平成20年8月号
8月号もくじ
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・夏はやっぱり?流しそうめん!?
・七夕に園児との交流
・今年も思い出の1頁に
・特色イベント紹介!!グループホーム、デイサービス特集
・名倉院長の健康豆知識
・☆各事業所行事予定☆ 8月のイベント
・新事業所オープン間近
・今年度も始動。委員会活動報告
・親睦委員会主催『ソフトバレー大会』
・今年も感謝祭開催決定!
・ボランティアの紹介
・リハビリ便り
・『セラピスト』
・文芸作品
・地域のミニ情報
・編集後記
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夏はやっぱり?流しそうめん!?
7月6日療養棟三階では夏恒例行事七夕会を行いました。そうめんを食堂からベランダに流す、流しそうめんに挑戦しました。
事前の天気予報では6日は雨の確率が高いといわれていたため、予定どおり行えるか心配でしたが、
当日は利用者皆さんの願いが通じたのかとても良い天気となり無事に行う事が出来ました。皆さん始める前は「上手く取れないと思うからいいよ」
と遠慮されていましたが、いざ始まると「いっぱい取りすぎた(笑)」、「意外と簡単だね」ととても楽しそうに参加され、「美味しいね」、
「たまにはこういうのもいいね」などとお話され皆さん美味しそうに召し上がられていました。なかにはいつもと違う雰囲気が良かったのか、
美味しかったからか、何回もおかわりされる方もいらっしゃいました。食べ終わった後も、「今年は美味しかった」、「もうやらないの」
などといって下さる方もいたため、こうして晴れた日に行えたことがとても嬉しく思いました。利用者の方々の願い事の中に
「美味しい物を沢山食べたい」と願い事がありましたが、その願い事が叶ったのかなと思いました。
七夕に園児との交流
7月4日ぽらりす保育園との交流七夕会が行われ、
療養棟2階と3階の利用者様数名で参加してきました。
園長先生の挨拶の後、園児と一緒に「七夕の歌」を歌ったり、園児のお遊戯を真似て楽しそうに踊ったりする利用者様もいらっしゃいました。
そして、園児と利用者様代表2名で短冊を発表し合った後、園児から利用者様一人一人に首飾りのプレゼントがあり、「長生きして下さい」
と言われて感動して涙を流している方もいらっしゃいました。七夕会が終わり、園児は利用者様一人一人と握手をしながら退場し、
利用者様は名残惜しそうに園児を見送っていました。
利用者の皆様は小さい子供が大好きで普段は見られない笑顔をたくさん見る事がました。元気な園児のパワーを貰って、
これからもますます元気で過ごして頂きたいと思います。
今年も思い出の1頁に
7月13日グループホームゆめさきでは、毎年恒例の家族会旅行で、県庁見学に昼食を持参し行って来ました。
天候にも恵まれ晴天のなか、家族と共に四台の車に分乗し、ゆめさきを出発。
久ぶりに家族の方々と出掛けるという事で楽しみにしていた為か皆様普段とまた違った嬉しそうな表情でした。
途中前橋の七夕祭りを車中より見学し、家族との昔話を懐かしげに楽しまれていました。そして県庁に到着、エレベーターで景色を眺め、
話をしているとあっという間に31階へ。そこで昼食の弁当をワイワイ、ガヤガヤ楽しみながら食べました。
その後32階に移動し各々家族と昔とは変わった景色を眺めながらその時の話をしたり、写真を撮ったりしとても和やかな時間を過ごしました。
暑い一日でしたがゆっくりと安らげる時間であったのではないかと思います。
今回の旅行で家族とのふれあい・関わりの大切さを改めて感じました。これからもこのような機会を多く作っていきたいと思いました。
特色イベント紹介!!グループホーム、デイサービス特集
グループホーム 涼風の家『収穫祭』
7月3日に利用者の皆様と玉ねぎの収穫祭をしました。去年の寒い時期に種まきをし、ビニールをかけ、少しずつ伸びていく芽を見ながら
「大きくなってきたね、いつ収穫出来るかね?」と、収穫出来る日を心待ちにしていました。そして、待ちに待った収穫祭当日は天候にも恵まれ、
全員で外に出て一つずつ玉ねぎを抜いていきました。少し小ぶりな出来ではありましたが、捲いた種すべてが育ち、
楽しく思い出に残る収穫祭となりました。収穫した玉ねぎはカレーや肉じゃがの中に入れ、美味しく頂きました。
種まきから収穫までを行い思い入れも深かったため、収穫した玉ねぎは格別に美味しく感じられました。
グループホーム しらさぎ 『ドライブ』
