平成18年12月号
12月号もくじ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
紅葉狩りに行ってきました!
通所リハビリ便り
あかしあの里・わきあいあい便り
ゆめさき便り
・・・・・・・名倉院長の健康豆知識・・・・・・・・・
私の疼痛体験
文芸作品
伊香保明月便り
・・・・・・・編集後記【あしあと】・・・・・・・・・
・・・・・・・今月の行事予定・・・・・・・・
紅葉狩りに行ってきました!
療養棟2階
11月29日に、伊香保の施設「明月」まで紅葉見物を兼ねて足浴ツアーに行ってきました。
おいしいお弁当を厨房の方に作っていただき明月でおいしくいただきました。
明月の足浴は、とても気持ちが良く居眠りしたくなるほどホカホカになりました。利用者の方にも「とても気持ちがいいね」と好評でした。
明月の見学では、とても綺麗でちょっぴり羨ましく感じました。施設の職員さん、利用者の方に温かく迎えられいいドライブになり、
一つ思い出が増えました。「明月」の利用者様、職員の方ありがとうございました。また機会があれば伺いたいと 思います。
療養棟3階
療養棟3階では、
11月17日に入所者四名をお連れして大胡ぐりーんふらわー牧場まで紅葉ドライブに出掛けました。当日はあいにくの曇り空でしたが、
参加者には久しぶりの外出とあって道中も賑やかな様子で、窓の外に見える紅葉に「綺麗だね~」と歓声を上げていらっしゃいました。
大胡ぐりーんふらわー牧場に着いてからは、牧場内を散策。気温が低く風もあった為わずかの時間でしたが、
それでも馬を見たり記念写真を撮ったりと充実した時間を過ごすことが出来ました。
最後は車内で温かいお茶を飲んで冷えた身体を温め帰路へとつき、「またどこかに連れてってよ」「春が来たら桜が見たい」
との声が聞かれました。是非又このような機会をつくり皆様と沢山の思い出ができればいいなと思いました。
通所リハビリ便り
通所リハビリでは11月初旬の六日間にわたり紅葉ドライブを行いました。紅葉にはまだ早い時季でしたが、9月に開設した
「伊香保ケアセンター明月」への訪問をメインにして秋のドライブを楽しみました。1日30名近くの方が出かけられ、明月に立ち寄り、
おやつ休憩をとった後紅葉の始まった風景を楽しみながら帰ってきました。
午後の限られた時間の中でのドライブでしたので十分な休憩をとることができず、明月にある足湯を体験していただけなかったのは残念ですが、
ご希望があればお誕生者ドライブなどの機会に足湯を体験していただけたらと思います。温かく迎え入れて下さった明月の利用者様、
また職員の方々ありがとうございました。
日輪時町大正琴演奏会
通所リハビリでは11月22日(水)
に日輪寺町の方による大正琴の演奏会が行われました。地元の方の集りだけに利用者様と顔見知りの方が多く、
普段にも増して多くの声援が飛んでいました。とても息の合った演奏で利用者様からは「感動したよ」「知ってる曲ばかりで良かったよ」
と大好評でした。また、こちらに通われていて大正琴の会に入られている方もこの時ばかりとステージへ上がられ、
一緒に腕前を披露して下さりました。これからも地元の方々とのふれあいを大切にしていきたいと思います。
またのお越しを是非お待ちしています。
あかしあの里・わきあいあい便り
グループホームあかしあの里Ⅰ
あかしあの里Ⅰでは、11月10日に前橋福祉会館にある「とらっぱ」というカフェまで入居者の皆さん全員でおやつツアーに出掛けました。
以前にも何度か利用した所であり、皆さん「勝手知ったる他人の・・・」といった感じでとてもリラックスしておやつを摂ることができ、
良い気分転換になったと思います。
また、11月22日には、紅葉狩りドライブに出掛けました。まずまずのお天気で、敷島公園から、球場周辺を廻って来ました。
残念ながらバラ園は工事中の為何も見ることが出来ませんでしたが、川沿いの桜並木や街路樹などは、
とてもきれいに紅葉していて丁度見頃でした。入居者の方々も「わぁ、きれい」と声を出して眺め、秋の日に感じていらっしゃいました。
グループホームあかしあの里Ⅱ
一ヶ月遅れてしまいましたが運動会を開催しました。
