平成20年10月号
10月号もくじ
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・広がった笑顔の輪◎つながった感謝の気持ち♪
・心に響く大正琴
・元気一杯は笑顔の素
・先月の活動報告
・名倉院長の健康豆知識
・☆各事業所行事予定☆ 10月のイベント
・ボランティアの紹介
・栄養課便り『 旬 』
・火の用心!秋の火災訓練
・南橘中学校職場体験学習
・文芸作品
・編集後記
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広がった笑顔の輪◎つながった感謝の気持ち♪
9月28日、さわやかな秋空のもと、法人挙げての一大イベント「感謝祭」が、利用者様やご家族、地域の方々、ボランティアの方、
法人内の各部署から職員が参加し、盛大に開催されました。
当日は、午前中に職員総出で地域の清掃活動、イベントの準備・会場作りを行い、午後から「感謝祭」本番です。
名倉院長の開催の挨拶でスタート、プログラム1番は柴田雅子様、増永浩子様による大正琴の演奏です。やさしく心洗われる、
何処か懐かしい音色が会場いっぱいに響き渡ります。そして会場の誰もが、自然に曲に合わせ、唄を口ずさんでいます。
とても安らかな時が流れていきます。続いては、がらりと空気が一変、元気な元気な、ぽらりす保育園の子供たちの登場です。男の子も女の子も、
そろいの花笠を持ち小さい身体を目一杯使って、愛らしく、微笑ましく八木節踊りの披露です。バックでは富士見村八木節連盟の方々が、
鐘や鼓で軽快なリズムを奏でます。子供たちの一生懸命な姿、無邪気な笑顔に、見ている方も自然に目じりが下がり笑顔・笑顔のオンパレード、
楽しい時間をプレゼントされた気分です。その後プログラムは利用者様や職員の出し物と続き、自由時間では模擬店に立ち寄り、
焼きまんじゅうやから揚げを頬張り、ヨーヨーつりやゲームに興じる姿も見られました。最後に皆で「ビリーブ」を合唱し、
楽しいお祭りは幕を閉じました。
今年も利用者様やご家族様、地域の方々、ボランティア様のご理解ご協力により「感謝祭」を開催、成功することが出来ました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
感謝祭実行委員長 柳澤 敏幸
心に響く大正琴
感謝祭当日、院長先生のお姉様の柴田雅子様と、
その御友人である増永浩子様の大正琴の演奏により、会場はやさしい音色に包まれました。曲目は青い山脈、風雲流れ旅、瀬戸の花嫁、知床旅情、
ラデツキ行進曲の5曲です。聞いている利用者の方々は、それぞれに歌を口ずさんだり、手拍子を打ったりして皆さん楽しまれていました。
遠路はるばる素晴らしい演奏を聞かせていただき、本当にありがとうございました。また是非機会があればお願いしたいと思います。
元気一杯は笑顔の素
「かわいいね」「上手上手」ぽらりす保育園の園児による余興では皆さんとても喜んで楽しまれていらっしゃいました。まずは八木節で、
一生懸命に踊っている姿をみて、手拍子をとられる方、又一緒になって振り付けを行う方など、一体となって参加されている様子が見られました。
次は手遊び・歌のプレゼントで、手遊びでは利用者の方々の近くで元気よく披露をしてくださり、ジャンケンをする手遊びの時は「勝った」
「負けちゃった」「ジャンケン強いね」などと触れ合いが出来てとても嬉しかったのか皆さん笑顔でいつもよりも元気な声も聞かれていました。
歌を集中して聴かれているうちに涙ぐむ方もいらっしゃいました。園児の余興が終わった後には「元気をもらったよ、ありがとう」
「なんだか若返ったみたい(笑)」と話してくださる方もいてとても充実した時間でした。園児のみんなありがとう。
先月の活動報告
【星辰の家】
開設して1ヶ月余りが過ぎましたが、職員一丸となって、一歩一歩着実に、気持ち良く過ごして頂けるように頑張っております。
9月25日、敬老会を実施しました。星辰の家では初めてのイベントです。まずは利用者・職員が自己紹介を行い、
職員よりメッセージと写真入りのカードを見ながら笑顔で名前と生年月日を読み上げていきました。最高齢は89歳、
最年少は61歳の利用者の方がいらっしゃいます。ビンゴゲームでは、読まれる数字に「あった」「ないよ」