グループホームしらさぎでは、去る7月2日に大室公園へお弁当を持ってドライブに行って来ました。開所以来初めての外出でしたが、
天候にも恵まれて、入居者の方には初夏の香りを味わって頂けたと思います。手作りのお弁当も「おいしいね。」
と満面の笑みで入居者一人一人が微笑んで下さったのが、とても印象的でした。帰りには大胡ぐりーんふらわー牧場でソフトクリームを食べて、
夏の思い出になった様です。今後も四季折々を味わえる様な外出を企画し、たくさんの思い出を増やしていきたいです。
デイサービス わきあいあい
『あじさいドライブツアー』
今年は雨も多く気持ちも沈みがちでしたが、そんな気持ちを晴らす為に、7月中旬にあじさいの見頃を迎えた渋川の小野池公園へ、
ドライブに出かけてきました。幸い雨もあがっていた為、車を降りて園内を散策することができました。
職員の声掛けに促され渋々と車から降りた利用者の方も「きれいだね」「いいところだね」と話してくださり、
いつもは早足な利用者の方も歩幅が小さくなり、時には立ち止まり紫や青の美しく花開かせたあじさいを愛でていました。
一年に一度しか見られない花々や木々を「また来年も見に来ようね」と約束し、一年後また皆さんと楽しめることを職員一同願っています。
暑い日が続きますが、お身体をご自愛しお過ごし下さい。
デイサービス・グループホーム 明月
『どじょうすくい』
伊香保ケアセンター明月では7月27日にどじょうすくい踊りの慰問が、デイルームにて行われました。やすき節の唄に合わせて、
どじょうをすくう踊りに、皆様笑顔と手拍子でご覧になっていました。「皆さんもやってみますか?」との先生の言葉に、
利用者の方も唄に合わせて踊りを踊りました。初めてとは思えないほどの上手な踊りに、先生も驚いていました。「また見たいね。楽しかったよ。
」との言葉とともに、笑いと大きな拍手で終わりました。
名倉院長の健康豆知識
「老い」と病気について
「私たちから見れば、ほんの若造なのに」と利用者の方々に言われそうですが、日常生活のちょとした事で
「老い」を意識する年代となってきました。時々、腰掛ける時、どっこいしょと言っている自分にあきれたり、お風呂場の鏡に、
やけに目立つ頭皮にすだれの様に張り付く頭髪に、やがてこの髪の毛もまばらになるのかとあせったり、
つまずく度にこうして転倒して骨折するのだなと実感したり、食事中のムセ込み症状に、若い頃はこんな事は無かったのにと、
はたと老人という言葉がちらついてくるのです。これらの症状は年とともに避けられない症状とは言え、
老化というのは個人差が大きく、私などより年長の方でそうした「老い」を全く感じさせない方もいます。
年をとるとかかりやすくなる病気についても、全くそうした病気に無関係に一生を終える方もいます。「老い」
とともにかかりやすくなる帯状疱疹やガンについて書こうとした矢先、私自身一昨日飛蚊症を発症しました。他施設に往診中、
看護婦さんと廊下を歩いていて、ひょいと横を向いた時、目の前にクモの様なものが糸で吊るされた様に漂うものですから、
あわてて払いのけようと数回そんな事を繰り返し、やっと実際にはそんな糸やクモが存在しないのに気付き、これは目の中の病気、
飛蚊症だと診断をつけ、思わぬ病気の発症に愕然としました。専門外ではありますが、幾人かの患者さんに飛蚊症の診断をし、
病気ではなく老化に伴なう事が多い、硝子体の生理的現象だと説明してきましたが、以前利用者の方が話されていた
「年をとると考えもしなかったようなことがいろいろ身体に起きるのよ」という言葉が鮮明に思い出されました。
ところで、老化と共に発症しやすい帯状疱疹ですが、飛蚊症が単に硝子体の老化による単純なものであるのに対し、帯状疱疹の発症は複雑です。
小さい頃水痘ウィルスにかかると、ウィルスは通常鼻やのどに住み着き、そこのリンパ節で増え、肝臓や脾臓などにも散らばり、
全身にウィルスが巡る事により皮膚に水疱が形成されます。それと共に私達の身体にウィルスに対する免疫システムが完成し、いわゆる
「免疫がある」状態となり、二度とその病気にかからずに済む訳ですが、帯状疱疹の場合、そのウィルスが神経の奥深くに潜み、
免疫システムの破綻とともに末梢知覚神経に出現し、独特の痛みを伴う皮疹を発症するのです。実際のところ、
いわゆる老人や免疫抑制剤を使った人およびエイズなどの免疫の低下した人によく出現しています。
胸のあたりに痛みを感じ、狭心症はたまた心筋梗塞と心配して来られた方が、その独得の何とも言えない痛み(ピリピリ、チクチク?)