借り物競争ではそれぞれの物をお借りして変装しながらゴールへと来られ皆さん大はしゃぎでした。白組も紅組も負けまいと真剣に応援され、
いつもとは違う表情でした。
思い切り大声で笑い楽しまれていた皆さんは最後に一人一人表彰状を受け取られ、やったねという顔をされていました。
グループホームあかしあの里Ⅲ
11月26日に手作りおやつでジャンボどら焼を作りました。種を皆様で混ぜていただきました。
中身にたっぷりのあんこの入った大きなどら焼を見て皆様一同で大感激をしてくださいました。
一人一人に切り分け「大きいね!」「甘いね!」「おいしいね」との声と共にあっという間に召し上がって、大満足された一日でした。
デイサービスわきあいあい
紅葉狩りの季節になりました。
わいあいあいでも、紅葉狩りドライブへ出掛けてきました。残念ながら赤城山へのドライブは、
紅葉も終わりをむかえ少し寂しさのありドライブでしたが、利根川沿いや嶺公園などの木々は綺麗に色づいていて、もみじなどは赤や黄色、
だいだい色など綺麗に染まっていました。寒さもあり、車内からの眺めになってしまいましたが、綺麗な葉っぱの色が窓の外に現れると
「きれいね」などと声が聞かれていました。
また、久しぶりのドライブという事もあり、自然の景色を見ながら車に揺られるのも「いい気分」と過される方もいました。
銀杏の黄色い葉っぱも舞いはじめました。少しずつ寒さも厳しくなってきます。風邪などひかないよう、
残り少なくなった今年も元気に過ごしていただければと思います。
ゆめさき便り
グループホームゆめさき
グループホームゆめさきは、18日に誕生日会・20日に外食に出かけました。
18日の誕生日会は入居者の方々のために昼食はスタッフが出来る限り豪勢な食事を作りました。
当日は利用者の娘様が二人参加してささやかですが楽しい誕生日会を行なうことができました。
20日の外食では「かっぱ寿司」に出かけました。入居者の方々は久しぶりのお寿司なので大変楽しみにしてました。
現地に着き皆で店内に入ると色々なお寿司が運ばれてるので何から食べていいのか迷ってしまいました。
スタッフが入居者の方々一人一人に何を食べたいか聞きながらお寿司を食べていただきました。
入居者の中には見てるだけでお腹が一杯になってしまって三皿しか食べない方もいましたが中には九皿も平らげてご満悦な方もいました。
普段あまり食べない物なので皆さんご機嫌でお店をでました。
その後は、軽くドライブをして残った紅葉をみて喜んだり普段見ることのできない景色に見とれる利用者の方もいました。また、
帰ってきてからも「美味しかったね。綺麗だったね」
と入居者の方同士の会話も見られて行ってよかったとスタッフ一同安堵の気持ちで一杯になりました。
これからも入居者の方々が喜ばれるイベントを考えていきたいと思います。
デイサービスゆめさき
デイサービスセンターゆめさきでは、6~8日、おやつ作りで「けんちん汁」を作りました。具沢山になるように、
たくさんの野菜を皆さんに切っていただきました。「久しぶりに包丁を持つわ!」と言う方もいらっしゃいましたが、
さすが主婦歴の長い皆さんは、手際が良かったです。「けんちん汁」は、おふくろの味というか、家庭や地域で味付け、
具材なども違うということもあり、味付けは、その日その日でお醤油や味噌の割合を皆さんに決めていただき、どの日も味わいある「けんちん汁」
を楽しむことができました。
また20~24日に行われた、紅葉狩りドライブでは嶺公園内のもみじを見に出かけました。赤・黄・緑が一本の木に入り混じり、
日の光とともにさらにきれいに輝いていました。
紅葉を眺めながらお茶を召し上がり、会話も弾んだことと思います。紅葉のトンネルが、数百メートル続いており、「年に何回か来るけど、
こんなきれいな紅葉は初めて」といった感想が聞かれました。皆さんも是非、来年足を運んでみて下さい。
名倉院長の健康豆知識
私の疼痛体験
昨年十二月の同窓生の死をきっかけに、年に一度だけのゴルフコンペでは、
高校卒業以来会わずに死んでしまう奴もいるから、年に二回は集まろうという関西風の乗りで、十月に再度神戸へ行ってきました。
新神戸駅に着いた時、何げなく受信メールを見たところ、驚いた事に、春に一緒にプレーした仲間が二日前に亡くなり、