と皆楽しまれながら過ごしていただきました。最後に、利用者の方のお話として、戦争時代の話をして頂きました。
富士見村から上電まで歩いて行き、旗を持った人たちに送られて電車に乗ったそうです。終戦となり、
日本に帰ってきた時の喜びは今でも忘れられないとのことでした。舞鶴では体も洋服も全身消毒をさせられて、新しい洋服に着替えて、
電車に乗って家に帰ってきたそうです。89年の長い人生の中で一番思い出に残っている1ページを話していただきました。
話はまだまだ続くのだと思いますが、その話の続きはまた次の機会にお話いただきたいと思います。
利用者の方々と職員との初めてのイベントでしたが、楽しい一時を過ごすことができました。この人は歌が好き、この人は話好きなど、
普段の生活では見られない一面も垣間見ることができました。これからも職員一同、
いろいろな楽しみを提供できるように頑張っていきたいと思います。
【グループホーム涼風の家】
9月15日の敬老会の日は「おやつバイキング」、17日には地域の方が大正琴を演奏して下さり、
弦から奏でる音色に耳を傾け一緒に口づさんで楽しまれていました。また地域の大運動会をみにでかけました。スタッフの飛び入り参加もあり
「収穫祭」というタイトルで箱の中に入っている野菜を収穫する競技に、大きな声援を送る姿もみられました。収穫した野菜を手に取り
「今夜のおかずになりますね~」と嬉しそうに話されていました。
【療養棟二階】
9月10日二階療養棟では敬老会でおやつ作りを行いました。今回のおやつも利用者様に手伝っていただき、おはぎを作りました。
もち米を丸める方や餡子やきな粉、ゴマをまぶす方と皆さんで楽しくおやつを作りました。なかにはおやつを待ち切れず、
おはぎを作りながらつまみ食いをしている利用者様も何人かいらっしゃいました。その後、皆さんでおいしく食べました。
いつもは介助で食べていただく方が、自分で手に持って勢いよく食べる姿も見られました。また「おいしいからもう少し頂戴」
という方も何人もいらっしゃいました。
【療養棟三階】
9月28日の感謝祭のなかで、踊りの名手と歌手顔負けの唄い手2名に参加して頂きました。
踊り手の方は出番が来るまでは緊張されていましたが、いざ音楽がかかると、手先まで神経を集中させて、
素晴らしい踊りを披露して下さいました。唄い手の2名の方も息がぴったりで美声を響かせて会場を沸かせていました。
歌と踊りが終わった後はわれんばかりの拍手と歓声で会場は大いに盛り上がり、アンコールがかかる程の盛況ぶりでした。来年の感謝祭もぜひ、
あの素晴らしい踊りと歌声を披露して頂きたいと思います。
【グループホームゆめさき】
9月10日南橘中学校の「福祉体験学習」で4名の男子生徒が来所され、赤城ふれあいの森へドライブに出かけました。
車内では移り行く景色に利用者様の表情も柔らかく会話も弾みました。ふれあいの森の施設内で手弁当を食べ、広いホールを見学し、
戸外で森林浴を楽しみました。孫やひ孫の様な中学生に車椅子を押してもらう利用者様。手を引いてもらう利用者様。
お互いが少し緊張して交わす会話は多くありませんでしたが、暖かい空気が流れていました。いつもと違う時間を楽しまれ、
帰所された方々にはお疲れの様子もなく、また全員で外出が出来ることを祈りました。「福祉体験学習」をされた彼等が将来、
介護の仕事に就いてくれたらいいなぁと思いながら、初秋の1日が終わりました。
【グループホームあかしあの里Ⅲ】
9月28日ホーム内の食堂にて家族会を行いました。まず最初に、ホーム長からこの1年の間に新たに3人の利用者をお迎えしたことや、
ホーム内での出来事・日頃の利用の者皆様の生活状況を報告させて頂きました。次はご家族の皆様にも自己紹介を兼ねて、
一言ずつお話して頂いたりご要望をお聞きしたりと、和気あいあいと親交を深め楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
その後は創春館敷地内で催されている感謝祭へ。自分の家族と共に向かわれる利用者様のにこやかな顔を拝見でき、
スタッフ一同温かい気持ちになりました。最後に、家族の皆様にはお忙しい中出席して頂き、本当にありがとうございました。
名倉院長の健康豆知識
「もどかしい感情」
以前にもこの欄に書いた事がありますが、毎年夏になると、
早稲田大学時代の仲間達と1泊2日のテニス合宿を行っています。もう15年近くになるでしょうか。最初4、
