平成17年10月号

10月号 もくじ
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********** 今月のトピックス **********
今年も大いに盛り上がった「感謝祭」
敬老の日に長寿慶祝訪問
日頃の感謝を込めて…
今月もたくさんのイベントを行いました!
硬式テニス部、予選リーグ無敗で突破!
あかしあの里・わきあいあい便り
ゆめさき便り
投稿作品
********* 名倉院長の健康豆知識 *********
血液さらさらって何だ
*********** 10月の行事予定 ***********
********* 編集後記【あしあと】 ********* 
   

今年も大いに盛り上がった「感謝祭」 ~通所リハビリ納涼祭より~

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九月十一日の午後から、法人あげての一大イベントの一つ『感謝祭』を行いました。
当初は屋外にステージを設置し開催する予定でいましたが突然の雨で、
急遽館内の休憩スペースとして用意していた場所をステージに替えての開催となりました。
 今回、感謝祭の目玉として大きい鍋で豚汁をつくりました。普段家庭では見ることのない大きい鍋です。もちろん、味が良く人気でした。他には、
焼きそば・綿菓子・チョコバナナ・手作りこんにゃく・カキ氷・落書きせんべい・・・それと、昨年から大人気のケーキです!!本格ケーキが
「こんな値段で良いの?!」と思わず言いたくなるような破格で登場し、たくさんの方に楽しんで頂けたようです。
 今年の四月から、『ぽらりす保育園』が開園し、その保育園から三十名近くの園児によるお遊戯発表がありました。大きな声で唄い、
音楽に合わせてポンポンや腰を動かし、小さな体を大きく動かす姿にどの観客もが笑顔になってしまいました。
アンコールに応えて踊るサービスもありました。次に、新人職員とスイカが大好物な職員での、スイカの早食い競争です。
志○けんのように速く食べる職員や男性にも負けない速さで完食する女性職員もいました。次に職員によるのど自慢です。
入居者の皆様にお手伝いして頂いての披露や院長の女装姿もありました。普段ではめったに見られない職員の持ち芸に笑いがいっぱいでした。
 次はお神輿と東京音頭で盆踊をしました。見ている利用者の方のなかには一緒に手を動かす方もいらっしゃいました。そして、
お祭りといったら何といっても八木節です。「あかがね会」の皆さんが元気一杯に披露してくださいました。
普段聞く機会がほとんどないので太鼓や笛の音、あの歌に聞き入る方も多かったようです。
 午後から突然の雨となり、足元が悪いにも関わらずたくさんの方に来館して頂き、ありがとうございました。
進行など至らない点も多々あったかと思いますが皆様のご協力により、とてもにぎやかなお祭りとなりました。来年もよろしくお願いします!

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敬老の日に長寿慶祝訪問 ~療養棟二階~

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療養棟二階では、九月十五日に敬老の日長寿慶祝訪問のイベントを行いました。主役は眞木あや様で、白寿のお祝いに群馬県議会議長の中村紀雄様が来館されました。
 中村様よりお祝いの言葉・慶祝状・記念品が盛大な拍手の中贈呈されました。
 その後は名倉施設長からのお祝いの言葉、ご家族様からの心温まるお手紙、下田師長からの花束贈呈、
利用者様からの歌のプレゼントと盛りだくさんで、眞木様の表情には満面の笑みがこぼれていました。
 最後の眞木様の
「皆様方もどうか私のように長生きされる事を祈っています」のお言葉に涙を流される利用者様もいらっしゃり、
大変すばらしいイベントとなりました。

