平成14年3月号
3月号 もくじ
*********** 今月のトピックス ***********
バレンタインデーにみんなでお菓子作り
各部署で節分の豆まき大会
誕生日会で寸劇を披露
百歳の誕生日に前橋市長が表敬訪問
*********** 名倉院長の健康豆知識 ***********
病気にまつわる一つの風景
*********** お知らせ ***********
創春館増築工事および第3グループホーム工事進捗状況
医事課よりお知らせ
*********** 3月の行事予定 ***********
*********** 編集後記【あしあと】 ***********
バレンタインデーにみんなでお菓子作り
2月14日はバレンタインデーということで、療養棟では久しぶりにおやつ作りを行いました。今回のおやつは『どら焼き』です。
職員2名による漫才で盛り上がって(?)頂いたところで、さっそくおやつ作りの開始です。
各テーブルに職員が一人づつ付き、入所者の皆さんにどら焼きを焼きました。作り慣れていない男性職員に励ましの言葉をかけて下さる方、
沢山のあんこが食べられるとニコニコ顔の方など、参加された利用者の方々は久々のお祭り事に各々楽しまれていた様でした。
大きいどら焼きもあれば、焦げたどら焼き、形のいいどら焼き、あんこの量も多かったり少なかったりと様々などら焼きが出来ましたが、
皆さん「美味しかったよ」「また作ってね」と笑顔で答えてくれました。次回はどんなおやつ作りをするのか、ぜひご期待下さい。
ところで、残念なことに、療養棟では男性職員にチョコを渡す女性職員の姿を見ることができませんでした。
皆さんは誰にチョコを渡したのですか?チョコを頂いた方、ホワイトデーのお返しはキチンとしましょうね。
各部署で節分の豆まき大会
療養棟
鬼は外!福は内!
今年も元気に豆をまきました。2月3日節分の日。「今日は豆まきですよ~」のスタッフの呼びかけに、入所者の皆さんが食堂に集まりました。
始めに今年の干支『午年』の方々を紹介し、赤・白の鬼が登場!が、女性スタッフが変装したためか説得力に欠けて笑いがこぼれる始末……。
それでも、皆さん鬼に豆をぶつけたりして楽しまれていました。
豆は年の数を食べるんだよね!と「じゃぁ、私は28個!」と冗談を交えながらわきあいあいの豆まきができました。
今年一年も皆さんのご健康をお祈り申し上げます。
「笑う門には福来たる」と言うわけで、笑顔でお開きとなりました。今年も宜しくお願いいたします。
通所リハビリ
通所リハビリでは2月2・4日の2日間、節分行事の豆まき大会を行いました。
始めに年女・年男の方に裃を着けていただき、今年の抱負をうかがいました。ある方は午年にちなんで「馬力を出して頑張ります!」
と力強く語ってくださり、またある方は「ここに来て初めて年女であることに気が付きました。これからもリハビリに励んでいきたいです」
とおっしゃっておりました。
続いて愛嬌のある赤鬼・白鬼・ドラえもん鬼等、様々な鬼が登場し、利用者の皆さんが鬼をめがけて豆を投げました。今年1年間「鬼は外!
