平成28年3月号
・しらさぎは地域に根差したホームを目指します
・各事業所便り
・行事予定
・院長先生の豆知識
・文芸作品
・編集後記
しらさぎは地域に根差したホームを目指します
車椅子贈呈式に参加
二月十六日、前橋市鳥取町の芳賀中学校奉仕部による、車椅子贈呈式に参加させて頂きました。今回は当施設とふたばデイサービスの二施設が選ばれました。十六日午後二時より体育館に教職員、全校生徒が集い、芳賀中学校奉仕団長の挨拶から始まる式により、贈呈されました。芳賀中学校は、奉仕活動が活発で、奉仕活動メンバーは、自主的に活動参加を希望された生徒を主体に全生徒が協力される活動と伺いました。一年間頑張って資源ごみ(古紙、ダンボール空き缶、プルタブ)を回収され、その収益を車椅子に変え、地域密着の役割として福祉施設等に贈呈されています。本当に有り難く、感謝の気持でいっぱいです。是非、歴史ある奉仕活動をこれからも、推進され盛り上げて行かれる事を祈念して止みません。この活動を受け、全校生徒の前で感謝の言葉を述べさせて頂きました。奉仕活動を通して地域に貢献されている姿を見て、グループホームしらさぎとしての役割を職員と共により一層認識して行こうと感じました。大事に使わせて頂きます。ありがとう御座いました。
笑顔いっぱいの鬼退治!
グループホームしらさぎでは、二月三日節分の行事を行ないました。ホームの真ん中に椅子に座って輪になっていただき、各々が落花生の入った枡を持って、鬼の登場を待ったその後に赤鬼、青鬼に扮した職員が登場。一斉に鬼に向って「鬼は外」と大きな声を出しながら、豆を投げつけていました。お一人、お一人がとても楽しそうに笑顔いっぱいに豆を投げつけ、鬼が退散した後は、皆さんで落花生を「年の数だけ食べなくちゃ。」と美味しそうに食べていました。お昼には、恵方巻きやけんちん汁を召し上がり、とても高年とは思えないくらいの大きな口を開けて、恵方巻きをまるかじりしている方もいらっしゃいました。「美味しくて食べすぎちゃった。」と話される方もおり、節分の由来の話を聞いたりと、とても楽しく節分の日を満喫されておりました。
今月の事業所便り
涼風の家
鬼退治に大活躍
涼風の家では節分に恵方巻と豆まきを行いました。恵方巻はさすがに丸かじりできなかったのですが、今年の恵方の方角を向いて恵方巻を握って、あ~ん!とやっとところで記念撮影。皆さんいい表情で、とても大きな口を開けていらっしゃいました。そのあとおいしく恵方巻を召し上がっていただきました。豆まきでは職員扮する鬼に、豆を投げつけるのはもちろんですが、鬼の手を捻りあげて鬼を退治してしまう入居者様もいて、大盛り上がりで豆まきを終えることができました。
また、十五日には手作りケーキでお誕生日会を行いました。午前中に皆さんでクリームを泡立てるところから始め、慣れない手つきでデコレーションをしていくと、おいしそうなケーキが完成しました。午後になってお誕生日の方をみんなでお祝いすると、大変喜ばれていらっしゃいました。これからも元気にお過ごしください。
わきあいあい
豆まき大会
デイサービスわきあいあいでは、二月三日に節分の豆まき大会を行ないました。
鬼は外!福は内!と元気に落花生を用いた豆を赤鬼に投げたり、また利用者様も鬼になったりと楽しい時間を過ごしました。その後、皆で豆(落花生)を食べて「笑う門には福来る」ということわざがある様に、今年一年が笑顔で笑いの絶えないわきあいあいで、そして利用者様が健康で過ごせますよう祈願をして豆まき大会がお開きになりました。
明月
まさかのボーリング!?節分イベント
デイサービス明月では、二月四日の春分の日の前日に、節分イベントを行いました。お昼ご飯を召し上がった後、イベントスタートです。鬼に扮した職員とともに、ペットボトルを鬼に見立てて、ボーリング大会を行いました。最初は「えー、豆をまくんじゃないの?」とおっしゃっていた利用者様たちも、真剣にピンを狙い、高得点を獲得したり、笑いを取りに行こうとした利用者様は鬼の恰好をした職員にボールをぶつけてみたりと、大盛り上がりでした。最後は皆さま「こういう節分もたまには良いんねぇ」と満足げな表情で笑っていらっしゃいました。春の訪れをお祝いする節分。これから暖かかくなり、より多くの利用者様を笑顔にするべく、職員一同頑張っていきたいと思います。