日頃の感謝を込めて… ~療養棟三階・敬老の日のイベント~

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療養棟三階では、十五日に皆様への日頃の感謝の気持ちを込めて、敬老会を行いました。
 利用者様代表の挨拶から始まり、次にスタッフより日頃の感謝の気持ち、そしてこれからも、長生きして頂きたいという願いを込めて、お一人・お一人にお菓子の詰め合わせをプレゼントさせて頂きました。一言ずつ言葉をかけながらお渡しすると、『こんなに嬉しい事は無いよ。』
と喜んでくださる方や、『ありがとう。』と涙ぐまれる方もいらっしゃいました。
 その後は、配ったお菓子と美味しいお茶で、茶話会を開き、皆様の若かった頃のお話やご家族様のお話、昔したいたずらのお話等を沢山聞かせて頂きました。まるで昔に戻ったかのように、
目を輝かせながら皆様楽しそうに語り合っていらっしゃいました。

 

今月もたくさんのイベントを行いました! ~通所リハビリ~

十九日の中秋の名月を目前に、通所リハビリでは十六日にお月見会が開かれました。会場には、
斉藤敏夫様が持参してくださったススキが秋らしさを加えていました。
 会自体は昼間に行われた為に残念ながら月を見ることが出来ませんでしたが、ビール・ジュース等で乾杯し、
月にちなんだ歌を唄い大盛り上がりの一時でした。皆様のお宅からも素敵な満月が見えましたでしょうか? また二十日には、
敬老の日の行事として長寿・健康を皆様でお祝いする会を催しました。
 現在、日本には百歳以上の高齢者の方々が二万人以上いるそうです。
男性・女性共に平均寿命が世界的にも飛びぬけて高く、超長寿命国家になっていますね。当館の当日の最高齢者吉沢幸吉様(九十三歳)を筆頭に、
矢島きぬ様、野村もん様、村上ツネ様、巻島勇様と九十歳を越えてなおリハビリに努力されていらっしゃられる方ばかりでした。
素晴らしいですよね。卒寿・米寿・傘寿・喜寿・古希・還暦を迎えられた皆様おめでとうございました。
 九月は、南橘ボランティアの皆様、コールポプリの皆様、民謡踊り(河野様・飯島様)、南橘ハーモニカクラブの皆様、芙蓉会の皆様が訪問していただきありがとうございました。
又のご来館を心待ちにしております。

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富士たちばなクリニック硬式テニス部、予選リーグ無敗で突破!

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開幕からここまで三連勝と順調に白星を重ねる我が富士たちばなクリニック硬式テニス部は二十六日、
信越化学テニスコートで予選リーグ最終戦の信越化学戦に臨みました。 今回、チームは初めてオーダーを入れ替え、
これまでシングルスに出場してきた県A級選手のエース根岸をダブルスに起用。これが功を奏し、根岸・市橋のペアは六‐一、六‐
一のスコアで圧勝。これに続いた名倉・角田の黄金ペアもまったく相手を寄せ付けず、同じく六‐一、六‐一のスコアで快勝し、
早々とチームの勝利を決めました。そして初めてシングルスに出場した滝沢もニ時間半以上に及ぶロングマッチを五‐七、六‐三、七‐
五のフルセットで逆転勝ち。結局三‐〇のストレートで信越化学を下し、見事予選リーグ一位での決勝トーナメント進出を決めました。
 チームは今後、十月下旬に予定されている決勝トーナメント初戦に向け、練習に励んでいます。対戦相手は未定ですが、
あと二勝で目標としている優勝に手が届きます。ここまで来たら絶対に負ける訳にはいかないので、
引き続き皆様方の応援をよろしくお願いします! 滝沢談「長い厳しい戦いに勝てて嬉しいです。これから父親になるので子供にも自慢できます」
根岸談「今年はA級にも復帰できましたし、全て女房の応援のお陰です。今夜たっぷりお礼させていただきます!」角田談
「女性のハートにもナイスショットしたいです」市橋談「花嫁募集中です」院長談「若さをもらっています」

あかしあの里・わきあいあい便り

あかしあの里I
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 あかしあの里Iでは、
九月二日にスタッフの知り合いの方にご指導していただき、おまんじゅう作りを行いました。中身はちょっと珍しく、梅干し入りです。
あんこ・梅干しは手作りのものを持参していただきました。最初は周りで見ていただけの入居者の方々も段々と近づき、自ら
「作ってみたい!」との声が聞かれました。皮が思っていたよりも柔らかく、思う様に出来ない姿が見られましたが、
何個か作るうちに形になる様になりました。そして、出来上がったおまんじゅうは、おやつの時間に皆で美味しく頂きました。

