平成14年9月号
9月号 もくじ
((((((((( 今月のトピックス ))))))))))
大いに盛り上がった納涼祭
夏を味わうおやつ作り
夏の終わりの花火大会
楽しかったハワイアンバンド&フラダンス
通所リハビリでミニ納涼祭
グループホーム・デイサービス便り
((((((( 名倉院長の健康豆知識 ))))))))
老衰と心臓について
(((((((((((( 9月の行事予定 ))))))))))))
(((((((( 編集後記“あしあと”))))))))
大いに盛り上がった納涼祭
8月18日、通所リハビリ・療養棟・グループホーム合同で、夏の一大イベント「納涼祭」を開催しました。
当日は当館の1階と駐車場の一部を使用し、焼きそばやたこ焼き、焼き鳥、かき氷などの模擬店や、
ボランティアの方による八木節やだんべえ踊りの披露など、参加された皆様には少しではありますが夏を味わっていただけたかと思います。
院長先生を中心としたスタッフによる劇団が急遽結成され、歌劇「愛は勝つ」を上演。出演スタッフは納涼祭当日までの僅かな日数の中、
勤務時間後の貴重な時間を割き練習を重ねてきました。(練習の度に毎回増えていくセリフと動きに、とても大変そうでしたが)。
本番では練習の甲斐もあり、出演者全員がアドリブ連発で観客の方々も対爆笑!途中、観客の方々と一緒に軍歌や懐メロを合唱し、
大盛況の内に幕を閉じることができました。
今回の納涼祭は各部署合同の初めての試みでしたが、雨にも関わらず沢山の方々に参加していただき、
予想外の混雑ぶりに会場内を自由に移動することができないなど、皆様にはご迷惑をおかけする場面もありましたが、
皆様のご協力により無事終了することができました。
これからも皆様に楽しんでいただけるイベントを企画して参りますので楽しみにしていてください。
夏を味わうおやつ作り
療養棟2階では、8月4日におやつ作りを行いました。
今回は「夏を味わう」をテーマに、クリームあんみつとバナナジュースを作りました。作ると言っても、
ボールに入っているフルーツみつ豆を器に分け、その上にお好みでバニラアイスやあんこをのせるだけというもので、
またバナナジュースもバナナをジューサーにかけるだけのいたって簡単なものです。
しかし、皆さん懐かしい味だったのか、または暑さで冷たいおやつが好評だったのか、
皆さんとても美味しそうにもくもくと召し上がっておりました。また、6月に漬けた梅ジュースが飲み頃となり、
皆で少しづつ味わいながら夏を感じました。
夏の終わりの花火大会
療養棟3階では8月22日(木)に3階のベランダで花火大会を行いました。
15日に行われた前橋花火大会とは違い、手持ちの小さな花火でしたが、入居者の皆さんは、目の前で光る花火に昔を懐かしまれたり、
実際に手持ち花火を持ったりと、とても楽しまれた様子でした。
皆さんの顔から沢山の笑顔がこぼれ、夏の楽しい思い出となったようです。また来年も皆で花火大会ができればと思っております。
楽しかったハワイアンバンド&フラダンス
夏も終わりに近づき秋の気配が聞こえ始めた8月の終わり、ハワイアンバンド「タックミヤモトとラ・ソーナクルー」
の皆さんが夏を運んできました。
ウクレレやスチールギター等、普段見慣れない楽器に最初は戸惑いもありましたが、演奏が始まると心地よい音楽に皆うっとりしていました。
途中の牧伸二風ウクレレ漫談(?)では、「あ~あ~やんなっちゃた~」に一同大笑いでした。
また、フラダンスの皆さんも登場し、これに男性利用者から「キレイだよ!」と歓声があがりました。最後には、
フラダンス講座までしていただき、夏の終わりに楽しい一時を過ごすことができました。皆さん、フラダンスはお尻を動かすのではなく、
足の重心を動かすんですって。知ってました?