通所リハビリ
ぽらりす保育園のお遊戯会
二月十八日木曜日に通所リハビリフロアーでぽらりす保育園のお遊戯会がありました。二十五名の園児のみなさんの歌、打楽器を使ってのふれあい遊び、迫力のあるソーラン節に笑顔と元気をもらった様子で「子供達に元気をもらったよ。本当にかわいいね!!」と涙を流され喜ばれる利用者様がたくさんおられ、「また、来年も見たいから元気でいないとね!」と目標を決めた利用者様もいました。笑顔と拍手が絶えない温かい交流会になりました。
GHゆめさき
Y1グランプリ開催
グループホームゆめさきでは、二月七日に家族会・新年会を行いました。その中で、Y―1グランプリと題し、「ごはんがすすむおかず部門」と「スイーツ部門」の二部門、計二品でゆめさき職員が腕を競い合いました。プライドをかけいつも以上に張り切る職員達でしたが、利用者・御家族様には好評いただくことができ、「どれもおいしくて決められない」とのお言葉も頂けました。投票結果に大喜びする職員や本気で悔しがる職員もいましたが、楽しい食事会となりました。詳しい料理内容や結果は是非ゆめさきに遊びに来てご覧になってください。今年もまた一年、ゆめさきらしい企画を行っていきたいと思います。御家族・利用者の皆様ご協力ありがとうございました。
星辰の家
おいしい豆まき
二月四日に星辰の家では、節分イベントとして豆まきを行いました。今年は利用者様が食べられる様に甘納豆を使用し、鬼に扮した職員を相手に鬼退治を行いました。 豆まきを行う利用者様の表情はとても良く笑顔で鬼に豆を投げていました。鬼が逃げた後は、皆様で豆を食べました。普段は硬いものが苦手な利用者様もたくさん豆を食べて楽しく節分が出来ました。今年も利用者様にたくさんの福が訪れるように願っています。
あかしあの里Ⅲ
今年も元気に豆まき
二月三日に節分をしました。毎年恒例で豆ではなく、チョコレートで鬼を撃退です。元気な人はたくさんのチョコレートを手にみんなでそろって「鬼は外、福は内」と大きな掛け声でまいていきます。そのうち「チョコレートをまくの、もったいないね。」とつまみ食いする人あり、ポケットにしまう人ありで、楽しい時間を過ごしました。お昼にはまるかぶりとはいきませんが、恵方巻を皆さんに方角を伝え食べていただきました。もちろん三時のおやつで年の数というわけにはいきませんが、チョコレートをいただきました。「また来年を楽しみにしましょう。」と今年一年の無事を祈って終わりました。
あかしあの里Ⅱ
誕生日会の手作りケーキ
あかしあの里2では、二月二四日に金井様の九一歳のお誕生日会を行いました。当日はご家族様も参加されお祝いをしました。
入居者様皆さんと盛大にハッピーバースデイの歌を送り、職員による手作りケーキ、プレゼントの品そして職員一同からメッセージカードを贈りました。
ご本人様、ご家族様、共々大変お喜びになり、とても楽しい誕生日会になりました。
ご本人様はケーキがとても気に入った様で「思いのこもったケーキは美味しいね」と満面の笑顔でケーキをほおばって居ました。
新しい一年の健康を職員一同心よりお祈り致します。
あかしあの里Ⅰ
「誕生日会」
あかしあの里Ⅰでは二月五日に二名の入居者様の誕生会を行いました。御二方共にホームで迎える初めての誕生日会に少し緊張された面持ちでしたが、誕生日会が始まり入居者の皆様にお誕生日者様の紹介をし、お祝いの歌を唄うと明るい笑顔も見られ、プレゼントの贈呈やバースデーケーキで記念撮影をパシャリ。ケーキを召し上がると「うんまいっ」と一言、ぺろりと召し上がっておられました。ホームで初めてのお祝いでお二方の笑顔が沢山みられて嬉しかったです。これからも良い思い出になるお誕生日会を催していきたいと思います。
クリニック通所リハビリ
灯りを点けましょ雪洞に~♪
可愛い御雛様ができました!
