平成13年11月号

 11月号 もくじ

*********** 今月のトピックス ***********
楽しかったバス旅行 ~沼田方面へリンゴ狩り!?~momiji
秋の一日旅行
秋のハーモニカ演奏会
秋の大運動会
*********** 名倉院長の健康豆知識 ***********
インフルエンザ予防接種法の問題について
*********** 投稿作品 ***********
*********** 11月の行事予定 ***********
*********** 編集後記【あしあと】 *********** 
   
 

楽しかったバス旅行 ~沼田方面へリンゴ狩り!?~

  10月10日(水)、県社会福祉協議会の福祉バスを借りて、療養棟の入所者、南橘ボランティアさん、
学生ボランティアさんと共に、沼田方面へリンゴ狩りに出かけました。
当日は予想もしない十年ぶり?の大雨で、幸先の悪いスタートを切りましたが、道中は皆さん賑やかに、
雨に負けないくらいの大声で歌を歌ったり、おやつをつまみながら楽しむことができました。
 沼田は前橋よりもひどい雨で、バスの乗り降りの際には“必ず”と言っていいほど更にひどい雨に襲われ、最悪の状態でしたが、
室内からたわわにリンゴが実っている畑を見た皆さんは、歓声を上げて喜んでくださいました。美味しい食事を頂き、また、
リンゴ狩りはできなかったものの美味しいリンゴを頂くことができ、お土産を買ったりと、皆さん満足して頂けたのではないでしょうか?

 帰路は県庁の前を通り、ドライブを楽しんで頂きました。
 来年は雨が降らないように祈りつつ……お疲れさまでした。

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秋の一日旅行

  グループホームでは10月14日、宮城村にあるフラワーパークへ行ってきました。
 日頃の行いが良いため、絶好の晴天。秋の花・コスモスが満開で、ケイトウの花の色がとても見事で目の保養になりました。
皆さん思い思いに散策され、日頃の運動不足も少しだけ解消されたようでした。
 そして待ちに待ったお弁当は「鳥めし」。いつもはあまり食べない方も、お弁当一つぺろりとたいらげ、満足した顔をされていました。
外で食べるお弁当は本当に美味しい。「また来たいですね」「良かったですね」と、皆さん楽しい一日を過ごされ、
想い出がまた一つ増えたようでした。 

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秋のハーモニカ演奏会

 10月14日、デイルームにて高齢のハーモニカ演奏会が開催されました。
 小野清先生の御指導による南橘ハーモニカクラブ7名の皆様の演奏に、参加された利用者の方々は、うっとりと聴き入っていました。

 幼い頃に歌った童謡や唱歌、若い頃の想い出につながる歌謡曲など、どの曲もみな懐かしく、胸を打つものでした。
 最後には利用者の方と一緒に、深まる秋にふさわしい歌を歌い、閉会となりました。次回お会いできる春の演奏会のお約束も頂きました。
 

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秋の大運動会

通所リハビリ
 毎年恒例となりました秋の大運動会が16~18日の3日間に渡り行われました。

 ことしは3つのチームに分かれ、各チームごとに円になり、玉入れやおはじき渡し競走などの全員参加の競技を中心に行いました。
応援合戦の時には利用者と職員が一丸となって、大きな声で応援しました。職員競技のグルワンフラッグでは、職員が目を回す姿に、
利用者の方々の笑顔がはじけました。
 皆さん日頃のリハビリの成果を十分に発揮し、いつもより多く身体を動かしていたようでした。来年も皆さん頑張りましょう。

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療養棟
 10月17日午後2時より、療養棟大運動会が開催されました。
 かえる・いぬ・ねこ・あひるの4チームに分かれ、4種類の動物の鳴き声を合図に競技が始まりました。
 各チームそれぞれ力を出し合い、チームをもり立てて優勝を狙い、競技に取り組まれていました。スタッフも競技に参加させて頂き、
白熱のバトルとともにパフォーマンスも加えつつ、闘志を燃やしました。
 優勝はあひるチームでしたが、他のチームも優勝チームに負けないくらいハッスルし、頑張って高得点を出していました。
 秋の行事として欠かせない運動会。約1名の筋肉痛の職員を出したのみで、入所者の皆さんにはケガもなく、
今年の運動会は幕を閉じたのでした。みなさん、大変お疲れさまでした。

