛けました。
箕郷梅林は職員の通勤ルートの途中にあり、毎年この時期には開花状況を確認できて、機会があればドライブに出かけたいと思っていました。
当日はやや肌寒かったですがいい天気で、それほど風もなくドライブ日和となりました。
梅林に着くと、今年は開花がやや遅めで、全体的に三~五分咲きくらいでしたが、一面の梅の花が拡がり絶景でした。
梅のほかにも河津桜も咲いていて、久しぶりのお花見に、入居者様からも満面の笑顔が見られていました。
これからも皆さんに楽しんでいただけるように、色々な所に出掛けたいです。
四月になったら涼風の前の公園で桜の花見に出かけたいです。
ここは平日は人出も少ないので、ほぼ貸し切り状態で花見が出来るので、今から楽しみです 。
創春館療養棟2階 ひな祭りに最高の甘酒!
療養棟二階では、三月五日にひな祭りイベントを行いました。
今年は振袖を着た職員が司会進行をつとめ、利用者様は年女の方に着物を着て頂き華やかに彩っています!
おやつには甘酒とひなあられを頂きました。
甘酒は煮ている途中からかぐわしい香りがたちこめ、口々に「たのしみ!」と話されおり期待十分です!
ところで、皆様は甘酒にお塩は入れますでしょうか?
ご家庭によってお塩を入れたり、お酒を足したり様々だと思われます。
今回の甘酒は参考にしたレシピにそって追加はせず、酒かすとお砂糖のみでシンプルに仕上げました。
しっかりと煮立てて美味しくできあがりとても好評でした!
今回は作業工程に参加して頂くことが難しく皆様と一緒に作業はできませんでしたが、次回は一緒に作業出来るように計画したいと思います。
GHしらさぎ うれしいひな祭り
GHしらさぎでは、三月三日にひな祭りイベントをおこないました。
午前中は「うれしいひな祭り」を全員で合唱。この日の為数日前から歌の練習を積み重ね、本番も楽しく歌う事が出来ました。
その後の昼食は特別メニューの「ひな祭り御前」を用意し、皆さんに召し上がって頂きました。
錦糸卵に菜の花、とびっこに海老、桃のデザートと色とりどりの御前に「きれいだね♪」と大喜び。
あっと言う間にたべおわってしまいました。
午後にはおひな様、お内裏様の衣装をまとい記念写真の撮影会です。
お内裏様珍しくお一人でしたので大活躍でした。
おひな様が全員写真を撮り終えるまで、笑顔でお付き合い頂き感謝感謝です。
おひな様達は、恥ずかしいやら緊張やらで固い表情になってしまった方も居りましたが、良い記念になったのではないかと思います。
撮影会の後は、お待ちかねのおやつタイム~。
桜餅、雛あられ、これもあっという間に召し上がってしまいました。
歌って食べて楽しいひと時を過ごされた様です。
これからも皆様が笑顔あふれ、そして季節を感じられる愉快なイベントを考えて行きたいと考えています。
乞うご期待です。
名倉理事長の健康豆知識
進化の歴史(頚(首)の話から)
初めてキリンを見た時、その圧倒的な首の長さに驚かなかった人はいないでしょうね。
自分達人間とは全く異質の存在に見えますが、同じ哺乳類で、首の骨の数も七つになります。
キリンの首が何故長いのか諸説あります。
適者生存という観点から、高い木の葉を食べたり、遠くの敵を早く見付けるために進化したという説が有力ですが、真実かどうかは不明です。
キリンに魅せられ、キリンの首の構造を研究しようと、キリンの解剖に奮闘した若い女性研究者の本を読みました。
彼女の研究によって、キリンの首があんな風に器用に動くのは、キリンの場合、第一胸椎が頚椎の様に動くからだと分かったそうです。
進化の道筋を考えると、私達は魚を「途中の祖先」として進化した訳ですが、魚には頚(首)はありません。
したがって私達は頚(首)のない魚から頚(首)をもった者として進化してきました。
頚のない魚にも目や口、頭部などがある訳ですから、頚は胸椎から頭部の間に順番に積み木を重ねるようにできてきたと考えてもいいでしょう。
哺乳類が生存していくのに最適な頚の骨の数が七つだったということではないでしょうか。
そんな風に見てみると、脳から横隔膜まで伸びる迷走神経の枝は、頚の部分が引き伸ばされていると見えてくるのです。