三月桃の節句ということで、クリニック通所リハビリではフェルトでお雛様作りをしました。作り方は至って簡単!切ってあるフェルトのパーツを、順番にボンドで貼っていくだけです。「私にもできるかね?」など、不安の声もありましたが、沢山の方々が参加してくださり、個性豊かなお雛様が続々と出来上がりました。仕上げには、皆様それぞれ目と口を書いていただいたのですが…不思議とご本人の顔と似ていて驚きました。中には、口髭のあるお内裏様もいましたよ。
ゆめさきDS
ゆめさき節分会
三日(水)、デイサービスセンターゆめさきでは、節分会を行いました。最初に、節分の由来を話したところ、諸説あり、皆様興味深そうに聞かれていました。続いて、年男の紹介です。周りの利用者様、スタッフから大きな拍手が送られ、御本人様も大変喜ばれている様子でした。紹介の後は、「鬼は外」「福は内」の掛け声にのせて豆まきです。円形に並んだ利用者様全員に、カラーボールをお配りしたところ、奥の脱衣場より黄金の鬼が、グループホーム側より銀色の鬼が姿を現しました。近づいてきた鬼に向かって、一斉に利用者様が、カラーボールを投げます。鬼は必死に逃げましたが利用者様の気迫に圧倒され降参、見事鬼退治する事ができました。その際、鬼役の職員のリアクションがとても面白く、利用者様からたくさんの笑い声が聞かれ大変盛り上がりました。
テーブルを戻し、一息ついた所で、今度は恵方巻き作りです。各利用者様に小皿を提供し、一枚を四等分に切った海苔を配り、酢飯を乗せ、錦糸卵、細切りにしたきゅうりと干瓢を入れていきます。最後に桜でんぶを振り掛け、巻いたら完成です。皆様とても真剣に、時に笑顔見られながら、楽しまれている様子でした。出来上がった恵方巻きを、今年の恵方である南南東の方角を向いて、豆茶も一緒に召し上がって頂きました。大満足の様子でした。
日本の伝統的行事である節分会。皆で笑い、楽しみながら一年の邪気を払う事が出来ました。
療養棟二階
慰問 ちんどん屋
療養棟二階では二月二十八日に慰問でちんどん屋に来ていただきました。毎朝放送されている「朝が来た」の主題歌「三百六十五日の飛行機」の演奏から始まり、他にも「上を向いて歩こう」「朧月」「川の流れのように」「荒城の月」「四季の歌」「茶摘み」「夏の思い出」「春が来た」「故郷」「リンゴの唄」を演奏していただき、利用者様も自ら手を挙げ、マイクで歌ったり太鼓を叩かせていただいたり、鐘を鳴らせていただいたりとめったに体験出来ない事も出来て利用者様の笑顔又利用者様から「懐かしかった。」「きれいだね。」「また、来てね。」と声をいただきました。
これからも、利用者様に楽しんでいただけるイベントを開催していきたいと思います。
療養棟三階
恵方巻作り
療養棟三階では、十八日におやつ作りで恵方巻きを作りました。用意したのりと薄焼き卵に酢飯を敷き、その上にかんぴょうやきゅうり、にんじんをのせて巻く作業を皆様でやっていただきました。職員が間に入って細かく説明しながら行っていると、ほとんどの方が「巻くと崩れちゃって難しい」などの声が聞かれましたが、中には巻く前から自信たっぷりに「昔よく巻いていたからこんなのはお手のもんだ!」という声も聞かれました。巻き終わり職員の方で切り配ると、待ちくたびれていたようにすぐ召し上がっている方もみられました。皆様笑顔で恵方巻きを作り「おいしかった」「楽しかった」などと聞かれたので、皆様が楽しめたイベントになったと思います。
春らんらん
荒牧町ともしびコーラスコンサート
二月十八日に荒牧公民館で活動している『ともしびコーラス』の方達十五名が慰問に来てくださいました。第一部はコーラスの方達に四曲披露して頂き、皆様それぞれに「すごく綺麗な声ね。」「男性の声がしっかりしていて聴いていて気持ちよかったわ。」と歌声に聞惚れ、関心顔で話されていました。第二部はコーラスの方と一緒に、皆様大きな声で楽しそうに歌を唄いました。普段大きな声を出すことをされない方も一生懸命唄われている姿を見て職員が嬉しくなり笑顔になっていました。これからも楽しい時間を過ごして頂けるよう、たくさん工夫をしていきたいと思えた瞬間でした。
朱雀の家
皆で鬼退治
