平成15年10月号
10月号 もくじ
*********** 今月のトピックス ***********
いつまでもお元気で!~通所リハビリ・敬老会より~
手作りのおはぎに大満足
館内でお買物~館内買物ツアー~
元気な園児が訪問してくれました
ちぎり絵教室が開かれました
サンクスギビングデー(感謝祭)
グループホーム・デイサービスだより
小泉先生のチョッといい話
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
脂肪細胞との戦い
*********** 10月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
いつまでもお元気で!~通所リハビリ・敬老会より~
通所リハビリ
9月15日の敬老の日に、通所リハビリでも敬老会を行いました。
初めに盃(実はお椀のフタだったのですが・・・)で乾杯した後、その日の最高齢者・米田利平さん96才をご紹介しました。
その後、職員が日夜考え完成させた敬老大すごろく大会を行いました。このすごろくは、職員が駒となり、
利用者の方々が大サイコロを転がし駒が止まったマスに書かれてある質問に答えてながら小学校時代~成人~米寿を通り百賀(ゴール)
を目指すというもので、中でも「成人式~初めてキスした時のことか初めてお酒を飲んだ時のことを教えてください」という質問では、
恥ずかしがって答えてくれない方や「あれは18歳の時だった、今の奥さんと。味は・・・うまかったなぁ~」
と恥ずかしながらも正直に話して下さる方など、とても和やか雰囲気の中、すごろくは進みました。ゴールのマスには
「百賀~みんなからおめでとうと大きな拍手をしてもらえる」と書いてあり、ゴールしたチームの順にたくさんの拍手を受けておられました。
会の最後には、「長寿の種」と称した花の種を当日参加された4名の長寿の方々(難波茂様 91歳・吉澤幸吉様 92歳・
米田ふで様 95歳・野村クニ様 95歳)から利用者全員へプレゼントされ、「家に帰ったら早速、蒔くよ」と嬉しい声も聞かれました。また、
当日のおやつには、敬老の日を祝い厨房の方々による手作りの紅白まんじゅうが振舞われ、楽しい一時を過ごすことができました。
これからも、皆様が長生きし元気に通われますよう、ささやかながら応援していきたいと思っております。
手作りのおはぎに大満足~おやつ作り~
療養棟2階
療養棟2階では、9月10日におやつ作りを行いました。敬老の日やお彼岸のある今月は、『おはぎ』を作りました。
ふかしたもち米を丸め、それにあんこときな粉を被せて手のひらでクルックルッとすると、美味しそうなおはぎの出来上がり。女性の方は、
慣れた手つきで、「こういうことをするのが一番楽しいね!」とおっしゃり、「院長先生にも食べてもらいましょう」
と張り切って作っていました。男性の方は、「お~い、早く誰か作ってくれないと~」と出来上がるのを待っているようでした。
スタッフがお手伝いすると、「美味しいなぁ~」と甘いものに目のない方々は、大喜びでした。
お口直しの漬物と二種類のおはぎで、皆さん大満足の午後を過ごされました。
館内でお買物~館内買物ツアー
療養棟3F
療養棟3階では、9月25日に、「館内買物ツアー」を行いました。 「館内買物ツアー」とは、
普段なかなか買物へ出かけられない入居者の方々に、食堂のスペースをお店に見立て、作ったお金で買物を楽しんでいただこうという企画で、
今回は「駄菓子屋」「アメ屋」「雑貨屋」の3店舗を用意しました。
開店準備の時から、お店の周りには沢山の人だかりができ、入所者の方々は「何を買おうかなぁ?」
とお店を回って吟味している姿がとても印象的でした。
開店と同時に各店とも賑わいをみせ、中には上手く値切ったりする方もいたりと皆さんとても喜ばれておりました。お店も繁盛し、
皆さんとても楽しい一時を過ごすことが出来ました。
元気な園児が訪問してくれました
9月17日、デイルームに富士見村米野にあるポケット幼稚園の園児達が元気良く訪問してくれました。
年長組の園児が元気一杯に歌や踊りを披露してくださり、見ている利用者の方々も歌に合わせ肩を揺らしたり、
拍手をしたりととても喜ばれておりました。最後に、園児と利用者の方々が一緒になり「夕焼け小やけ」を合唱し、交流会はお開きとなりました。