本日お葬式との連絡網が入っていました。時刻を見ると式もとっくに了っており、遅れたメールにくやしい思いを抱きながら宿泊先に行きました。
集まった仲間の中には幹事として式を取り仕切った男もいて、彼の話によると死因は膵臓ガンの全身転移ではあるが、
亡くなった三日前にお見舞いに行った時は元気で話もできたとの事でした。前回三十七年ぶりに会った時、
若い頃ゴルフはプロ級の腕前で名門クラブのクラブチャンピオンにもなったが、
数年前股関節を痛めてからはゴルフから遠ざかっている事などゴルフ談議とよもやま話に花が咲いたものでした。翌日二人きりになった時、
私の顔を見つめながら「名倉なあ、俺お前がそんなええ男やと思わんかったわ。俺お前の事誤解しとったわ」と独り言のように言ったのです。
中学、高校と彼とは親しく付き合った事もないだけに、彼が私の事をどんな風に誤解していたのか聞きそびれましたが、
とても嬉しい記憶として心に残った言葉でした。
そんなゴルフコンペで私は生まれて初めて身体が不自由になるとはどういう事か知る事となりました。ゴルフバッグを宅急便で送れず、
重いバッグを抱えて新幹線に乗り込んだのが悪かったのか、はたまた先週の医師会野球大会でのピッチャーがいけなかったのか、
ひょっとして死んだ彼の霊が足にとり憑き何かを教えてくれたのか、宿泊のホテルに着く頃には、右の大腿部から臀部にかけての痛みの為、
足をひきずって歩いている状態でした。肉ばなれでもやったかしらんと、湿布剤を貼って寝ましたが、
筋肉のうずく痛みの為何度も目が覚める始末でした。せっかく群馬から神戸まで来てゴルフをせず帰るのは忍びなく、プレーを始めましたが、
途中からは左足一本で打ちグリーンのボールを拾い上げるのもままならない状態で十八ホールまわりました。
帰りの新幹線では座席に座るのも冷や汗を流さなくてはいけないような始末で、
駅のホームを十メートル歩くのに二分位はかかっていたのではないでしょうか、
駅のエスカレーターがあんなに有り難いと思ったのは新鮮な認識でした。高崎からの運転は右足大腿から臀部のつっぱった様な疼痛の為、
ブレーキも右足で踏めない状態で、恐る恐る左足でブレーキを踏んでいました。便座に座るのも悲鳴を上げたくなる様な痛みで、
幸いな事に約五日間は排便なしで済ます事ができました。
後日この痛い経験を患者さん達に話したところ、ある人から「先生にもやっと私達の気持ちが分って貰えたのね。
私先生が痛くなってくれて嬉しい」と満面の笑みで言われ、私も今までの不明を恥じ、うなずく事ができました。また
「人は自分が経験せずに他人の痛みを共有する事が可能か」という大命題を考える契機ともなりました。医師であり、評論家でもある養老猛氏は、
九十を過ぎても現役の小児科医であった自分の母親の「医者は八十になるまで本物の医者にはなれない」という言葉を紹介していますが、
色々な痛みや経験を経ないと医療の本質は見えないという事かもしれません。自己判断では大腿後部から右臀部にかけての筋群の痛みとし、
消炎剤等で経過を見、多分全治一週間位だろうと高をくくっていたのですが、一週間たっても痛みの軽減ははかばかしくなく、
友人の整形外科医に診て貰ったところ、右股関節炎、全治三週間の診断でした。確かに股関節の運動制限はあるのですが、
右足の靴下が自分ではけない程の右臀部の痛みは、
筋肉疲労による右大腿部から臀部にかけての筋群の硬直と拘縮もあるに違いないという自己診断もあり、
うちの最も体重の軽い女性スタッフに床にうつ伏せになった状態で、大腿から臀部にかけて均等に踏みつけてもらいました。「うーっ」
とうめきながら「そこだ、そこ」と指示をされながら、私の臀部にバランスをとりながら立っている女性は冷や汗を流していました。
何せ若い女性スタッフに踏んづけてもらうのですから、誤解があってはいけないと上司立ち会いのもとでの施術でした。
少なくとも臀部の痛みに悪い事にはなるまいとの判断からの乱暴なマッサージでしたが、あに図らんや、
施術三時間後には痛みは嘘のように改善していたのでした。結果として自己判断の正しさを確認する事ができたのですが、
これ程までの著効は私に、関節のゆがみとそれを支持する筋群の損傷に目を開かせました。