二月三日に朱咲の家では節分イベントを開催しました。節分の由来等を利用者様、職員で勉強した後、恐ろしい音楽とともに青鬼が登場!悲鳴と歓声が入り交じる中、「鬼は外!福は内!」のかけ声で一斉に豆がまかれました。必死の抵抗もむなしく、青鬼が力尽きると全員で「バンザイ!」の大合唱、無事終了かと思いきや、さっきまで司会をしていた職員が赤鬼に変身。再び「鬼は外!福は内!」のかけ声とともに先程より力の入った豆が赤鬼に命中。見事に赤鬼も退治することが出来ました。改めてバンザイの大合唱をして、最後は今年一年の無病息災を願い全員で「福は内ー!」と大きな声で締めくくりました。朱咲は今年も幸せいっぱいな良い年になると確信した素敵な一日でした。
今月のイベント
☆涼風の家☆
3日 桃の節句
11、25日 お誕生日会
17日 いきいきサロン
23日 認知症カフェ
☆わきあいあい☆
3、4日 梅見散策
28日 お誕生日会
☆明月☆
3日 ひなまつりイベント(DS&GH)
14日 ホワイトデーイベント(DS)
☆通所リハビリ☆
2日 ひな祭り
3日 南橘リコーダーの会
7日 ケーナサークル
10日 民謡踊り教室
21日 テンプス
22~24日 お誕生日会
25日 さくら筝
☆GHゆめさき☆
3日 ひな祭り・誕生日会
11日 お誕生日会
14日 ホワイトデー
未定 外出(梅見ドライブ)
☆星辰の家☆
3日 おやつ作り
4日 ひな祭り会
10日 お誕生日会
☆あかしあの里Ⅲ☆
3日 ひな祭り
13日 誕生会
21日 手作りおやつ(ぼたもち)
26日 食事会
☆しらさぎ☆
3日 ひな祭り
28日 お誕生日会
中旬 おやつ作り
☆朱雀の家☆
3日 ひな祭り
14日 ホワイトデー&お誕生日会
☆春らんらん☆
3日 ひな祭り
11日 笑いヨガ慰問
22日 コーラス慰問&お誕生日会
☆あかしあの里Ⅰ☆
3日 ひな祭り
17日 おはぎ作り
27日 家族会
☆あかしあの里Ⅱ☆
3日 ひな祭り
17日 おはぎ作り
27日 家族会
☆ゆめさきDS☆
2日 ぽらりす保育園交流会
3日 ひなまつり
7、17日 お誕生日会
7~9日 おやつ作り
18日 富士見だんべえ会
22日 久保さんカラオケショー
24~26日 上映会
☆療養棟二階☆
2日 ひな祭り
16日 おやつ作り
23日 お誕生日会
☆療養棟三階☆
3日 ひな祭り
17日 おやつ作り
24日 お誕生日会
院長先生の豆知識
「シャラポワの陰謀?」
昨日(平成二十八年三月八日)、ロシアのシャラポワが禁止薬物を使っていたと大々的に報じられました。テニス愛好家なら誰もが知っている女子選手ですし、女子のアスリートとして世界一稼ぐ事でも有名でした。現在二十八歳、女優以上の美人で、十代の頃は長身(百八十八センチ)でありながら、妖精と呼ばれていました。妖精と薬物のミスマッチから世界に衝撃が走ったのでした。使っていた薬物は?と見てみると、メルドニウムという今迄聞いた事もないものでした。調べてみると(今では簡単に携帯で調べる事ができます)、一九七〇年代にロシアの隣ラトビアという国の会社が開発したもので、一九八三年頃からロシアや東欧の国々で使われていたようです。日本やアメリカ、西欧などでは薬として認められていなかったのですから、今迄日本で知られていなかったのも仕方ありません。アナボリックステロイドのように、女性でありながら筋肉隆々となる類の薬ではなく、効能としては、身体の免疫の活性化と心臓の筋肉の保護、持久力がつき、疲れをとりやすくするというのです。こんな薬があれば誰でものみたくなりますね。ここからは私の調査による推論ですが、この効能の根拠については、どうやら、身体のエネルギー代謝を効率よく行なうという事にあるようです。