次回は、クリスマスの時期に訪問される予定です。心よりお待ちしております。
ちぎり絵教室が開かれました
通所リハビリでは、9月8日に恒例のちぎり絵教室を行いました。
今回は、利用者20名の方々が湯浅先生のご指導の下、季節に相応しい鶏頭花を作りました。
参加者の方々が思い思いに作った鶏頭花のちぎり絵は、皆様の目を楽しんでいただきたく1階の廊下に展示してありますので、是非、
ご覧になってください。
サンクスギビングデー(感謝祭)
~富士クリから愛を込めて~
日 時 平成15年11月9日(日)PM1時より4時まで
場 所 介護老人保健施設創春館内
模擬店に秋の味覚をご用意しました。
皆様、お気軽にお立ち寄り下さい。
*当日の送迎はできかねませんので、ご了承願います。
グループホーム・デイサービスだより
GHI
グループホームIでは、9月5日に入居者・佐藤千恵さん(71歳)の誕生日会を行いました。
普段からとても謙虚な佐藤さん、恥ずかしさも手伝ってか、誕生席についていただく際も他の入居者の方に席を譲り自分は末席に座るなど、
微笑ましい場面も見られました。
初めにスタッフによる佐藤さんの紹介が行われました。以前は家業の「割烹料理」の店を手伝われており、
空いた時間を使い琴や和裁等多彩な趣味を嗜まれていたようです。スタッフから、「毎日入居者の方々の洗濯物をしてくださるので、
少しお体を大切にして下さい」と労いの言葉をかけると、「無理はしていませんと」と微笑みながら答えてくれました。そして、
他の入居者の方々からたくさんのお祝いの言葉と、スタッフから誕生日カードと一緒に刺繍で名前の入った座布団が贈られ、
とても喜ばれておりました。
その後、昔懐かしい紙芝居が行われ、初秋の午後の日差しが差す中、ほのぼのと誕生会は行われました。
GH II
グループホームIIでは、
9月28日に家族会として、富士見村にある県立公園内赤城ふれあいの森へ行き、入居者・
その家族とスタッフ総勢22名で楽しくバーベーキューを行ってまいりました。
当日は、天気もとても良く、森林浴を浴びながらの炭火で焼く秋刀魚や肉、野菜、焼きむすびの味は格別でした。
特に吉田次長が作った焼きそばは、一番人気でした。
美味しいものをお腹いっぱい食べ、みんなで沢山おしゃべりをし、事故もなく帰路に着くことができ、
とても充実した一日を過ごすことが出来ました。
GH III
グループホームIIIでは、
9月27日にフラワーアレンジメントの先生が来訪され、バラを使った作品をご指導してくださいました。
初めは、たくさんのバラを目の前にして、どう生けて良いのかも困惑していた入居者の方々も、
先生方の助けをお借りして見事に完成させることができました。
一日中、たくさんのバラの香りに包まれながら過ごすことができ、皆さん大変喜ばれておりました。
ご指導していただきました先生方に心よりお礼申し上げます。
DS
デイサービス デイサービスでは、9月30日に大胡町にある大胡牧場でバーベキューを行いました。 前々日までの雨も止み、当日は晴天の中、
6名の利用者の方々とスタッフで出かけました。 外は少し肌寒かったのですが、
いつもと違う食事に利用者の方々も楽しそうに召し上がっておられました。
小泉先生のチョッといい話
大分寒くなってきましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?寒暖の差があるので、風邪などを引き易くなっていますので、
外に出かける際は、暖かい日でも一枚くらいセーターを持って出かけてください。
秋というと旬の魚(秋刀魚・鰯など)がとても美味しい時期です。これらの魚はとても体に良いですので(蒲焼は別ですよ)、
なるべく食べるようにして下さい。
また、今月末あたりから紅葉の始まる時期となります。紅葉を観ながら温泉などを楽しまれると、とても体に良いと思います。実際、
温泉に入ると、α波(リラックス脳波)が出て健康に良いと言われています。ただ、熱いのを無理して入るのだけは止めてください。
季節的にも良い時期ですので、温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか?