あかしあの里II
九月二十八日にお弁当を持って大胡にあるフラワー牧場へ出掛けました。
その日は朝から雨で、「中止かな?」と、残念に思っていると皆の願いが通じたのか、雨も止みいい天気になりました。フラワー牧場では、
少し風があり肌寒かったのですが、皆、普段では見られない程の笑顔でお弁当を召し上がっていました。食べ終わると、「滑り台に乗りたい!」
と職員を誘いに来る方も居て、皆を驚かせていました。滑り台に乗ると、その姿に皆さん爆笑され、楽しいひと時を過ごしました。また、
入居者の方の笑顔が見られる様な楽しい外出を企画して行きたいと職員一同考えています。

あかしあの里III
 あかしあの里IIIでは、
九月二十三日におはぎ作りを行いました。沢山のあんこと、炊きたてのもち米を前に、どんな大きさを作ろうかと話が盛り上がる中、Mさんが
「こんなのよく食べられるね。あんこを見るだけでも恐ろしいよ。」と言いながらも小さいおはぎを二個作られました。
それにつられる様に皆さんも手を出し始めました。作るのを忘れ、あんこだけをペロペロなめ始める方もいました。最近、
体調不良で笑顔の見られることのなかったIさんは、おにぎりの様なおはぎを作りました。「大きいですね。」と職員が声を掛けると、
「こんな大きなおはぎが食べられれば死んでもいいです。」と満面の笑みを浮かべられました。
久しぶりのIさんの笑顔に職員一同幸せな気持ちになり、楽しいひと時を過ごす事が出来ました。

デイサービスわきあいあい
 デイサービスわきあいあいでは、
九月十九日に敬老の日のお祝いも兼ねて、赤城ふれあいの森へバーベキューに出掛けて来ました。前橋では残暑が感じられましたが、
赤城は過ごしやすい気温・快晴・新鮮な空気に利用者の方々も落ち着いた表情で微笑まれていました。焼きそば・野菜・今年初物の秋刀魚を焼き、
とても嬉しそうに召し上がっていました。今後も、利用者の方々に季節を感じて頂けるイベントを企画して行きたいと思います。

ゆめさき便り

グループホームゆめさき  
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グループホームゆめさきでは、
十八日に十五夜の団子作りをしました。入居者の方々がテーブルに集まり、団子作りの始まりです。
大きな団子に小さい団子と様々です。大きさを整え、美味しそうな団子を十五個作りました。蒸し器に入れ、皿に盛り付け、
団扇で扇ぎ団子の艶を出します。夕食後、すすき・大根・里芋・桃・梨などをテーブルに並べ東の窓際に寄せ、カーテンを開けた時、
大きな月が出ていたので皆で思わず拍手をしてしまいました。「わーすごいお月様だねー、雲一つも出てないねー」。
ホールの電気を消し、皆でお月見をしていると、誰からともなく「うーさぎ、うさぎ、なに見て跳ねるー」と歌まで出ました。
皆さんが床に就く頃には、「立派なお月さんが出て来たんねー」と話されておりました。

