平成17年9月号
9月号 もくじ
********** 今月のトピックス **********
今年も大いに盛り上りました!
美味しい『かき氷』ができました。
花火大会を行いました。
硬式テニス部、第3戦も快勝しました!
あかしあの里・わきあいあい便り
ゆめさき便り
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
若々しい脳・II
*********** 9月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 *********
今年も大いに盛り上りました! ~通所リハビリ納涼祭より~
厳しい夏の暑さがまだ残る八月の後半、通所リハビリも夏の暑さに負けないほどの恒例納涼祭が賑やかに行われました。
22日から25日は8月の誕生会、26日・27日はボランティアの方々の慰問もあり納涼祭に彩りを添えました。
誕生会では八月ならではの演出でハッピバースディの曲もお囃子風に行いました。太鼓・かしわ・笛・鐘とお祭にはかかせない音色で夏男・夏女のお誕生者に喜ばれました。職員からのお囃子のプレゼントもご愛敬の出来でしたが喜んで頂けました。
26日は南橘婦人クラブの方々による民謡踊りの発表、
27日はビクトリー川田とブルーサウンズの方々による演奏とそれに合わせて踊るハワイアンダンスと大変盛り上がりました。また利用者様・職員によるお神輿の練歩き、すいか割り、大カラオケ大会など手作りの夏祭りを一週間楽しむ事が出来ました。
最終日には「来週もやろう!」とのありがたい声を利用者様から頂き大盛況の中無事幕を閉じられたこと職員一同感謝しております。
来年も又この時期熱い納涼祭を楽しみにしていてください。
美味しい『かき氷』ができました。 ~療養棟三階~
療養棟2階では、8月17日におやつ作りを行いました。
今回は「夏を味わう」をテーマに、『かき氷』を作りました。スタッフがお手伝いし氷を削り、利用者の皆様にイチゴやレモン、練乳、あずきなどのトッピングをお好みでして頂き、皆さんで楽しく作りました。
懐かしい味だったためか、または暑さで冷たいおやつが好評だったのか、皆さんとても美味しそうに召し上がり、
おかわりする方もいらっしゃいました。
また、6月に漬けた梅ジュースも飲み頃となっており、氷にかけたり薄めて飲んだり少しずつ味わいながら夏を感じました。
花火大会を行いました。 ~療養棟二階~
療養棟3階では、19日に3階ベランダで夏の大花火大会を行いました。
当日は曇り空で今にも雨が降りそうな天候でしたが、そこは入所者の「花火が見たい」という思いが雨を吹き飛ばしたのか、
予定通りに手持ち花火・噴出花火と予定の花火を行うことができました。久しぶりに見る花火に「きれいだね~」
と皆さん大歓声を挙げるなど大いに盛り上がり30分という短い時間でしたが、大成功で幕を閉じました。
これを機に、来年以降も夏のイベントの目玉として続けていければと思います。
硬式テニス部、第3戦も快勝しました!
