平成16年2月号
2月号 もくじ
********** 今月のトピックス **********
新春餅つき大会
療養棟の新年会
コールポプリの皆様による新春コンサート 米田さんの100歳をお祝いして
富士見村に『ゆめさき』がOPENしました!
今月のリハビリ敢闘賞
グループホーム・デイサービスだより
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
脳ドックについて
*********** 2月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
新春餅つき大会
1月12日、通所リハビリでは初めての「餅つき大会」を行いました。
なにしろ初めての試みで、担当職員も不慣れなこともあり、長年経験されている利用者の方々にとっては、とても見ていられないという様子で、
「もっと腰を入れて練らなきゃダメだよ」「水をつけすぎるとカビるよ」と厳しい意見がぞくぞく。
それでも、院長先生をはじめ利用者の方にも飛び入りで餅をついていただき、大変に盛り上がった大会となりました。
最後に、つきあがったお餅をからみ餅にして皆で頂きました。万が一、喉に餅を詰まらせた時のためにと用意した器具も出動することなく、
無事終了することができました。 餅をつかれた皆様、本当にお疲れ様でした。その後、腰が痛くなったなんて方はいないですよね(笑)。
療養棟の新年会
療養棟2階
療養棟2階では、1月7日に新年会を行いました。
今回は、入所者の方々に甘酒やお菓子、漬物などを召し上がっていただきながらゆったりとした感じで始まりました。
その後、職員による落語「じゅげむ」やアコーディオン演奏で楽しんでいただきました。
お酒も入り、少しほろ酔い気分で楽しく新年を祝っていただけたと思います。
療養棟3階
療養棟3階では、
1月18日に新年会を行いました。
当日は、八木節の会の方々が大勢お越しくださり、景気の良い踊りを披露してくださいました。中には、演奏に併せて身体を動かされる方や「今年は良い年になりそうだ」と喜ばれる方もおり、とても盛り上がりました。
その後、手作りの白玉入りおしるこを全員で頂き、会は終了となりました。
短い時間ではありましたが、新年会気分を味わっていただけたと思います。
コールポプリの皆様による新春コンサート
1月21日、デイルームおいてコールポプリの皆様にによる新春コンサートが開かれました。
今回は男性メンバーも増員されたということで、ハーモニーに一段と磨きがかかっていたように感じました。
プログラムには、青い山脈など利用者の方々が普段から親しみのある曲が用意されており、途中、
コールポプリの皆様がステージから下りて利用者の方々の隣で一緒に唄っていただくなど、
全体としてとても和やかな楽しいコンサートとなりました。
米田さんの100歳をお祝いして
2月8日の上毛新聞に、現在、通所リハビリに通われている米田利平様が2月8日の100歳の誕生日を迎えるにあたり、
萩原前橋市長が表敬訪問されたとの記事が掲載されておりましたのでご紹介いたします。
また、通所リハビリでは2月10日に米田様のご家族をお招きし、ささやかながら100歳のお祝いの会を開催しております。その様子は来月号に掲載する予定ですので、楽しみにしてください。
利平様、100歳の誕生日おめでとうございます。これからも元気で創春館に通って来てください。
富士見村に『ゆめさき』がOPENしました!
手前がデイサービス・ケアプランセンター、奥の1Fがグループホーム、2Fが訪問看護・ヘルパーステーション
昨年10月末より工事が進められていましたグループホームゆめさき・デイサービスセンターゆめさきが富士見村原之郷(ベイシア前橋ふじみモール店西側)に完成しました。
グループホーム入居者の方々は、昨年末にグループホーム富士見の家より引越しが済んでおり、デイサービスは1月中旬より利用が開始されております。そして、2月より訪問看護ステーションあかしあ・ヘルパーステーション創春が事務所をこちらに移転し事業を開始しております。また、3月にはケアプランセンターゆめさきが開始となります。
皆様、宜しくお願いします。
なお、連絡先等は次のとおりとなります。
グループホームゆめさき 電話027(288)1643
デイサービスセンターゆめさき 電話027(230)5533
ケアプランセンターゆめさき 電話027(230)5533
訪問看護ステーションあかしあ 電話027(230)5200
ヘルパーステーション創春 電話027(230)5535
今月のリハビリ敢闘賞
今回の敢闘賞は船津幸保様です。
船津様は、毎月行われる体力測定で握力が平均40キロ以上!