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名倉院長の健康豆知識

【インフルエンザ予防接種法の問題について】
 
 平成13年の予防接種法改正により、インフルエンザは二種疾病に分類されました。
 二種疾病とは、個人の発病・重症化防止を主眼とし、そのことがひいては集団の予防に繋がると考えられる疾病のことを指します。市町村長は、
65歳以上の者全員及び60歳以上65歳未満であって、予防接種必要と認められた人には、
本人の申し出があればインフルエンザの予防接種をしなければいけないと法律で定めされたのです。
 以前から行われている予防接種と比較して、今回の法改正による最も大きな問題点は、この予防接種が予防接種の意義が十分に理解でき、
納得した上で署名をしないと接種してはならないと規定している点です。昨年、当施設の患者さんで、インフルエンザの説明書を理解し、
予診票に記載し、署名できた人は、半数以下という結果でした。当施設に関する限り、今回の法改正により、
半数以上の人がインフルエンザの予防接種ができないということになります
 どうやら国の方針は、頭脳明晰な65歳以上の人は長生きしてもらいたいが、
それ以外の御老人方はインフルエンザで倒れてもらった方がいいと考えているようです。
(私には65歳を過ぎても頭脳明晰であるという核心はありませんが……)
 一方では、インフルエンザワクチンの効果を謳い公費負担をしながら、片一方では、
大変な見落としをしている今回の法改正は悪法であるに間違いなく、早晩修正を余儀なくされるでしょう。しかし、
その間に倒れていく人がいたら、誰が責任をとるのでしょうか? 

 

投稿作品

私の入院生活      長沼ヨツ

 「暑い、暑い」と言っていた夏も去り、日一日と深まり行く秋を迎え、山々は紅葉への衣替えの季節になりました。
 今年こそは良い年を…と思いながら、思わぬ足の病気で1ヶ月半の入院。色々と勉強させられました。
 お盆の12日、夜、急に左足が痛くなり、一晩中さすっていました。13日の朝になり、救急車で前橋中央病院に行きましたが、
ベッドが空いていないとのことで県立心臓血管センターに入院しました。初めての入院なので勝手が分からず、ご迷惑をかけてしまいましたが、
患者さん一人一人の心のケアがどんなに大切か、また、看護婦さんの患者に対する接し方、患者自身の受け取り方により、
病室の雰囲気が違ってくる事など、大変勉強になりました。創春館での楽しかったこと、想い出などを次々に脳裏に浮かび、早く帰りたくて、
こんな思いは初めてでした。
 これからは創春館の皆さんと、仲良く一生懸命リハビリに専念して、一歩一歩踏み出して行きたいと思っております。 

 

11月の行事予定

 


療養棟

デイケア

グループホーム
デイサービス

5~10日 もみじ狩りドライブ
13日 関さんの音楽教室
16日 ちぎり絵教室
24日 お琴演奏会
26~28日 お誕生日会
7日 おいなりさん作り
8日 買い物ツアー
11~13日 紅葉狩りドライブ
16日 ちぎり絵教室
24日 お琴演奏会
28日 お誕生日会
7日 榛名養護学校との交流会
   関さんの音楽教室
9日 チャンチャン焼き大会
30日 お誕生日会

 

 
 

編集後記

 創春館新聞『さんぽみち』11月号、いかがだったでしょうか?
 紅葉シーズンも終わりに近付き、上州の山々は冬支度を始めてきました。朝晩めっきり冷え込み、
風邪などをひいて体調を崩される方も多くなる季節です。どうか皆様、お体には十分留意して、寒い冬を乗り切りましょう。
 さて、皆様の中には、寒い冬は嫌いだという方も多いと思われますが、私にとっては「待ちに待った冬!」という感じです。そう、
スキーシーズンの到来です。昨シーズンはあまり行くことができなかったので、今年はたくさん行きたいと思います。
 早く来い来い、スキーシーズン!!!