5人で始まった合宿も少しずつ人数が増え、今年は総勢26名の参加となりました。四国は香川からかけつけてくれた男もいます。
前回紹介した自閉症のW君も毎年両親共々参加し、今では自閉症という言葉を使うのがためらわれる程、
ごく普通のたくましい高校生に成長してくれました。小さい頃は他の人がプレー中にもかかわらず、コートを走りまわったり、
突然奇声を発したり、わけもわからず動きまわるなどの行動がありましたが、今では逆に、楽しげに打ち興じるのを横目に、
遊び友達がいるわけでもないので、静かにコート周辺で遊んでいる姿にいじらしさを感じました。
さすがに父親はW君の自制した心が分かるのですね。みんなが疲れ、コートが空いた時「おい、W、テニスやるぞ」と声をかけると、
無関心風に見えたW君が、無表情ながらもいそいそとコートにあらわれたのです。自閉症の子供にとって、
ラケットでボールを打ち返す動作は、とでも複雑で難しいものに違いないのですが、時々ラリーが続くようになっており、
この1年の進歩に目を見張りましたが、ボールを打ち返す表情には、相変わらず変化は見られませんでした。
しばらくして腰痛をかかえる父親と交代し、私が相手をしたのですが、あっちこっち打ち散らかすボールとは関係なく、
何やら自分の中ではゲームをしているらしく、打つ度に5対2、6対2とか数をかぞえ、僕の勝ちと宣言しているのです。
彼にとっては1人遊びなのでしょう。打ち終わって、誰もいなかった風にコートをでようとする彼を、父親があわてて呼びとめ、
「W、ありがとうと言わなくちゃ駄目だぞ」と注意すると、素直に私の方を振り向き、感情のない抑揚で「なくらさん、ありがとう」
と礼を言うのでした。
宿泊は常宿の伊香保温泉、塚越屋七兵衛で、早速温泉につかり、身体を洗おうと腰かけた時、スーッとW君が近寄って来るなり、「なくらさん、
せなか洗いましょうか」と言ったのです。今迄一度として、子供達や誰にもそんな事を言われた事はなく、嬉しいやらとまどいやらしましたが、
タオルを渡しました。日頃の口ぶりでは、情感を感じとれない彼が、背中を流しながら「なくらさん、肌きれいですね」と唐突に話した時には、
思いがけないごく日常的な言葉の内容に笑ってしまいました。自閉症の子は、自分がこうされると嬉しいから、
他の人にもこうしてあげると嬉しいだろうという想像力がかけているといいます。私達は他の人にボールを投げる時、
同時に受けとる人の姿を想像しながら投げるように成長するのですが、自閉症の子は投げながら受け取る相手を想定しにくい様です。
日頃父親の背中を日常的に流してきたW君にとって、背中を流すことは、こうすれば相手は喜ぶだろうからと考えての行動ではなく、
直接的に親愛の情を示すあいさつだったのかもしれません。また、「肌がきれい」という言葉にしても、彼にとっては、
私達が日常的に使う意味あいとは異なったものであるに違いありません。
宴会の近況報告会では、沢山のヤジや怒号が飛びかい、アル中で肝硬変の独身男が「1人っ子の私には相続する人がいないので、
死んだら貯金をこの会に寄付します」と宣言した時には「早く遺言を書け」の大合唱となりました。最後にW君が立ち上がり、
「ことし○○高校を受験し、合格しました。いま、オーケストラに入り、トロンボーンをやっています。
9月14日に○○文化会館でコンサートをやります。みなさま是非来て下さい」と、横からお母さんが「それは言わなくていいの」
と恥ずかしげに言うのも無視して、堂々と自己紹介をしたものですから、やんやの喝采で、是非行くよの声があちこちであがったのです。
私はと言えば、「忙しいから行けないなあ」と言いつつ、内心では、これは何が何でも行かなくてはと、しっかり日時を胸にきざみつつ、
後日予定表に書き入れたのです。コンサートの日も近づき、内緒で驚かせようとたくらんでいたのですが、
場所とオーケストラの名前がどうしても思い出せず、仕方なく父親に電話しました。当日わざわざ受付で待っていてくれた父親に誘導されつつ、
千席以上はあろうかという立派な会場に入ると、合宿仲間がぞろぞろと花束を抱え座っていました。抜けがけができず残念という気持ちと、
彼等の温かい心情が嬉しくて顔がこわばってしまいました。通学する学校のオーケストラぐらいに考えていたのに、