デイサービスゆめさき  
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デイサービスゆめさきでは、
九月に五つの催しを行いました。 一つめは八日から十日、プロジェクターを使用した映画「ハワイ珍道中」の上映です。
皆さんのなじみある役者の方々が繰り広げる痛快な映画を大きな画面で鑑賞され、映画を見たことない方々に大変好評でした。
 二つめは十二日から十四日に行ったおやつ作りです。その週に十五夜があることをふまえて月見団子を皆さんと作りました。
昔はよく作っていたと話されるとおり、見事な手さばきで団子が作られていきました。味付けも四種類用意したこともあり、
皆さんあっという間に召し上がってしまい、もっと食べたいという声や作り方を教えてといった声がたくさん聞かれました。
 三つめは十九日に行った敬老の日の催しです。普段からいろいろとお話を聞かせていただいているのですが、
自慢話や長寿の秘訣などためになるお話をたくさん聞かせていただきとても勉強になりました。
 四つめは二十六日から三十日の五日間、群馬町にあるコスモス畑を見学するドライブです。道端に咲いているのはよく観るのですが、
二反はあると思われるくらいのコスモス畑に皆さんはとても感激されておりました。
若干早く六部咲きぐらいでしたが当日天候もよく、 とても綺麗なコスモス畑を見ることができました。
 五つ目は九月の方の誕生会です。前々から誕生会を行うことをお話していたので、
当日に合わせて床屋に行く方など誕生者の方も心待ちで当日を迎えました。
会が進むにつれ誕生者の方々も嬉しさのあまりに涙ぐむ姿も見られ、参加された方々も暖かいお祝いの言葉をかけてくださいました。
いずれの催しも皆さんとても喜んでいただけたと思います。 これからも皆様に喜ばれる催しを用意していきたいと思います。

投稿作品

国定忠治大罪吟味の上磔刑が決まり大戸関所護送坂本 正之助

 さて磔刑が決まった忠治が感謝して云ったのはおよそ重罪を犯した者は極刑を甘んじて受けるべきで獄死してはならないと忠治は劣悪な牢獄の環境にうんざりしながらも堂々と罪を認めて正当に償う為には健康に留意してベストコンディションで刑に望むべきだと心がけていたと云う。
現在我々が考えてみるだけでも忠治と云う人物は、人侠道にあふれた偉大なる侠客である事が評価できます。
さて忠治磔刑執行となって準備の為仕置同署が老中の審査を受け勘定奉行に返付され忠治磔刑が本決まりになるのを見越して嘉永三年十二月朔日池田播磨守は関東取締役出役吉岡駒助へ関入を巡視中の他の出役に徹底するように命じた。
このたび忠治が大戸関所にて磔刑と決まったので、
刑執行の支度が整之次第上州岩鼻代官村部善左衛門に忠治の身柄を引き渡すに就ては大戸までの警備、
その他くれぐれも厳重に粗相なく取り計らうよう老中奴野警備前守忠雄は囚人忠治の宿次証文を発した。 そして忠治は嘉永三年(一八五〇年)
十二月十二日小伝馬町牢屋屋敷から上州大戸の関所へと出立した。このときの忠治警護の唐丸籠は特別誂えの籠で罪人を警護する様な籠でなく、
流石大物侠客国定忠治さながらの取り扱いであった。忠治の乗る籠人は(上州国定村無宿人国定忠治行列の護衛には名札が掲げてあったと云う。
忠治行列の護衛には四十七の護衛者が召集され刑場へと向かう忠治の行列への参加は、まさに晴れがましい舞台であったと云う。
愈々忠治乗籠は十二月十六日大戸の関所の檻送され磔刑せしむるの命下り即日途上に上がる。
防緩二百余人の警護を極め厳しく十二月十六日はついに磔刑の命が下った。時に嘉永三年(一八五〇年)十二月二十一日早朝仕置場に向かって最期の行列が組まれた。
行列の先頭を努めるのは大戸村惣右衛門と三倉の源助二人外に鑓持帯力の二人が忠治をとりかこむようについて、そのあとに関係役人がつづき、
召集された。村々の役人、人足が従い忠治にとっては最期の見せ場であった。仕置場に一行が到着したとき、
山間の大戸宿に忠治の磔を見ようとあつまった。見物人は千五百人余りであふれんばかりであったと云う、時は嘉永三年(一八五〇年)十二月二十一日朝からどんよりと曇り空の下で縦客として磔台にのぼった忠治すでに刑吏が槍を取って鷺のように全身し、
鋭い獲物を忠治の眼前に突きつけた。忠治はひるむこともなく破顔一笑して検吏役人に向かって今日の処刑に対し、
深々感謝の気持ちを述べたと云う。左側の刑吏は声を上げ左の脇腹から右肋骨を刺し貫き肩上に数尺峰出するのを確認して槍を引き抜いた。
右側の刑吏も同じくこれを行った。左右交互に刺し貫くこと十四度目にしてようやくにして忠治は瞑目したと云う。
いかに忠治は強情不死身の男であった事が感じられる。時に、忠治四十一歳の最期であった。