来館されてからちょうど一年が経過しましたが、毎回のリハビリの成果で車イスの生活から杖中心の生活へとなられています。
これもひとえに船津様の努力の賜物です。
これからもリハビリを頑張りましょう。応援しています。
グループホーム・デイサービスだより
DS
デイサービスでは、1月下旬に県庁へ行って来ました。
当日はとても暖かく、利用者の皆様も久々の外出でとても喜ばれておりました。
県庁の展望ロビーでは、窓の外に広がる景色に顔を微笑ませ、お話しをしたり職員の話に耳を傾けたりと各々楽しんでおりました。
これからも外出する機会を多く作って行きたいと思います。
GH I
グループホームIでは、1月26日(月)に子持村ふれあい館へ外食に出かけ、そばセット、うどんセットをいただきました。
昨年の夏にも外食会で利用したお店で、「ここは手打ちで美味しいんだよ」と入居者の方々もとても満足していたようでした。
帰る途中、道の駅に立ち寄り、店内を散策しホームに飾る花を買って来ました。
今は、まだ寒い時期なので外で過ごす時間をあまり取れないのが残念ですが、2月も天気の良い日を見つけ、
出かける機会を作りたいと思います。
GH II
1月2日(金)、
入居者の林アサ様・85歳の誕生日会を開きました。
当日は、入居者の方々と職員一人一人から祝いの言葉を贈り、涙ぐまれる方もおりました。林アサ様の趣味である大正琴をお借りして、
「ハッピバースディ」とお正月らしく「さくら・さくら」、入居者の皆様が大好きな「ふるさと」
など数曲をスタッフの演奏に合わせ合唱しました。 最後に、スタッフによる手作りケーキをいただき、「甘すぎず、とても美味しいよ」
と話をしながら楽しい一時を過ごしました。
誕生日会を終え夕食前の一時、林様の居室からは楽しそうな大正琴の音色が聞こえていました。
GHIII
グループホームIIIでは、
1月20日(火)に吉田次長による「ふるさとばなしの会」を開き、楽しい話を聞かせていただきました。
吉田さんの生まれた土地・北海道の大自然の話には、皆さん興味を持たれていたご様子で、
熱心に話を聞いている入居者の方々の姿がとても印象的でした。
約一時間にわたるお話でしたが、「もっと聞きたかったわ」との声もあり、とても楽しい一時を過ごすことができました。
投稿作品
新撰組と近藤勇 橋本 利三
1月10日の夜、テレビで新撰組の話をしていたので、しばらく見ていた。
その番組で、大正3年まで生きていた永倉新八(77歳)という新撰組の人がいるという話を聞いた。大正3年といえば、
私が生まれる4年前である。私は新撰組といえば、遠い歴史上の時代に生まれ、活躍した人達だと思っていた。なんだ、「近藤勇」
もいわば俺達の父親といっても良いぐらいの人ではないかと思い、NHKの「新撰組」の番組を身近な番組として興味を持って見るようになった。
近藤勇も普通の元気の良い真面目な少年ではないかというのが、12回目の映画を見ての感想だ。佐久間象山先生、坂本竜馬、
桂小五郎なども同じ頃の人達だ。
しかし、日本の少年として剣術を教える家(でも農家)に生まれた長男は長男らしく、武士は武士らしく生きようとか、
黒船を見て国のために何とかしなければと考えたことは、私達の少年時代の思いと同じだ。このように考えると非常に親しみを感じてしまう。
つい子供の頃、遊び仲間の誰かが「チャン・チャン・バラ・バラを見て来たよ」と直ぐに始まった我々の遊び「チャンバラごっこ」を思い出す。
その頃、活動写真で活躍していたのは、旧劇では尾上松之助、河辺五郎、大河内傳次郎、新人俳優では市川桃之助(後の林長次郎)、