から帯状疱疹かもしれないと様子をみていたら、
しばらくして虫に刺された様な発赤と水疱を伴った皮疹があらわれるなどというのはよくある事で、理屈からすれば神経のあるところ、
所構わず出現する筈で、さる妙齢の五十代の女性などは、「先生、お尻のあたりがいたいの~」と少し色っぽく、上目づかいに話されるので、
こちらもいくらか恥ずかしい気分になり診察をためらって、「肛門周囲に湿疹でもできているみたいですね。外用剤で様子みましょうか」
と返答したら、「でもとても痛いの~、でも恥ずかしい」と口ぶりから相当痛いに違いないと判断し、
診てみたら肛門周囲に典型的とも言える発疹を見つけ、後日、あの時診察しておいてよかったねと何度も二人して喜んだものでした。
かの女性の場合、重篤な基礎疾患はありませんでしたが、数年前の打ちひしがれる様な不幸が免疫システムを狂わせたのかも知れません。
帯状疱疹ウィルスは免疫システムの綻びから出現すると言われていますが、体内にいるウィルスは常時増殖しようとしている訳で、
実際のところは、私達の「免疫がある」状態とは、一生涯にわたってウィルスと格闘し、
隅っこに追いやって発症を予防している状態と考えた方が、現象を説明している場合もあるようにも思います。
ちょうど日々出現している異常細胞やガン細胞を私達の免疫システムが駆逐している様にです。ガンの発症とは、
そうしてガン細胞を駆除していた免疫システムの綻びでもあるのです。見てきた様に言いますが、
ウィルスと免疫に関する話はいずれにせよ薮の中で、一筋縄でいかないのが実情のようです。
右目の前に漂ったり、すばやく動いたりする黒いゴミの存在にうっとうしいなぁと思いつつ、これも何等かの「老い」
の警報と前向きに捉えているのです。
☆各事業所行事予定☆ 8月のイベント
☆通所リハビリ☆
11日 民謡踊り教室
20~23日 お誕生会&納涼祭
23日 南橘フォークダンス発表会
30日 ヴィクトリー川田とブルーサウンズコンサート
☆療養棟2階☆
6日 おやつ作り(かき氷)
14日 買い物ツアー
20日 流しそうめん
27日 お誕生日会
☆療養棟3階☆
10日 流しそうめん、花火
14日 買い物ツアー
21日 おやつ作り(かき氷)
28日 お誕生日会
☆デイサービス明月☆
4日 誕生日会
11,12,13,16日 流しそうめん
20日 ミニ夏祭り
27日 カラオケ慰問
29日 外食ツアー
☆グループホーム明月☆
20日 ミニ夏祭り
3,10,24日 ドライブ
未定 外食ツアー
☆デイサービスゆめさき☆
11~13日 おやつ作り
14~16日 映画上映会
19日 お誕生会
25~30日 納涼祭
☆グループホームゆめさき☆
未定 誕生会
外食ツアー
☆わきあいあい☆
7日 そば会食
12日 スイカ割り
16日 焼き鳥パーティー
22日 涼を求めてドライブ
30日 バーベキュー
☆あかしあの里Ⅰ☆
3日 日輪寺祭り参加
9日 前橋花火大会鑑賞会
中旬 おはぎ作り
29日 外食予定
☆あかしあの里Ⅱ☆
24日 誕生日会
予定 花火大会
ミニ納涼祭
流しそうめん
☆あかしあの里Ⅲ☆
11日 花火大会
12日 誕生日会
15日 手作りおやつ(おはぎ)
予定 夢を叶えるツアー
☆涼風の家☆
未定 夕涼み会
ドライブツアー(榛名湖)
☆グループホームしらさぎ☆
20日 誕生日会
中旬 赤城山ハイキング
未定 バーベキュウ大会
新事業所オープン間近
ふじみケアセンター 星辰の家 九月開設へ
平成20年9月より、ふじみケアセンター星辰(せいしん)の家が開設いたします。
【施設概要】
住所
勢多郡富士見村時沢703-1
電話
027-212-8800
小規模多機能ホーム 星辰の家
登録25名(通い15名・宿泊9名)
グループホーム 星辰の家
入居者9名
今年度も始動。委員会活動報告
親睦委員会主催『ソフトバレー大会』
今年度親睦会の初の行事、ソフトバレーボール大会が6月27日群馬アリーナにて開催されました。まだ梅雨も明けず蒸し暑い中、
各部署より多数の参加を頂き本当に有難うございました。チーム編成も即席のチームでしたが、
試合を重ねることでチームワークがとれていきました。
全日本チーム顔負けのコンビプレーや目の覚めるようなスパイクを決めるなど白熱した内容に、
結果フルセットまでもつれる展開が数多く見受けられました。声を掛け合い、励ましあって逆転勝利したチーム、
粘りに粘り最後の一点に泣いたチーム、予想を上回る展開に、当初予定した時間では間に合わず一番の見所、決勝戦、最下位決定戦は、
ジャンケンにて決めることに・・。
見事、優勝を決めた 外松先生チーム、おめでとうございます。次回も恒例行事、新たな行事と実行していき、
各部署の交流を深めていけたらと考えております。
今年も感謝祭開催決定!