変形性膝関節症や腰椎症を初めとして変形性と名のつくものは大多数が整形外科領域での生活習慣病であると認識する事ができました。
老化とともに変形していくであろう身体のゆがみを是正し、予防していく事は健やかに老いていく為の必須の勉強項目であり、
今後皆さんに啓蒙していきたいと考えているのです。とりあえず自分の腕がどこまで上がり、
足はどのように曲げ伸ばしができるかの自己評価をして下さい。
いつまでも若々しい身体を目指すという希望をもって新しい年を皆様方と迎えたいと思います。今年一年御声援有難うございました。
文芸作品
過ぎし日の十分の一ありやなし 残る生なら明日を夢みる
記憶なき妻を看取りて三年(みとせ)すぎ リハビリはげみ晝(ひる)の月見る
生涯をかえり見すれば遠まわり あとは天運を老いて知るなり
生と死の狭間を走る救急車 残され余生の老し二人が
にこやかに笑顔うかぶる問診の 医師に向えば心安らぐ
影山 えいじ
秋雨やとんぼも飛べぬ 寒さかな
もみじ狩り寒さにふるえて 陽だまりかな 星野勇
靖国のお参 山りしてや帰来
はすの実を仰ぐ我らの 通所みち
小林利衛
クリスマスツリーの模型作らされ 泣き泣き完成心のなごむ
花一つ机の上に飾りあり 朝の挨拶なごみて明るく
高橋三佐男
木枯しが落葉集めて 庭掃除
今昔師走らずして 師走かな
釼持章美
赤とんぼ秋が来たよと 告げにくる
かたつむり今日は晴れかと 背伸びする 砂川い志
紅葉狩り ゆめさき列車 嶺公園
駄法螺吹く独居爺の日向ぼこ
向き合う夫婦の語らい秋の雲
静寂の闇夜の庭に石路の花
行儀良並ぶひまわり農耕畑 デイサービスゆめさき
伊香保明月だより
伊香保ケアセンター明月
デイサービスセンター明月では、11月14日にそば打ちを行いました。
利用者様のそばを打つ姿は真剣そのもので見惚れてしまうくらい手際よく上手に打って下さいました。
他にも、おにぎりや胡麻和えを皆さんと一緒に作り、昼食としてみなさんで頂くことにしました。「とても美味しい」とみなさん大絶賛。
おかわりをされる方もおりました。
これからも皆さんに楽しんで頂けるようなイベントを企画していきたいと思います。
編集後記
さんぽみち12月号いかがでしたでしょうか?12月に入り寒さも厳しくなりましたね、
私はコタツにミカンとネコから離れられない日々を過していますが、皆さんはどうでしょう?もうすぐ一年も終わりです。
やり残した事はありませんか?私はまだまだやりたいことが沢山あるので、残りの日々を頑張って、
清々しい気持ちで新年を迎えられるようにしたいと思います。あと残り少ないですが、体調を崩さないよう気を付けていきましょう!
小渕 里奈
今月の行事予定
通所リハビリ
4日 民謡踊り教室
13日 コールポプリコンサート
23日 ビクトリー川田とブルーサウンズ クリスマスコンサート
25日~30日 忘年会
26日 社会福祉大学学生によるマジックショー
27日~29日 お誕生会
療養棟2階 療養棟3階
13日 誕生会 14日 買い物ツアー
14日 買い物ツアー 21日 おやつ作り
24日 クリスマス会(ケーキ作り) 27日 餅つき大会
27日 餅つき&忘年会 28日 誕生日会
29日 忘年会
GHあかしあの里Ⅰ
GHあかしあの里Ⅱ
17日 おやつ作り
7日 誕生日会
22日 クリスマス会
13日 寿し会
19・20日 ゆず湯
24日 クリスマス会・
忘年会
28日 もちつき
GHあかしあの里Ⅲ
DSわきあいあい
日程未定 外食
9日 誕生日会
12日 手作りおやつ(クレープ)
12~16日 焼き芋
22日 ゆず湯
13日 お弁当会
25日 クリスマス会
21日 パンバイキング
28日 もちつき大会
25日 クリスマス会
31日 年越しそば作り
GHゆめさき
25日 クリスマス会
27日 家族会・餅つき・大掃除
未定 ドライブ
未定 映画鑑賞会
DSゆめさき
14~16日 おやつ作り
18日 加藤さんの歌とお話の会
19~21日 映画上映会
23日 もちつき
25日 クリスマス会
26~28日 忘年会&誕生日会
GH明月
16日 誕生日会
21日 クリスマス会(DS・GH合同)
DS明月
1日 誕生日会
21日 クリスマス会(DS・GH合同)
26・27日 忘年会