平成18年8月号
8月号目次
・夏の風物詩~七夕イベントより~
・恒例のBIGイベント 合同七夕祭りにて
・おいしい★ところてんが出来ました
・あかしあの里・わきあいあい便り
・ゆめさき便り
・投稿作品
・名倉院長の豆知識【有馬温泉】
夏の風物詩 ~七夕イベントより~
通所リハ
七月の通所リハビリは色々な行事がありました。
七夕まつり、ハーモニカ演奏会、藤寿流の踊りの発表会、晃峰会による民謡発表、コールポプリのコーラス、お誕生会、老健作品展の見学と盛りだくさんでした。
特に七夕まつりでは、久しぶりに職員による「竹取物語」の劇を行いました。かぐや姫が結婚の条件として難題を出し、利用者様を巻き込んでの楽しい劇となりました。
久しぶりの職員劇とあって、またやってほしいとの声も多く聞かれ、次は何にしようか只今思案中です。
それぞれ慰問していただいた発表も、利用者の皆様は楽しい時間を過ごしていたご様子でした。
恒例のBIGイベント 合同七夕祭りにて
グループホームあかしあの里&
デイサービスわきあいあい
七月七日にグループホームあかしあの里とデイサービスわきあいあい合同の七夕祭りを行いました。
この日はお天気も良く各ホームにて製作された豪華な手作りの七夕飾りをテラスに大きく飾り、たこ焼き・うどん・ちらし寿司・じゃがバター・おまんじゅうを職員総勢で作り盛大な七夕祭りとなりました。
四部署が一体となり楽しく交流が持てる唯一の機会でもあり利用者の皆さんもとても楽しみにしているイベントです。
こういった機会を今後も沢山作っていける様、職員一同取り組み、利用者の皆さんの喜ぶ素敵な笑顔を拝見し続けたいと願っています。
おいしい★ところてんが出来ました!!
療養棟二階
二階療養棟では、七月五日に七夕&おやつ作りを行いました。イベントの始めに職員と利用者で七夕さまの歌を大きな声で唄い、
和んだところで数名の方の願い事が書かれた短冊を読み上げました。短冊には利用者様それぞれの願い事が書かれており、笹にくくりつける際には、皆様ひとりひとりの思いを寄せる眼差しが伝わってきました。
その後は各テーブルでところてん作りに取り組みました。利用者様は、積極的に器具を使用してところてんを作り、
中には他者に取り分けてくださる方もいらっしゃり、楽しく時間が過ぎていました。味付けには酢だれときなこ、黒蜜のたれを提供して甘い味付けは好評でおかわりする方が多くみられました。
今後も時間が経つのも忘れてしまう程楽しく行えるイベントを利用者様と取り組みたいと思いました。
療養棟三階
今年も去年に続き、
食堂にて本物の竹を使い流し素麺を行いました。流し素麺台を作製している段階から、利用者様は興味を持って下さり、
当日に準備を行っていると何が始まるのだろうと皆さんワクワクされている様子でした。いざ素麺が流れ始めると、夢中になって箸で追い、
素麺が流れていってしまうと大きな笑いがあちらこちらから沸き起こり、本当に皆さん表情が生き生きとされていました。
時にはいつもと違う環境を作るのも大事な事だと実感させられました。お天気にも恵まれ、楽しい時間を利用者様と一緒に過ごす事ができ、
とても良かったです。
あかしあの里・わきあいあい便り
グループホームあかしあの里III
あかしあの里IIIでは、
七月十六日におやつ作りを行いました。段々と暑くなって来たので、少しでも涼しい気分になって頂こうという事で〝水ようかん〟を作りました。
ひんやりとして甘い水ようかんに、入居者の皆さんは満足された様で「とっても美味しいよ」という声が沢山聞かれました。
今後も美味しくて季節感を味わって頂けるおやつを色々考えていきたいと思います。
グループホームあかしあの里I
あかしあの里Iでは、七月二十八日に「かっぱ寿司」へ外食に出掛けました。連日、天候が悪く心配でしたが、雨に降られずに行くことができました。
久しぶりの回転寿司に皆さん戸惑いながらも何を食べようかと迷っている方もいましたが、それぞれ好きな物を取り召し上がっていました。
食べ終わった後も回っている寿司をみては、「珍しい寿司が沢山流れているね~ 見ているだけでお腹が一杯になっちゃうよ」