 これにて国定忠治生い立ちから数々の劇盗忠治の物語りも今回を持ちまして最終回月刊誌として一年四ヶ月に及んで「さんぽみち」にて皆様の拝読された事を有難う御座いました。又の投稿をお楽しみ下さい。

文芸作品

通所リハビリ

見上げれば 十五夜柿の 枝だわわ
枇杷熟れて 人の心を ひらかしむ
土田修緑

夕焼けに 影長くなる 老いの坂
つまづいた 石に反省 老いを知る
横山 典衛

病棟の 廊下の長き 秋の夜   看護師の電灯 足元に揺るる
敗戦と なること知らず 大陸で   あの夜も見たり 中秋の月
何時しかに 蝉の鳴き声 遠ざかり  涼しき野辺に 彼岸花咲く
人生は 上り坂あり 下りあり   まさかの坂も 何時かしのぶ
一日の 介護おえたる 窓みれば   十六夜の月 笑をこぼせし
影山えいじ

坂本正之助様、一年四ヶ月にも及ぶ国定忠治の大作、お疲れさまでした。これからもご投稿お待ちしております。
土田様、横山様、影山様、ご投稿ありがとうございました。来月号にも引き続きご投稿願います。

 創春館新聞『さんぽみち』では、皆様からの投稿をお待ちしております。
身近に起きた些細なことを短歌や俳句などにしてみませんか?
 毎月、月末までに最寄りの職員までお渡しいただければ、翌月号に掲載させて頂きます。皆様、奮ってご投稿してください。お待ちしております。

 