富士たちばなクリニック硬式テニス部は、27日群馬県実業団リーグの第三戦・ルネサステクノロジー(旧・日立高崎)戦に臨みました。
当日の試合は、ルネサス敷地内にあるテニスコートで、しかも朝六時からという超変則で行われましたが、そこは日頃鍛えられている選手たち、
強行日程をものともせず、眠気も吹き飛ばすはつらつとしたプレーを披露。ダブルスで市橋・滝沢組が6-2・6-1で快勝すると、続く名倉・角田組も6-4・6-0で相手を圧倒。最終シングルの根岸も6-1・6-3できっちりと締め、
終わってみれば3勝〇敗と一方的な内容でルネサスに勝利。通算成績は開幕から負けなしの3連勝となりました。第4戦は、
信越化学と対戦する予定です。この試合に勝つと文句なしで予選リーグ一位突破が決定し決勝トーナメント進出することができるので、
ぜひこの調子を維持して決勝トーナメントに進めるよう頑張りたいと思います。引き続き皆さんの応援を宜しくお願いします。
あかしあの里・わきあいあい便り
あかしあの里II
あかしあの里IIでは、8月5日に「かっぱ寿司」
へ外食に出掛けました。今回は、2グループに分かれて行いました。一班は7月に「ステーキのどん」に行き、
今回はホームにてお留守番です。今までにも利用した事がありますが、好きなものを取って食べられるのと、
生ものだけでなく色々なものが取り入れられているので、入居者の方も真剣にお皿を目で追っていました。
大勢での外食も賑やかで良いけれど、少人数で話を弾ませるのも時には良い事だと感じました。お寿司の後には、
デザートも頂きお腹も大満足でした。近くの席の背中を出した若い子のファッションに目を丸くさせ、「あの子達は日本人なの?」と・・・。面白い発見でした。昔を生きてきた方達にはとても刺激的な光景だった様です。
次回は全員で賑やかに出掛けたいと思います。
あかしあの里I
あかしあの里Iでは、
入居者の方の誕生日当日に、誕生日会を行いました。8月20日はGHで初めての誕生日会を迎えられる方なので、
皆さんの前で少々緊張されていましたが、楽しい和やかな会を過ごすことが出来ました。その後にスイカ割り大会を行い、一人一人が棒を持ち、
目隠しをして子供に返った気持ちで頑張りました。でも、なかなか命中しません。それでも、とても満足された表情で笑顔が沢山みられ、
スタッフもとても嬉しかったです。これからも、
お誕生会には楽しい企画を提供して一人一人の入居者の方々に喜んでもらえる様に努力していきたいと思います。
あかしあの里III
あかしあの里IIIでは、8月24日に花火大会をし、
楽しいひと時を過ごしました。花火は昔から夏の楽しみであった様で皆さんも昔を語りながら楽しまれていました。「綺麗ねー」や「花火大好き!
」などの声があちこちから聞こえていました。皆さん、目をキラキラと輝かせて普段では見る事の出来ない表情や笑顔をされていました。
一瞬で終わってしまう花火ですが、皆さんの心の中には昔の思い出と重なって良い思い出となったのではないでしょうか。日に日に涼しくなり、
トンボの数も増えてきて段々と秋を感じます。秋の風を取り入れ、皆様にも気持ち良く過ごして頂き、気温の変化で体調を崩しがちですが、
皆様の体調管理をきちんとして行きたいと思います。
入居者 作品
手花火に みな童心に 戻りけり (GHIII M・S様)
デイサービスわきあいあい
今月は夏本番!暑い日が続きました。暑い日は涼みに行くのが一番という事で、赤城山の赤城ふれあいの森までドライブに出掛けてきました。
途中でおやつを買って、木陰に車を停めて涼しい中でのおまんじゅうは美味しかったです。
反対に夏を感じるのも良いと思い群馬町まで向日葵畑を観に行ってきました。向日葵畑での記念写真には良い笑顔で皆さんが写っていました。
ゆめさき便り
デイサービスゆめさき
デイサービスゆめさきでは、10・11日のおやつ作りとして「冷汁」を作りました。冷汁とは、氷を入れた冷たいみそ汁の中にきゅうりを薄く切ったものや、みょうが、
しその葉などを細かく切ったもの入れ、すったゴマなどを混ぜた飲み物で、
かつて群馬の農村部などでは夏の暑い時期の昼食として召し上がられたようです。始めに、
冷汁を知らないという利用者の方もたくさんいたので、新聞に掲載されていた冷汁の記事を読み、その後冷汁作成に入りました。