と様々な声が聞かれました。皆さん、大好きなお寿司が食べられ満足して帰路につきました。
グループホームあかしあの里II
あかしあの里IIでは、七月七日にあかしあの里I・II・III、デイサービスわきあいあいとの合同で七夕祭りを行いました。
それぞれのホームにて製作した七夕飾りをテラスの屋根へ飾り、七夕祭りを一層華やかに盛り上げてくれました。たこ焼き・うどん・ちらし寿司等を作り、昼食に皆で頂きました。他のホームの方やデイサービスの方々と一緒に外で元気一杯に歌を歌い、楽しく触れ合う事が出来、
スタッフと皆様が一体となり楽しみを共有出来たのではないかと思います。ホームにとってこの様な大きなイベントは久々の事でありましたが、
多くの方々に楽しんで頂けた事がスタッフの一番の喜びと感じました。
このイベントに御協力を頂いた皆様にこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。又、こういった機会を作り、
沢山の方々と交流が持てる様スタッフ一同、取り組んでいきたいと思っております。
デイサービスわきあいあい
夏の風情を味わう為、七月十八日火曜日、
流しそうめんを行いました。皆さんでつゆの入った御椀を持って頂き、半分に切った長い竹竿にゆでたそうめんを水と一緒に流します。
利用者の方々はその竹竿の周りに座って頂き、そうめんが流れてくるのを待ちます。
始めはそうめんが流れてくるのを上から下へと一同首を動かしますが誰もすくえず「あぁ~あぁ~」と声がでます。
箸を持ち食べたい気持ちは満々なれどそうめんは虚しく目の前を流れていきます。そのたびに「あぁ~あぁ」
と声があがりその声が笑い声とかわります。中には下から上に箸を動かす方もいますが、思うようにはすくえません。その姿を見てまた
「あぁ~あぁ」と声があがりいつしかその声が笑い声へとかわります。利用者の方々が満腹となったところでスタッフも参加しました。
スタッフのそうめんは欲張った為か?玉が大きく、流したとたん水が溢れてしまい下のテーブルがビショビショになってしまいました。
初めてのそうめん流しでしたが皆さん本当に楽しそうで良い笑顔が沢山見られました。もちろんスタッフも楽しかったです。
次回に課題を残しつつまた行いたいとおもいます。
ゆめさき便り
デイサービスセンターゆめさき
デイサービスゆめさきでは、
七月も多くの催しで皆さんと楽しい時間を過ごしました。まずは七日、七夕のイベントからです。大きな催しになるので、
六月下旬から利用者様皆さんに手伝って頂き素敵な飾りを作りました。お花紙を半分にして作った花を上の方に飾り、ビニールテープをなびかせ、
折り鶴とストローを交互に通したものを吊り下げる、といった、吹流しのような大作です。それと、願い事を書いた短冊や、
思い思いに作った飾りを、心を込めて、笹の葉に乗せ、室内をきれいに彩りました。そして、七夕にまつわる話、七夕の歌をうたい、何より、
利用者様にとっての織姫、彦星は誰なのかを聞かせていただき、盛り上がったイベントになりました。
十~十二日はおやつ作りでした。今回は、汗をかきやすい時期なので、塩分を取っていただきたいと考え、夏野菜が美味しい時で、旬に食べられたらとのこともあり、漬物作りをしました。
それと焼きおにぎりです。現役を退いたとはいえ、包丁を持っていただくと、見事な手さばきで野菜を刻み、おにぎりを握って下さいました。
「おにぎり」と「おむすび」の違いをお話しして、「おむすびころりん」を朗読、昔を思い出して、懐かしいひと時に包まれました。
共に美味しかったです。
十四、十五日は、プロジェクターを使用しての映画上映会でした。今回の上映は、映画ではなく、昔、
日本中を夢中にさせたテレビドラマ「おしん」を上映しました。とても懐かしい映像に皆釘付けになっていて、途中で終わってしまうと、
すぐに続きが見たいと話されていました。
十七~二十一日は前橋市内観光ツアーを予定していましたが、天候不順のため、