投稿作品
体操は本当に役立つ 橋本 利三
私は最近、家の風呂場で大変嬉しいことに気が付きました。
その一つは、風呂桶に入るとき、不自由な左足を風呂の縁より上に持ち上げることがそれほど困難なく楽に(それほど楽ではないのですが)
入れるようになったことです。もう一つは、風呂場にある腰掛から腰を持ち上げる際、今までは離れる時はガラッと音を立てていたのですが、
板にピタッと付いていた腰が楽に腰掛の板から離れるようになったことです。
こんな僅かなことですが、私にとってはこの上ない喜びです。これらのことは、昨年度から、
私が今まで無視してきた朝の体操を武井看護主任さんに注意され心を入れ替えてやるようになったことと、
理学療法士の多原さんに次の五つの運動を直接教えていただき、毎日やり続けたことが原因だと思えるのです。
1 肋木の前に行き、片足ずつ上げる【20回】踵を上げる【10回】膝の屈伸【10回】
2 階段(12センチくらい)六段を上り下り【3回】
3 起立訓練【10分】
4 自転車こぎ【10分】
5 膝を押さえて左の足の爪先を上げる(多原さんに教わる)
平生、10時10分前ぐらいには創春館に着きますので、一杯お茶を飲み、1から5までの運動を空いている所を探してやり、
時間になったら集団体操に参加し、その後やり終わっていない運動を行うように心掛けております。
創春館の介護にあたられている皆さんの毎日のご苦労は大変なことと思います。普段、口を開くのに骨が折れる方が、
誕生会で歌を唄ってくれた時などは、思わず涙が出てしまいます。車椅子で口を開いたままの人達が、いつのまにか元気な顔を見せてくれ、
笑い顔を見せてくれるところなどを見るにつけ、婦長さんを始め皆さんの日々のご苦労がいかなるものかと察します。この場を借りて、
厚く御礼を申し上げます。これは創春館に通っている皆さんの気持ちも同じだと思います。
名倉院長の健康豆知識
脂肪細胞との戦い
温泉好きの人にとって、群馬県ほど魅力的な県はありますまいと思われます。草津、伊香保等の名湯は勿論ですが、
各地に安上がりで入れる公設の温泉場が此処彼処に見出されるからです。昔の貴族、殿様でも味わえなかった嬉楽が、
たった500円で誰でも手に入れることのできる遊びとなったのですから、有り難く思わなかったら罰が当たるとでもいうものです。
湯舟につかりながらローマ帝国時代の大浴場を想像し、現在の日本は爛熟期のローマ帝国に相当するのとかまで思いを馳せてしまいます。
温泉場では様々な裸体を見ることになるのですが、それにしても肥満の方が多いですね。勿論、私の見るのは男性の裸体に限られますが、
ざっと見たところ約8割近くの人が十分過ぎる脂肪をブルブル震わせながら歩いています。ちなみに、ある夕、
露天風呂で黒光りのした筋肉質で殆んど皮下脂肪を感じさせない素晴らしい裸体に驚き、どんな人だろうと見上げたら、うちの鵤木俊ちゃんで、
感激したのを今でも鮮明に憶えています。閑話休題。
一般の方は、肥満が単に過剰エネルギーによる脂肪の蓄積であるという認識しかないのではないのでしょうか?
私も脂肪という現象が一筋縄ではいかない状態だということに思い至ったのは、つい最近のことです。長い間、私は肥満が高血圧、糖尿病、
高脂血症、高尿酸血症等の原因であるから、治療は薬に頼るよりも痩せることが全てですよと力説してきましたが、
それらの努力は殆んどといっていいほど無効でした。肥満の講演会に行きますと、
日本各地で私と同じような無力感に苛まれている医者がいることが分かりました。
しかし、ちょっと頭を働かせてみれば分かることだったのですが、大きくなった脂肪細胞は、
大きくなればなる程その細胞自体が生存の為の要求を大きくする筈なのです。したがって、
たくさんの大きくなった脂肪細胞を養っている肥満の人は、痩せている人に比較して、より多くの要求(空腹感)
に晒されているに違いないのです。このことは、最近にない脂肪細胞自身が様々なホルモンを分泌しているという証拠によって実証されています。
いつでも手軽に食料が手に入れられる現在の日本の環境にあっては、肥満の方がこうした脂肪細胞の要求に克つことは、
とても困難なことであると同情していいかもしれません。昔から医者の間では、
糖尿病の患者さんはいつまでも几帳面に食事療法を守れる人と全く血糖管理に無頓着な人の両極端で中間がないと話をしていたのですが、
この事実は脂肪細胞に要求に打ち克つ人と要求に屈してしまった人という分け方をすると合点がいくようにも考えられます。
いずれにせよ、脂肪細胞の要求(空腹感)との戦いに勝利することは、
飽食の時代といわれる現在の日本にあっては強固の意志と健康でいたいという信念が必要に思われます。
10月の行事予定
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編集後記
さんぽみち10月号、楽しんでいただけたでしょうか?
いよいよ季節も秋本番となって来ました。あちらこちらで金木犀のとても良い香りがし、山では木々の葉が色づき始めています。皆様も、
もう身近で小さい秋を見つけられたのではないでしょうか?
さわやかな秋の日々を、目で、鼻で、舌で、そして身体全体で堪能できるのではないかと思います
広報委員 柳澤
平成15年度のインフルエンザ予防接種が10月1日より開始されました。
当院にて予防接種をご希望される65歳以上の方は、ご自宅に送付された予診表の回答欄とご署名を必ずご記入の上、ご持参ください。なお、
市町村により手続きや負担金額が異なりますので、ご不明な点がございましたら、当院または市町村窓口へお問合せください。