利用者方の年齢も育った環境も違うためか、久しぶりに食べて懐かしかったよと涙ぐまれる方もいれば、
初めて食べたよと言われる方と感想もまちまちでしたが、
冷汁を囲みながら昔の苦労話や楽しい思い出話に花を咲かせることができました。
15日からの一週間は夏祭り週間として利用者の皆様にお神輿担ぎやすいか割り、輪投げ大会、
カラオケなど短い時間でしたが夏祭りの雰囲気を味わっていただきました。
また職員余興として行ったジュースの一気飲みやかき氷の早食い、タバスコ入りのトマトジュース飲みなどは、
あまりの惨さに利用者の皆様が心配する声があがるほどでした。 24・25・26日には、
お弁当を持って赤城山にあるふれあいの森へドライブに出かけました。25日は台風の影響もありあいにく雨となってしまいましたが、
厨房の方や創春館の送迎の方の協力もあり、初めての試みとなるお弁当を持ってのドライブを3日間行うことができました。皆様、
ご協力ありがとうございました。また、紅葉のきれいな時期にお弁当を持って出かけられたらと思います。
グループホームゆめさき
グループホームゆめさきでは、
30日に昼食を兼ねてカラオケボックスへ行ってきました。 今回は、今まで行っていた場所とは違うところだったので、
利用者の方も現地に着くまで心配していましたが、とてもきれいな場所で皆の心配は杞憂でした。最初は、皆さんも緊張していましたが、
食事が運ばれ食べ始めると、緊張もほぐれだし徐々にマイクを持ち歌うようになりました。
自分の好きな童謡や演歌など思い思いに歌いながら美味しい食事をいただきました。 これからも、
利用者の方々が楽しめるイベントを企画していきたいと思います。
投稿作品
幕府の吟味と小伝馬町獄舎の忠治坂本 正之助
さて忠治の取調べも一段落したのか、十月十二日中山誠一郎が一足先に玉村宿を出立して、十月十三日忠治一件の取調べが終了し、
口書が出来上がった。ここで、忠治その他の取調書の作成が終わったので、
これでようやく関八洲の刑事訴訟を扱う江戸勘定奉行所への送致となった。ここで忠治江戸護送を前に、
囚人忠治たちの準備にかかった囚人忠治の乗るのは特別誂えの唐丸籠である。また忠治の宿装は、
晴れ着と思しき小袖五つで高級絹織物の御召縮緬駕籠内の座市団は御召縮緬製五つが用意された。
まさに絹繁昌の国上州特産の絹で飾ろうという見せることを前提にした衣装であった。これには妾徳と町の心遣いがあった。徳は襦袢、
町は反物の下着を新調して、忠治江戸送りに際しての二女妾の心差しではないかと思う。これもおそらく皆、徳の差し金であったろう。
任侠の忠治は並の罪人ではないので男伊達でなければないと惚れた忠治への徳の心の支えであったろう。
裁きを受けに江戸へ旅立つに当って忠治は所持金七十五両を出して、十両を徳へ十両を、町へ五両を、子分へと配分した。その他は、
道案内の他の費用としてお上へ二十九両を差し出した。残金二十一両は江戸伝馬町入牢ともなけば金蔓は必要不可欠となる。忠治は、
大勢の見物人が見守る中、御召縮緬の小袖を重ね着し、これも三枚重ねの御召宿縮緬の座布団に堂々と座した忠治一行は、
中山道を江戸へ向け下っていった。
嘉永三年(一八五〇)十月十九日厳重な警備に守られて、忠治の一行目籠八挺は中仙道板橋宿から江戸に入り本郷通り昌平橋を渡り、
神田橋御内外の勘定奉行池田藩磨守ヨリ方御役屋敷に送り込まれた。道々忠治は銭をつまみ出し、蒔銭をしながらの道中であったという。
江戸に到着した忠治は、囚獄石出帯力の小伝馬町の獄舎に入られた。入牢から数日たって、
いよいよ公事方勘定奉行池田の播磨守ヨリ方の吟味がはじまった忠治吟味の際、囚人は勘定奉行役宅の白洲へ呼び出れたのである。
形式上では奉行が審理に当たることになっているが、実際の審理は担当の評定所留役が口書を下敷におこなうが通例であるから、
そこで玉村宿で関東取締役中山誠一郎並に関ハタ四郎両名に寄って、
聴取した忠治の口書にもとづいて訊問が繰り返され申し立てに間違いがないかの確認が行われた。忠治の担当に当たる留役は、
忠治の犯した多種多彩の罪状を吟味審理の上忠治の罪状を整理し、忠治の犯した罪でまず第一が、三木の文蔵と一緒に島村の伊三郎を殺害した事、