進化の道筋で頚の出現というのは画期的な事でした。
キリンの頚を一つの例として、頚の出現によって獲物を捕えるなど生存の幅が大きく拡がったに違いありません。
哺乳類繁栄の源なのではないでしょうか。
しかし、頚の発生には大きな制約がありました。
脳に行く血液の問題です。
頚を上げた時の血流の低下をどう補うかという問題です。
一般には心臓のポンプの力によって血液が押し上げられ、血流が維持されると言われますが、キリンの首を考えるとそうした論は破綻していると思われます。
キリンが水を飲むために頭を下げるだけで脳の血圧は異常に高くなり、逆に頭を上げる時には血圧がストンと下がってしまう事になります。
実際にもそういう事だという研究報告があるそうですが、そんな事があれば頭がボーッとしてライオンに食べられてしまうでしょう。
そんな、脳に行く血流の事を考えていると、四つ足から二足歩行にまで身体を起こせるようになるには、大変な進化の道筋があるように思われます。
一般には、四つ足から二足歩行に到る過程について、化石人骨から研究が進み、骨盤の変化、骨盤と大腿骨の関係などから進化の道筋が分かるようになってきました。
しかし立ち上がる為には、脳に行く血流の維持も骨以上に大切な要素です。
しかし、血管は化石にはならないせいか、血流の問題についてとり挙げられる事はありません。
立ち上がる為には、血液循環システムの飛躍が必要だったと考えられます。
その飛躍のもとになったものが何かというのは謎として残っていると考えているのです。
頑張り屋職員紹介
ウィド サトリア
所属 | あかしあの里Ⅱ |
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エピソード | 新しくあかしあの里Ⅱで働くことになったウィドさん。 入職してからすぐに打ち解けて仕事に真面目に取り組んでいます。 日本語は分からない言葉もあるようですが、入居者様に絵本を読んでさしあげたり、会話を楽しんだり積極的な姿が見られます。 入職して間もないですが、仕事に対する意識の高さには驚くばかりです。 外国から移り住み様々な事に違いがあると思いますが、日本の習慣に慣れて更に頑張ってほしいです。 |
リハビリコラム
【転倒予防】について
今回の転倒予防についての記事を書く前に、実は…私自身が外出先で段差につまずいて足首をひねり、捻挫してしまいました。
その時を振り返ると、普段履きなれない靴を履いていたこと、他に気を取られて一~二㎝程度の段差を見落としていたことが原因でした。
転ぶのは一瞬の出来事ですが、その後の代償は大きいです。
ケガの状態によっては入院や手術など、元の生活に戻るまでにかなりの時間がかかってします。
転倒には、筋力やバランスなど「体の問題」と、「環境の問題」が関係します。
今回は環境面について取り上げてみました。
【自宅で転びやすい要因】
・玄関で靴が脱げきらずに前のめりに転ぶ。
・スリッパを履いていて滑る。
・こたつ布団やカーペットの端につまずく。
・部屋の敷居の段差につまずく。
・階段の最後の一段を踏み外す。
【転倒を予防する対策】
・玄関に椅子を設置し、座って靴の着脱をする。
・履物を変える(かかとが覆われたものにする)
・カーペットの端をテープで留めておく
・段差・階段のふちを目立たせる(光るテープを貼る、間接照明を設置するなど)
大丈夫と思っても、“後悔先に立たず”とならないよう、日常場面で対策できることはしておいた方がいいですね!私も気を付けていきたと思います。
理学療法士 神道 志保
文芸作品
涼風の家 樋口京子様
涼風の家 追川 清乃様
編集後記
暖かい陽気が続き、桜をはじめとして草花も多く咲き誇り、今年は例年よりも花粉が多く飛んでいます。
いつも以上に花粉症に悩まされる時期でもありますね。
新生活が始まり多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、身体に気を付けてお過ごしください。
今年度も「さんぽみち」ご愛読よろしくお願いいたします。
GHあかしあの里1 貴田 美枝