毎年恒例の感謝祭の日程が決まりました。夏が終わり秋も深まり始める、9月28日(日)に開催致します。今年は、
前年と違い二ヶ月ほど早めの開催になっております。
夏が終わり秋になり始めという季節に開催になるので前年とは違った感謝祭になると思われます。
今年のテーマは「広げよう笑顔の輪 繋げよう感謝の気持ち」前年同様、
職員だけでなく利用者の皆様にも楽しく参加して頂ける催しを目指して、委員一同いろいろ考えております。今年の感謝祭、
色々な方々が楽しめるよう企画しておりますのでお楽しみにしてください!今年も恒例の各種イベントを行い大好評の模擬店も開店します!
イベント・模擬店については只今企画を練っている段階なので決まり次第発表していきたいと思います。
ボランティアの紹介(民謡踊り教室)
通所リハビリでは、毎月一回、民謡踊り教室を行っており、河野先生と飯嶋先生が、指導の為に来館して下さっています。
利用者の皆様は、踊りの輪に参加したり、座ったままで曲に合わせて手を動かしたり、手拍子したりと、それぞれの形で参加されています。
体操とは違い、柔らかな動きはなかなか難しいですが、丁寧でわかりやすいご指導のおかげで、踊りのレパートリーも少しずつ増えています。
また、年に数回、河野先生が踊りの指導をされている南橘婦人クラブの皆様が来館され、日本各地の民謡踊りを披露して下さっています。毎回、
美しい着物姿で踊る先生方に、利用者様だけでなく、職員も楽しませていただいています。今後も楽しく体を動かし、
少しずつ踊れる曲を増やしていけたらと思います。
リハビリ便り
『セラピスト』
~理学療法士 神道志保~
理学療法とは病気・ケガ・寝たきりなどによって身体が不自由になった方々に対し、体と心の両面から機能回復・維持を図る医療のひとつです。
具体的には基本的な動作や、日常生活活動を改善するための訓練や指導を行っています。また、福祉用具の選定、在宅での介助方法、
住宅改修時のアドバイスなども行います。
リハビリでは利用者の皆様やご家族、職員との間で、それぞれの目標を共有し、より良い援助を目指していきたいと思います。
理学療法士は英語で、(Physical Therapist)といい、一般的にその頭文字をとってPTと呼ばれています。
文芸作品
七夕や 真竹それぞれ たけくらべ
吾亦紅 明日の天気を 風邪にきく
小林 利衛
風鈴の 音に誘われし 青蛙 よしずの影に 真夜を過し
冷やっこ 枝豆ビール 夏本番 七夕かざって よしず囲いて
高橋 三佐男
電線に 雀うたって 雷にげた
日々暑く 子供等 昼声いづこ
山岸 てる
月見草 咲いて彼待つ 土手の上
ひらひらと 願いは深し 七夕祭り
中村 ツル
≪光陰矢の如し≫
足早に 去りし行く日々に 戸惑いて ふっと我に返り 齢たしかむ
≪伊勢神宮に参拝して≫
日の本を 譲り給えと 合わす手に しばしの間 我を忘れる
石坂松代
【地域のミニ情報】
〝介護者のつどいのご案内〟
ふだん介護をして悩んだり、不安に感じたりする事はありませんか?介護の悩みをお互いに情報交換し、肩こり・腰痛予防もして、
心も体もほぐしましょう!お気軽にご参加ください。
◎日時:8月29日(金)14:00~16:00
◎場所:南橘公民館
◎内容 「肩こり・腰痛予防体操」
①「肩こり腰痛予防体操」梅沢先生(前橋テルサ)
②「市・保健福祉サービスについて」支援センター
③「情報交換会」お茶を飲みながら情報交換をしましょう
◎参加費無料!
●主催、お問合せ先
前橋市在宅介護支援センターほのぼの荘 ℡269-1207
編集後記
今月号のさんぽみちは、療養棟のソーメン流しと、ぽらりす保育園の七夕祭り、ゆめさきの家族会の模様を特集いたしました。
いつの間にか大暑も過ぎ、七夕飾りの短冊もどことなく暑いといっているような日々でしたが、今回の紙面から、
みなさまに少しでも涼しさが届けばうれしく思います。「8月号さんぽみち」いかがでしたか。次号も楽しみにして下さい。
吉田 智