新劇では鈴木傳明などなどがいた。鈴木傳明の扮する探偵役など目に写るように良く憶えている。
さて、話は変わるのだが、私達の遊びのチャンバラでは勤皇組と佐幕組に分かれて戦うのだったが、何をするのが勤皇組で、
佐幕とは何をする人達なのか、そんなことは何も分からず紅白の組み分けに過ぎなかったが、「きんのうか?」「さばくか?」
などと声を掛け合って棒(刀)を振り回して遊んだものだった。
文芸誌によれば、新撰組が世の中に話題になるのは1度目が昭和の初め頃(この頃が私達の子供の頃だ)で、2度目が40年頃、
3度目に当たるのが今回であるという。「新撰組」や近藤勇の活躍ぶりをNHK「新撰組」で見てみよう。文芸雑誌によれば、
遺族の人の話では大正時代、新撰組に痛みつけられた長州の人達から「新撰組の子孫等はこの世の中から消してしまいたい」
と恨まれたこともあったようである。
名倉院長の健康豆知識
脳ドックについて
脳ドックは脳疾患をスクリーニングする検診システムとして開始されました。スクリーニングされる疾患は(1)無症候性脳梗塞
(症状のない脳梗塞)(2)未破裂動脈瘤(3)無症候性頭蓋内および頚部血管閉塞狭窄(4)機能的・器質的脳疾患などが挙げられます。(1)
(3)(4)などの疾患は大抵の場合、症状としてあらわれていますので、検診対象にそぐわないのではと考えています。
実際、過去の脳ドックの検査結果を見てみますと、無症候性脳梗塞の場合、圧倒的に高血圧、糖尿病、
高脂血症および喫煙習慣などの脳卒中危険因子を有する人に多く見られたようです。したがって、
脳ドックは未破裂脳動脈瘤をスクリーニングする検診システムと言って良いと思われます。過去の結果から未破裂動脈瘤の存在確率は約5%
前後だそうです。そして実際に未破裂動脈瘤が破裂する確率は約2%前後と言われています。このことは、一般に人間ドックを受ける人の1,
000人に50人近くが未破裂動脈瘤をもち、そのうちの一人が破裂し、破裂した人の生死の確率は50%前後ということを意味しています。
検診で致命的と言われる疾患がこんなに高率で見つかる疾患は珍しく異常といって良いでしょう。
果たして未破裂動脈瘤は、どういう条件が整えば疾患として治療の対象になるのか厳しく問われると考えられます。
無症候性脳梗塞は先程述べました危険因子を除去するしか予防および治療方法はありません。未破裂動脈瘤の場合、
それが破裂し死亡する確率は極端に低く、では実際に動脈瘤の手術をするかどうか大いに悩むと思います。そうしますと、
スクリーニング的に行う脳ドックの存在意義は大いに疑問です。勿論、遺伝子的に動脈瘤破裂の危険性を有する人がいるのは事実ですし、
そうした人に脳検診の必要があるのは論を俟ちませんが。
私自身はといえば、脳疾患を疑われる症状が出現すれば脳の検査を受けますが、
スクリーニング的に行う脳ドックは一生脳ドックを受けることはないでしょう(実際は、脳の萎縮が進んでいるのを確認するのが怖い?)。
2月の行事予定
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編集後記
さんぽみち2月号、いかがだったでしょうか?
立春も過ぎ、梅の花もちらほら咲き始めました。まだまだ寒さの残る2月ですが、今年は4年に1度の『うるう年!』。
あっという間に3月になってしまうのでしょうね。暖かい日が来るのを待ちましょう!
春といえば花粉症の季節です。昨年の冷夏の影響もあり、今年の花粉の量は例年に比べ少ないとの予報ですが、
花粉対策はしっかりとしておいた方が良いようですよ。
広報委員 山川