民間の立派なオーケストラのただ1人の高校生として、素晴らしい演奏をしていました。演奏中仲間たちはどんな顔で聴いているだろうと、
チラチラと左右を見ていましたが、みんな一様に瞳がキラキラと輝き、W君のここまでの成長を奏でる、
胸いっぱいのプレゼントに酔いしれていました。W君の事が我が子の様に気になる1番の要因は、父親が我々にとって、
学生時代から愛すべきかけがいのない存在であるからに違いないのですが、同時に、知りあった時から、そのよそよそしい、無表情で、
1人別世界にいるかのような存在と、何とか触れ合うことが出来ないかという「もどかしさ」であったような気がします。
私達が日常共有している意味や、日常的な言葉の「やり取り」ができないもどかしさです。この「もどかしさ」は、ある意味では、
認知症になった方の家族の方々が感じるもどかしさと同質のものであると感じています。「自閉症」と「認知症」を同列に考える時、
いずれの疾患にも、人をおとしめる差別的な意味は含まれない事は、了解していただけると思います。徐々に社会性を失い、
日常的な約束事さえも忘れていく認知症の方は、家族の方々にとってもどかしく感じる存在に変化していくと思われますが、
この感情は愛すればこその気持ちからだと思われるのです。「自閉症」の方はその対応が適切であれば、
徐々に社会の枠の中で生活できるようになりますが、「認知症」の方は社会の枠組みからどんどん離れていきます。
いずれにしてもその身近にいる方々にとっては、もどかしい感情は日常生活上の見守り、援助という、大変な肉体的負担を伴うことになります。
W君の成長した姿を見て、両親の今までの苦労を推察し、同時に障害を抱える人を補助する家族の方々の苦労がしのばれました。
社会性を失い、私達の約束事の外にいる方々にも温かい視線を投げかけられる社会、援助する方々のもどかしい感情が、
許容範囲に抑えられるよう、みんなで助け合える社会が必要だと痛感しています。
☆各事業所行事予定☆ 10月のイベント
☆わきあいあい☆
9~11日 コスモスドライブ
7日、21日 ぶっちライブ
14日 すしバイキング
16日 運動会
23日 芋煮会
29日、30日 お誕生日会
☆通所リハビリ☆
8日 桃川小学校児童発表会
9日 南橘ハーモニカクラブ発表会
10日、11日 運動会
17日、18日、20日 お誕生会
21日 コールポプリコンサート
27日 民謡踊り教室
☆グループホームゆめさき☆
未定 運動会
未定 コスモスドライブ
☆デイサービスゆめさき☆
1日 富士見フラダンス慰問
2~8日 ドライブ(コスモス)
9~11日 映画上映会
13~18日 大運動会
20~22日 おやつ作り
25、28日 誕生会
☆療養棟2階☆
8日 桃川小による八木節披露
9日 買い物ツアー
15日 おやつ作り
22日 運動会
29日 お誕生日会
☆グループホーム明月☆
19日 お誕生日会
未定 食事会
未定 ドライブ
☆デイサービス明月☆
8日 大正琴(慰問)
12日、18日 お誕生日会
未定 どじょうすくい踊り
未定 民謡踊り(慰問)
☆療養棟3階☆
8日 桃川小による八木節披露
9日 買い物ツアー
16日 運動会
23日 おやつ作り
30日 お誕生日会
☆あかしあの里Ⅲ☆
10日 外食
15日 手作りおやつ(田舎まんじゅう)
未定 運動会
☆あかしあの里Ⅱ☆
10日 外食
15日 手作りおやつ(田舎まんじゅう)
未定 運動会
☆あかしあの里Ⅰ☆
11日 十三夜(お団子作り)
13日 お誕生会
下旬 外食予定
☆グループホームしらさぎ☆
下旬 運動会
☆涼風の家☆
17日(予定) 中学校の文化祭見学
18日(予定) 地域の獅子舞見学
未定 買い物ツアー
未定 涼風ミニ運動会
☆星辰の家☆
9日 運動会
16日 ドライブツアー
23日 おやつ作り&お誕生日会
今月のボランティアの紹介
まむれ太鼓
皆さんは、群馬に女性だけの太鼓のグループがあるのをご存知でしょうか。その名は「まむれ太鼓」。群馬をさかさまにして馬群、それを
「まむれ」と読み、会の名前としたそうです。県内だけでなく、県外や、海外にまで出かけて、太鼓の演奏を披露しておられます。創春館には、
創設者のお1人でもある登坂みち子様を中心に、数名の方が太鼓持参で慰問に来てくださっています。9月の敬老の日にも、登坂様、