又子分浅太郎に裏切りの疑念を抱き伯父勘助を殺害させた事、子分を指図して人を殺させたのは下手人死罪に当たる事である。又、
もっとも重罪に当たる幕府の司法において忠治の多種多様の犯罪を合わせ中でも最も重い罪科に当たる大戸関所破りをもって磔刑が下されたのである。
そして忠治磔刑執行の準備となる仕置の伺書が老中の審理を受け勘定奉行返付され忠治磔刑が本決まりになるのを見越して嘉永三年十二月朔日池田播磨守は関東取り締まり役吉岡勘助へ次のように直達し、
関八洲を巡視中の他の出役たちへも徹底するように命じた。
このたび忠治が大戸関所近辺で磔と決まったので刑執行の支度が整い次第上州岩鼻代官林部善太郎に忠治の身柄を引き渡すから大戸までの警備その他くれぐれも厳重に粗相なく取り計らうよう申し伝へて江戸小伝磨町の獄舎から上州大戸の関所へと連行された。
この先、忠治が中山道を刑場へと向かう晴れがましい護送から大戸迄の道中話は最終回としてのさんぽみちでお楽しみ下さい。
坂本さま、ご投稿ありがとうございました。
来月もご投稿お願いします。
名倉院長の健康豆知識
若々しい脳・II
先月号では「若々しい脳」という題でお話をしました。
題名とは違って脳の老化現象に話が集中し、若々しい脳を維持する為の話はできませんでした。今回は若々しい脳の続編です。
最近の脳に関するトピックは何といっても、脳の細胞も再生するというものです。それも前回でお話した、
記憶に関係する細胞が新しく生まれかわっているという事です。前号では脳が若い事イコール記憶する能力を高く維持する事だと結論づけました。
今回は記憶する能力を担う細胞を養い育てる方法について述べます。
若々しい脳を維持する為に、身体的側面からの方法としては、まず第一に適度の運動が欠かせません。
何故なら身体の運動の指令を担っているのは脳であり、そうした指令を出す為に脳の細胞が働き、その事が脳の血流改善につながるからです。
二番目には、適切な食事による内臓機能の維持と病気の早期発見です。美味しく食べる事の幸福感が何よりの脳の栄養になります。
次に脳を若々しく保つ為の心理的側面からの方法として私が考えた、いくつかの方法をここに列挙します。
一 快適な刺激を求める・・友達とのおしゃべりや、映画鑑賞、旅行などおっくうがらず、積極的に出かける事です。
二 良好な睡眠・・よく眠れる為の工夫を自分で実践する事です。よく眠る事については誰も手助けができない事に覚悟を決める事です。
三 ストレスの軽減・・ 何よりも良好な人間関係がストレスの軽減につながります。話をして嫌な人とは接触しない冷淡さも必要です。
四 共感を感じる為に・・どんなに年をとっても若い人との心の交流(共感)が必要です。若い人の共感を得る為には、
高齢者として尊敬を受ける精 神と清潔な身なりが必要です。
五 細かな心配りをする癖をつける・・人生の先達として高齢者にこそ礼節 を重んじる精神性を見たいものです。
六 愛を忘れない・・若い人達への愛情に満ちたまなざしを高齢者の中に見つけたいものです。 以上、脳を若々しく保つ為の様々な方法について列挙してきましたが、脳を若く保つ為に大切な事は当たり前の事の様ですが、やはり認知症というものを自分の切実な問題として捉える事だと思います。
今、目の前にあるものの価値を構成しているのはじつは「先取りされた未来の喪失感」である、という言葉があります。
今現に働いている私達の脳を大切に考え、それをいつくしむ為の様々な努力をするかどうかは、
脳の未来の機能喪失をどう捉えるかにかかっているとも考えられます。
9月の行事予定
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編集後記
さんぽみち九月号いかがだったでしょうか?暑さも和らぎ、秋の風や日差しを感じますね。
秋と言えば・・・、まず食欲の秋!気持ちの良い陽気がますます食欲を旺盛にしてくれることでしょう。
夏痩せしてしまった方はもりもり食べて元気を取り戻しましょうね。
その他にも、スポーツや読書など秋には何事にも取り組むのに適している季節ですので、何かにチャレンジしてみるのも良いかと思います。
ぜひぜひ皆様の投稿をお待ちしています。
《広報委員 山川 光代》