延期とさせていただきました。その間、外は雨が降りしきる中、お手玉を使った的入れゲームや、ボールを使ったPKゲームで、
梅雨を吹き飛ばすくらい盛り上がり、楽しく過ごしました。ドライブツアーはまたのお楽しみにとっておいていただけたらと思います。
二十五日は、加藤夫婦による歌とお話の会でした。今回は、「いっぱい歌いましょう」という主旨で、奥様と一緒に多くの歌を歌いました。
二十八、二十九日は、県庁へ、老人保健施設作品展を見に行きました。通所リハビリに通っている方も中にはいらっしゃり、
出展しているとの事なので、興味深々で行きました。予想以上に多くの作品におどろきと、「もっと頑張らなくては」と意欲がわいたようでした。
その後は、三十二階の展望台へ上がり、群馬を一望し、戻りました。
三十一日は、七月の誕生日会を開催、
まさに誕生日という人を加えて三人のお祝いをしました。職員からの色紙を贈呈し、他利用者様からもお祝いの言葉を頂いてから、
特別にもう一つ。親愛なる家族の方より、メッセージを頂きました。一番信頼している人からの手紙、との事で、涙ぐまれる姿あり。
心温まる誕生会にすることが出来ました。この場をかりて、改めて御礼申し上げます。 今年は、梅雨が長引いてやっと明けました様子です。
体調を崩しやすいようですので、くれぐれも風邪などひかぬようお過ごしくださいませ。私たちも健康管理をしっかりし、皆様に楽しく、
素敵な時間を提供できる様に頑張りたいと思います。
グループホームゆめさき
グループホームゆめさきでは、七月二十三日(日)食事会を兼ねての家族会を開催する事ができました。
当日心配された天候にも恵まれ沢山の家族の方が出席して下さいました。昼食にはスタッフ手作りのカレーや、たこ焼きなど家族と並んで食べる姿は、とても嬉しそうで、入居者のいい笑顔を沢山拝見することができました。食欲もいつもより旺盛で、
入居者の中にはスタッフに見えないように沢山食べられた方もいらっしゃり、楽しい一時をお過ごし頂けた様です。
食後は、日頃の生活の様子を、スタッフより報告させて頂き、次回の家族会は、九月の納涼祭と決まり終了となりました。
投稿作品
文芸作品
金婚と喜寿の重なるこの齢 この幸せを誰にか告げむ
思わざるここまで生きし並びまで われに過ぎたる妻あればこそ
惜しからむ命なれども病む妻を 支えてひと日も長く生きたし
杖たてり危うく歩む老妻に 思わぬままに夫連れ添ふ
七人の兄弟揃ふ写真あり 一人となりて今日も眺める
影山えいじ
散歩道 グラジオラスが おでむかえ
梅雨明け 散歩ができぬ 暑さかな
星野 勇
涼風を 風鈴さえも まちわびる
アメンボウ はすの花咲く池に とびはねる
日照りを 求めし梅雨も はや去りぬ
大野 錦之助
名倉院長の健康豆知識
有馬温泉
先日、中学、高校の同窓会で神戸有馬温泉に行ってきました。昔から関西では(全国的に?)名高い温泉で、千年以上の歴史を有し、
戦前から戦後にかけては新婚旅行のメッカでもあり、幼い頃よりたびたび耳にする温泉でもありました。
しかし、六甲山系のちょうど裏側で交通の便が悪い所でもあり、今回に至るまで彼の地に足を踏み入れた事はありませんでした。
私が泊まる事になった旅館はタクシーの運転手さんも迷う程の狭い坂が入り組んだ奥まった山の中腹にありました。
坂道と歴史を感じさせる風情は伊香保温泉街を思い起こさせました。
よりによって何でこんなに分りにくい場所の古びた木造旅館を選んだのかと幹事の意図を測りかねました。受付の男性は七十才位の人でしたし、
仲居さんも全て六十才以上の方々で、何となく活気が無くここはシルバーセンターが運営しているのかと思いました。
やはり人気がないのか土曜日というのに宿泊客も私達七名以外四、五人いるか、いないかという状態でした。幹事役の同級生は、
身内に不幸があり、急遽参加できなくなったのですが、何せ一流広告代理店に勤務し、有名な コマーシャルの数々
(美川憲一さんの自転車に乗ったコマーシャルは彼の作品だそうです。)の製作に携ってきた男だけに、
この古びた木造の旅館にも彼なりの隠れた思惑があるに違いないと考えていましたが、料理も昔風でとりたてて特徴はなく、