福は内!」であるようにと願いを込めて投げた豆に、鬼達もさぞかし痛かったことでしょう。
終わりに利用者の皆さんが2チームに分かれ、玉入れゲームで競い、会は終了しました。
グループホーム
グループホームでは2月3日に日本の伝統行事の一つである節分の豆まき大会を行いました。
何故か変テコな鬼も登場して、皆で豆をぶつけ悪を追い払いました。途中、間違って善人の入居者に豆をぶつける人もいたりして、
大爆笑のうちに会は終了しました。今年も福に授かり健康でありますようにと、入居者並びにスタッフ一同お祈りしました。
誕生日会で寸劇を披露
通所リバビリでは2月26~28日にわたり、2月の誕生日会を行いました。
今回は初めての試みで、利用者とスタッフが一体となり、「国定忠治」の寸劇を行いました。利用者が台詞を担当し、
これに合わせてスタッフが役になりきり熱演。
「赤城の山も今宵限り……」と感情のこもった名台詞に拍手喝采を浴びました。
百歳の誕生日に前橋市長が表敬訪問
3月6日の上毛新聞に、
入所中の田部井登喜太三の満100歳を祝う記事が掲載されましたので紹介します。
前橋市青柳町の田部井登喜太さんが、満百歳の誕生日を迎え、
萩原弥惣治前橋市長が田部井登喜太さんが入所している同市日輪寺町の老人保健施設「創春館」を表敬訪問した。
田部井さんは1902年3月1日、同市生まれ。食べ物は好き嫌いがなく、毎日の食事をしっかりととっているという。
田部井さん流長生きの秘けつは「くよくよしないこと」。百歳の誕生日を元気に迎えた。 田部井さんは、慶祝状と記念品、
写真を市長から手渡され、喜びの表情。市長から「これからもお元気で」と祝福されると「もう十年頑張ります」と笑顔で話した。
名倉院長の健康豆知識
病気にまつわる一つの風景
先日、
私の大学時代の後輩が49歳の若さで亡くなりました。彼は27歳の時に腎不全(腎臓か機能しなくなる病気です)になり、
その年から人工透析という血液浄化療法を受けることとなりました。人工透析とは、例えていうなら、
きれいな水と濁った水をある膜を境界にして接することにより、お互いの水の成分が交換されるという方法です。その為、体内から血液
(濁った水)を取り出し、浄化した後、また体内に戻すという方法がとられます。
腎不全の患者さんの場合、この治療は1回につき4・5時間かかり、大体1週間に3回実施しなければなりません。会社勤めをしながら、
1週間に3回、太い針(普通の注射針の3倍はあるでしょう)を2本刺されながら4時間あまりもベッドに横になる、
そういう生活を22年間も続けてきた彼の忍耐に敬意を表さずにはいられません。
遠く離れていたせいもありますが、私には彼のそうした文字通り闘病生活を陰ながら応援するしかありませんでした。
医者という職業の因果なところは、そうした彼の闘病に関わる苦労が手に取るように見えてしまうことです。
彼が重い荷物を持っていることを誰よりも分かっているのに、励まし慰めることしかできない。腎不全とは、そういう病気なのです。
お葬式の挨拶で、彼の奥さんが「二人で楽しい人生でした」と言ってくれた時には、今まで陰ながら支えてきた奥さんのご苦労が分かるだけに
(腎不全は、血液透析をしたからといって通常の健康体のような状態にはなりません)、その勇気ある愛情に心から拍手をし、
後輩への献身に感謝の気持ちで一杯になりました。
創春館増築工事および第3グループホーム工事進捗状況
待望の創春館増築工事もお陰をもちまして無事竣工しました。
工事中は皆様に多大なるご協力並びにご迷惑をおかけしたことに対し、紙面を持ちまして御礼申し上げます。
3月下旬よりベッド数65床から80床となります。
第3グループホームですが、現在工事も順調に進んでおり、4月上旬には竣工予定となっております。只今、入居者を募集しておりますので、
ご希望の方は相談員までお問い合せ下さい。
医事課よりお知らせ
すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、先月より内服効能書を一部添付しております。まだヒート
(個別包装のままの状態の薬、または分包されていない薬のこと)でお薬を渡している方のみの対応となっていますので、
皆様のお薬にはまだ添付されていないかも知れません。今後は全ての方を対象に効能書きを行っていきたいと思いますので、
「自分はどんな薬を飲んでいたんだろう?」と忘れてしまったり、疑問に思っていることがあればお気軽にお問い合せ下さい。
3月の行事予定
療養棟 |
デイケア |
グループホーム デイサービス |
3日 ひな祭り
14日 買い物ツアー 20日 民謡の会 27日 誕生日会 |
1日 ひまわり合唱団
4日 ひな祭り 6日 ポケット幼稚園慰問 16日 NSKスイングキャッツ コンサート 20日 奥山文子さん コンサート 27~30日 誕生日会 |
2日 ひな祭り
5~7日 梅見ドライブ 28日 誕生日会 |
編集後記
花粉症の季節になりました。皆さんは花粉に悩まされていませんか?私は風邪の強い日は目が痒くて仕方がありません。
とってもいい天気なのにちょっぴり憂鬱です。でもでも!この花粉を乗り切れば、楽しいお花見会シーズン到来!
入所の皆様や通所の皆様と桜が見られるのが楽しみです。早く来い来い桜の季節!