リーダーの横山様、登坂様のお孫さん、横山様の娘さんなど、6名でお祝いに来て下さいました。登坂様の歌から始まり、
男性顔負けの力強い太鼓演奏、そしてお子さんたちのリズミカルなダンスなど、盛り沢山な内容で、楽しませていただきました。
利用者の皆様にとっては素晴らしいお祝いになったと思います。
今後も皆様のご来館を楽しみにしています。
栄養課便り
『 旬 』 「食の安全は手洗いから!」
栄養士 大平 知穂
これからの季節、
体調を崩しやすくなってきます。風邪に負けない体をつくるには、3食の食事をしっかり摂ることが大切です。ただし、
食事の前の衛生管理を正しく行うことがポイントです。
「てつおの手洗い」
①石鹸をよく泡立てる。
②手の平と甲を洗う。
③指の間を洗う。
④親指を洗う。
⑤指先を洗う。
⑥つめブラシで洗う。
⑦手首を洗う。
ポイントは、忘れがちな「手首」「つめブラシ」「親指」の頭文字〝てつお〟です。
火の用心!秋の火災訓練
当法人では、入居されている皆様や通所を利用されている皆様の安全のため、消防法で定められている消防訓練を年2回実施しています。
本年度は9月25日に第1回目の避難訓練を行いました。本来ならば、入居者の方や利用者の方にお手伝いしていただければ良いのですが、
職員が入居者様や利用者様役になって実施しました。普段使用しない消火器や消火栓の使い方、
緊急放送設備の使い方などを改めて勉強する事が出来ました
南橘中学校職場体験学習
残暑厳しい9月10日、その暑さを吹き飛ばすかのように南橘中学校2年生、17名の皆さんが通所リハビリとグループホームあかしあ、
ゆめさきに元気の風を吹き込んでくれました。南橘中学校では2年生の総合的な学習として介護や福祉の職業に注目し、生命や勤労・
奉仕の尊さを学び、直接高齢者の方と触れ合ったり、働く職員の様子を見学し、福祉活動に対する見聞を深め、
誰もが暮らしやすい社会作りを目指して福祉の職場体験学習を実施しています。
今回、通所リハビリに体験学習に訪れた生徒の皆さんは全員女性でオリエンテーションの後、現場に出られ配茶や配膳、
お掃除等率先してお手伝いして下さいました。昼食は一緒にテーブルを囲んでのお弁当。
利用者様にとって格別美味しい食事になった事と思います。
午後のレクリエーションの時間に、この日の為に練習をかさね準備して下さったピアノ伴奏つきの校歌、唱歌、ダンス、紙芝居の披露。そして、
頭の体操を兼ねた○×ゲーム。なんと、ゲームの勝者にはサプライズでお手製の金・銀・銅メダルの贈呈。
メダルを頂いた利用者様はオリンピック選手にもおとらぬ満面の笑みを浮かべておられました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですが、生徒の皆さんを見つめる利用者様の眼差しは、
終始お孫さんや若かかりし子育て時代のご自身を思い出すかのような、やさしい表情をされていました。
若者との交流は何ものにもかえがたい良薬のようです。
今回の福祉職場体験で、学生さんの感想文の中に将来福祉関係の道へ進みたいと書かれた方が数名いらっしゃいました。医療・
介護現場の人材不足が深刻化する中、力強い救世主たちが沢山、福祉業界で活躍されることを強く願います。
最後に南橘中学校の皆さん有り難うございました。又、是非遊びにいらして下さい。
創春館の利用者様が皆さんの元気な笑顔をお待ちしています。
文芸作品
彼岸花 ひと際赤く 色映へて
畔に色濃く 風に吹かれて
柿の実の 色づき始めた 枝々に
つるべ落としの 夕陽紅差し
高橋 三左男
ひこ孫と 写せりじぃは 歳とらず
小野澤 キミ
編集後記
さんぽみち10月号は、先日大成功に終わった感謝祭についての記事をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
毎年恒例の行事ですが行事企画委員が企画して、スタッフ全員で作りあげていく過程には様々な困難があったと思います。本当にお疲れ様でした。
そして利用者の皆様やご家族様に楽しんで参加して頂いたことに心から感謝いたします。
さてさて季節は徐々に秋らしくなってきました。私は食欲の秋を満喫したいと考え中ですが、皆さんはいかがですか?過ごしやすい季節ですが、
体調を崩さないように気をつけて頂ければと思います。
では来月号もよろしくお願いします。
創春館療養棟3階 広報委員
茂木 信子