温泉はどこかの寮のお風呂の様でシャワーも満足に使えないものでした。
夜の二次会は、幹事の一押しの女の子がいる店を予約しているとの事で、これこそ期待できるものだと勇躍迎のマイクロバスに、
浴衣姿でワイワイガヤガヤ乗り込みカラオケ併設の店に突入しました。うす暗い店内には客はいず、三、四人の女性が手持ちぶさたな顔でいて、
三十分程して幹事ご推奨の女性があらわれましたが、いずれの女性も男性をふるい立たせる程の魅力はなく、
それでも酒が飲めれば大満足の連中は、女の子達と発止とやりあっていました。アルコールがだめな私は「君はどこの高校出身なの?」
と別に興味はないのですが接客をする始末で一流広告代理店はどうしたの(冬のソナタのチェ・ジウとも一緒に仕事をしたと言っていたじゃない)
と、いやらしい気持ちが大きかっただけに退屈な時間を過ごす事となりました。
翌日の朝食時初老の仲居さんが配膳をしながら「もう年ですね。腰が痛くて。整形の先生に薬は貰っているんだけど」と言うので、
関西出身でありながら一度も関西で、関西弁で診察したことのない私が話しかけました。「関西の診察はこんな風ですか?『おばちゃん、
どないしたん?腰が痛い? レントゲンでは大きな変化はないでえ、もう年やからしょうないかもし れんなあ』
『まあ先生そんなむごい事言わんとちゃんとみてや。まだまだ色気もあるんやし。』すると仲居さんは、「ほんまそんな調子ですよ。私なんか
『先生よう効く 薬出してや。たまには注射もサービスしてや。』と言いますもん。」関東ではこうはいきませんね。
「どうしました?」
「腰が痛いんです。」
「器質的には老化以外目立った変化はありませんね。痛み止めにて様子を みて下さい。」
「お願いします。」
関東では言葉のキャッチボールがかたく、途切れてしまうんですね。朝の出発時玄関で靴を履いていると仲間の一人が
「みんな忘れもんないようにしてや。何せもう年やからぼけてるよ」と声をかけ、それに合わせる様に仲居さんが
「現金はなんぼ忘れて置いていってくれてもいいけどね」と答え、その言葉にかぶせる様に受付の男性が「そうやそうや、ぎょうさん(沢山の意)
置いていってや」と、つっ込みを入れるのです。懐かしい関西風の会話の余韻を楽しみつつ、
それなりに味わいのある旅館だったなあと幹事に感謝しつつ旅館を後にしました。
8月の行事予定
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編集後記
ようやく長かった梅雨もあけ、暑さが厳しくなってまいりました。皆様は如何お過ごしでしょうか。私は先日、富士山に登ってきました。
さすが日本一の山だけあり八合目まで登るのになんと九時間もかかってしまいました。残念ながら登頂はできませんでしたが、いい思い出になりました。まだまだ暑い日が続きますがお身体を大切にお過ごしください。
富士たちばなクリニック 十周年記念感謝祭が行われます!
きたる九月十日(日)十三時より、介護老人保健施設 創春館にて、富士たちばなクリニック開設十周年を記念し、利用者様・御家族様に日頃の感謝の気持ちを込めて、感謝祭を開催することになりました。
当日は、ぽらりす保育園の園児によるお遊戯や、有名歌手(?)を多数招いての紅白歌合戦など、趣向を凝らしたイベント盛りだくさん!また、
模擬店も出店します。何といっても目玉はこちら、インドネシアの「シェフ」ならぬ「シュフ」が腕を振るう「本場インドネシア料理」!
普段なかなか味わうことのできない味覚をお楽しみいただけます。そして名倉院長おすすめ、長野は八ヶ岳からの贈りもの「絶品ショートケーキ」!ひとたび舌にのせれば八ヶ岳の絶景がまぶたに浮かぶこと間違いなし!?
この他にも各部署の作品展示コーナーや、快進撃を続ける実業団テニス部の紹介コーナーなどを設置し、
まさに盛りだくさんの内容で皆様のお越しをお待ち申し上げております。是非このお祭りに足をお運び下さいませ!!
日時 九月十日(日)
十二時三十分 受付開始
十三時00 分 開催
場所 介護老人保健施設
創春館一階デイケアルーム