食事として摂ったものを、全身の細胞(主に筋肉)で効率よく燃やすお手伝いをする薬だというのです。私達の身体は一個々の細胞から成っています。その一個々の細胞は生きる為にエネルギーを作っています。そのエネルギーの工場がミトコンドリアなのですが、メルドニウムはどうやらそのミトコンドリアでのエネルギー産生を助けるというのです。そんな顕微鏡でやっと見える存在の世界ですから、化学式で説明がつくとしても、誰も検証する事ができません。できなかったからこそ日本やアメリカ等で薬として認められなかったのです。それでも三十年以上も生き残ってきた薬という事では、効能はいざ知らず、少なくとも重篤な副作用のない薬とは言えるでしょう。効能には注意が必要です。「朝の目覚めが違うんです」「朝起きた時シャキッとしています」「膝がとても楽になりました」等々、テレビの片隅に小さく「個人的な感想であり、効能を示すものではありません」と申し訳していますが、そんな個人的感想が先入観を与えてしまうのです。多分シャラポワもこれをのむと、持久力がつき疲れがとれやすくなるとの先入観からのみ始めたのでしょう。毒にならなければ先入観の効能が効いてくる筈で、それが十年も服用する事につながるのです。しかし、ここで確認して頂きたき事は、私達の元気の素がミトコンドリアにあるというまぎれもない真実です。そして、そのミトコンドリアを効率よく働かせることが、免疫を活性化し、動脈硬化やガンを予防し、疲れにくい身体にするのです。薬でそんな事ができればと願ってはいますが、多分そんな薬は今後も出てこないでしょう。現在では、薬を使わなくてもミトコンドリアの働きを高める方法は分かっています。その一つとして、この欄で度々言っているように、運動があります。少し息切れをするような動きを入れた運動が、ミトコンドリアを活性化させるのです。従って日頃ハードなトレーニングをやっているトップアスリートは、もう既に目一杯ミトコンドリアの働きを高めている筈であり、薬を使ったからといってそれ以上ミトコンドリアの働きが高まるとはとうてい考えられません。したがって、禁止する必要のなかった薬だと思いますが、禁止されると、さも効果があるかのような錯覚が与えられ、自分も使ってみようかと思うから不思議です。この事件のお蔭で確実にメルドニウムの名前が知られ、売り上げはのびるでしょう。世界中から会社に注文が来るかも知れません。これは禁止薬物として有名になる為の、シャラポワと製薬会社の陰謀かも知れません。テニス生命は失ったとしてもシャラポワには毎年多額の広告収入が入るならば、文句はないのかも?映画のストーリーとしては面白いと思いますが、実際はどうでしょう。
文芸作品
寒空の こぶしの花芽 少しずつ
大きくなるを 見守りてゐつ
やぶ椿 恥らうごとく かくれ咲き
冬将軍は 今朝も来ている
雪の夜は 風呂での声が とおるもの
古き十八番の あの「かえり船」
テレビでの 「あざみの歌」に 大昭和
心が叫ぶ 青春の歌
エッセイと 短歌と旅ある わが残生
楽しみ持ちて 山にいとしむ
影山 えいじ様
春の風 八萬山に 桜咲く
春突風 庭のジュウタン まくり上げ
立春が 過ぎてもいまだ やまぬ風
菅野 邦夫様
若かりし 心の想い 数多し
夫婦の想い 老いてもいまだ
春彼岸 今年も行こう 早逝の
妻を偲びて 花をたむけに
高橋三佐男 様
塩野 金次郎様
田村 とし江様
リハビリコラム
作業療法士(OT)ってご存知ですか?
『リハビリの人』と皆様に声をかけて頂きますが、『リハビリの人』には三職種ある事をご存知ですか?老健ではひとまとめにされがちなリハビリの三職種には、それぞれに得意な事があります。その中でも今回は作業療法士についてお伝えしたいと思います。作業療法士の得意な事は、
①日常生活のリハビリ
②心の病気や認知症のリハビリ
③物を作る事や物に工夫をする事などです。
普段の生活の中で「箸を使うのが大変になった。」「トイレに行くのが大変になった。」「調理をしたいけど調理器具が使い難くて...」など、本当は自分でしたいのにできない事に対して使いやすい道具や簡単に出来る方法などを考え提案させていただいています。“作業療法士の○○”なんて覚えにくいので、略して“OT(オーティ)の○○”と声をかけて頂けると嬉しいです。
作業療法士 堀内 友加里
編集後記
今月号はいかがだったでしょうか。二月は節分会やバレンタインなど様々な行事がありましたね。節分と言えば豆まきですが最近では関西由来の恵方巻を食べる文化が関東圏でもだいぶ根付いてきました。私自身も初めて恵方巻を食べました。人や物の移動が多い現代だからこそ国内だけでなく、国外の文化も多く入ってくるのかもしれませんね。来月号もよろしくお願いします。
リハビリ 中里拓也