名倉院長の健康豆知識

血液さらさらって何だ 
 血液さらさら度検査というのが、一部の機関で実施されているそうです。
これは指先より極少量の血液を自分で採取し血液画像分析士にこの血液分析が病気診断でない事を納得しつつ分析して貰う検査だそうです。 
「侘(わび)」「寂び(さび)」とかで代表される、何とも実体のつかめない風流を愛でる感性は、どうも日本人に特異的なものであり、
日本人同士でしか分かり合えない部分でもあるようですが、この感性が、建築、美術などの芸術的な面に向けられれば何の実害もありませんが、
これが現実的、論理的分析対処が必要なものに向けられると、とんでもない方向に日本人全体が進んでいく事になります。「日本は神の国であり、
負ける筈がない」として戦った先の大戦も実体のない幻想に日本人全体が酔ってしまったせいと思えます。
 血液さらさらという幻想もそうしたものでしかありません。現在流行の血液さらさらという幻想は、
小川の清流を連想させるさらさらという擬音語の幻想をふりまき、一儲けを企んでいる人々によって仕組まれた一種のサギ行為なのです。
「あなたの血液は健康なさらさら血ですか、それとも不健康なドロドロ血ですか」というキャッチフレーズで、日本人ならさらさら、
ドロドロという言葉で喚起されるイメージに訴えかけ、
そして血液さらさらのイメージの視覚的トリックとして血液画像というものを持ち出したのです。
また一連のトリックの為に日本血液画像研究会というものを作り出し、
そこでご丁寧にも日本血液画像分析士という資格まで発行しているというのですから驚きです。
またこうした事に視聴率だけが目的のマスコミが騒ぐものですから、これだけ血液さらさらという言葉が流布されているのでしょう。
血液画像分析という検査が意味のない検査である証拠は、最初に述べましたように、この検査が自分で採血し、
病気診断でないと断っている事からも明らかです。 血液検査では様々な情報が得られ、私達の健康のバロメーターの一助になります。
そしてそれら血液検査は医師ないし看護師が診断の一助として実施するものです。
サギ師は現在の血液画像分析というのはお遊びでやっているんですよと前もって断っているのですから、
その検査をさも通常の血液検査と錯覚する人はその人が悪いのです。ほんの少量取り出した血液を顕微鏡でながめたり、
赤血球の変形能を見る事は医学的にはほとんど何の意味もありません。 古くから実施されている検査に赤血球沈降速度(赤沈)という検査があります。これは赤血球が試薬内を沈んでいく(赤沈)速さを見る検査で、風邪や結核などの感染症、
リウマチなどの病気を見つける事ができます。赤沈速度が速くなったり遅くなったりした場合様々な要因が考えられます。
意外に思われるかもしれませんが、赤血球が沢山詰まっている場合その赤沈速度は遅くなるのです。
赤沈検査ひとつでもその検査の結果には多くの要因がからみ合っており単純ではありません。 また私達の血液は毛細血管を通して、
物質の交換をしているのですが、そうした交換は血液と血管の内皮細胞の共同作業であり、
血液だけを取り出しそれをいくら眺めても意味がありません。
血液さらさらという状態はどうも顕微鏡下で赤血球が分離している状態を指しているようですが、先程も述べましたように、赤血球がくっつく、
くっつかないにも多くの要因があり、赤血球が沢山一部固まっているからドロドロだというのは何の意味もありません。
 時間とお金に余裕のある人が遊び心に色々な検査を行うのに目くじらを立てる必要はないのかもしれません。
実際良心的な医師や権威ある医学会はこうしたサギ的検査を無視するだけです。しかし、
私には血液さらさら=健康などという根も葉もないキャッチコピーが世上流布し、
そうした検査にふりまわされる善良だが自分の頭で物事を考えようとしない、
ムードに流されやすい日本人の心情に無性に腹が立ったものですから一筆啓上させていただきました。
 

 

10月の行事予定

 

通所リハビリ
4日
たから幼稚園お遊戯発表会
12・13日
秋の大運動会
17日
民謡踊り教室
18日
関先生の音楽教室
21日
さくら筝 お琴発表会
26・
 27・28日
誕生日会

療養棟2階
12日
おやつ作り(お団子)
13日
買い物ツアー
19日
運動会
26日
誕生日会
30日
ドライブツアー

療養棟3階
6日
外食ツアー
13日
買い物ツアー 
おやつ作り(月見団子)
20日
運動会
27日
誕生日会

あかしあの里1
5・6日
おやつツアー
8日
誕生日会
15日
紅葉狩り
19日
リンゴ狩り
26・27日
お買い物ツアー

あかしあの里2
6日
おやつ作り(クッキー)
14日
前橋公園へ外出
3週目
紅葉狩りドライブ
4週目
外食会

あかしあの里3
10日
運動会
15日
十五夜
27日
おやつ作り
(どらやき)
日程未定
紅葉狩り&外食

DSわきあいあい
3日~
コスモス見学
中旬
おやつ作り
下旬
紅葉狩り
(赤城木の家)

GHゆめさき
5~7日
おやつ作り
10~14日
運動会週間
17~19日
映画上映会
20・21日
誕生日会
24~28日
ドライブ週間

DSゆめさき
23日
家族旅行
日程未定
紙芝居
運動会
ドライブ

 

 

編集後記

 さんぽみち十月号、いかがだったでしょうか?
 九月十九日は「敬老の日」でした。療養棟・通所リハビリ・グループホーム・デイサービス等でも「敬老の日」のお祝いを賑やかに行っていたようです。
 今年は全国で百歳以上のお年寄りが二万人を越えたようで、本当に長寿社会を痛感いたします。皆様も益々お元気で日々をお過ごしいただき、私たち職員はそれを励みにしていきたいと思います。

《広報委員 常木尚子》