通所リハビリでミニ納涼祭
通所リハビリでは8月21・22日の2日間にわたり、ミニ納涼祭を行いました。
初日の21日には、18日の納涼祭で上演された歌劇「愛は勝つ」を一部配役を変更して再演されました。劇中、出征兵士の「田吾作」
を送り出す場面では、昔を思い出し涙を浮かべる利用者の方々が沢山見られました。その他、スイカ割りや盆踊り、職員による早食い競走など、
短い時間ではありましたが、皆さん楽しい一時を過ごされたようでした。
グループホーム・デイサービス便り
デイサービス
デイサービスでは、
スイカ割り大会で新しいヒーローとヒロインが誕生しました。
いつも物静かなMさんですが、こういったお祭り事は大好きで、率先して木刀を持ち、スイカに向かって行きました。「前、前、右、左、
もっと左……」と皆さんに教えていただきながら力一杯木刀を振り下ろすと、パカンという音ともに大きな拍手が起きました。
振り下ろしたMさんも目隠しを取りビックリ。スイカが見事に二つに割れていました。こうしてヒロインが誕生しました。
そうして2日目、やったことがないからと遠慮気味だったSさん。日頃のうっぷん晴らしに木刀を力一杯振り下ろすと、ボコッと見事に割れ、
甘くて美味しいスイカを頂くことができました。最後に、デイサービスのスイカ割り名人を囲んで記念撮影を行いました。
グループホーム1
グループホーム1では、8月9日、夏に欠かせないイベントの一つでもある花火大会を行いました。
当日は吉田次長による手作りの花火台から盛大な花火が打ち上げられ、また、入居者の方も、普段見かけない立派な手持ちの花火に
「きれいだね~」と何度も口ずさみながら楽しそうに過ごされていました。皆さん、とても素晴らしい夏の一夜になったようです。
グループホーム2
グループホーム2では、8月15日お盆ということで、入居者の皆さんとデイサービス利用者の方々とともにおはぎを作りました。
今回はあんことゴマみその2種類を作りましたが、次回はきな粉のものも作ってみたいと思います。今回はゴマみそが大好評でした。
グループホーム3
グループホーム3で塚田先生による音楽教室を始めて今回が6回目となります。
入居者の皆さんはいつも心待ちにしており、先生が玄関までお見えになると皆さん大きな拍手でお迎えします。
塚田先生の美声でうっとりとする方、ベサメムーチョで踊り出す方………。
日常見られない表情や身体の動きに、毎回感動させられます。塚田先生、来月も宜しくお願いします。
名倉院長の健康豆知識
老衰と心臓について
心臓停止をもって私達の身体を死と考えるなら、私達の「生命」の長短を決める最も重要な臓器は心臓ということになります。
私達の身体を構成する様々な臓器は老いていきます。そうした老化について、骨であれば骨粗しょう症であるとか変形性腰椎症、
目であれば白内障、外見的には白髪、脱毛、皮膚のしわなどで老化度を測っています。
では、私達の「生命」を決める心臓の「正常な」老化度(いわゆる心臓の老衰)は、どうして測ることができるのでしょうか?
心臓の老衰の病態を私達は一般に慢性心不全と名付け、心臓のポンプ機能の低下を示していますが、
そうした場合でも心臓にかかる負担を軽減してあげると改善する場合がしばしばあります。したがって、
本当の心臓の老衰というのは最も心臓に負担のかからない状態(理想的に痩せていて、ほとんど動かさない状態?)において、
心拍出量が落ちてくる状態を指すと考えられます。ほぼ寝たきり状態にありながら素晴らしい介護による外部及び内部環境の整備により、
延々と生き続ける人を見る時、私達は心臓の自然な老衰を目の当たりにしているといえます。
心臓に元気でいつまでも働いてもらえるためにはどうすればいいでしょう?廃用症候群という病名がありますが、
これは使わない物は衰えていくという理論です。その伝でいくなら、心臓にも適度な負担が必要と考えられます。
心臓が疲れすぎないような年齢に応じた運動負荷は、心臓の働きを維持するためには大切なことと考えられ、
事実そうした模範となる恒例の方々を私達は沢山目の当たりにしています。自分の「生命」をできるだけ長く保ちたいと考えている方は、
適度の運動を欠かさないように努められたらいかがでしょうか?
9月の行事予定
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編集後記
皆さん、8月のイベントはいかがでしたでしょうか?院長先生率いる納涼祭、歌劇、また各部署独自のイベントの数々…。
皆さんに夏の楽しさを少しでも味わって頂こうと考えたものです。
さあ、皆さん、次は「秋」です。いろいろなイベントで「秋」を満喫しましょう!食べ過ぎ注意~~!